ガンパウダー・ミルクシェイクのレビュー・感想・評価
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マカロニウェスタンをベースにあるみたいな。
タランティーノのライト版かな?
アクションは、テンポよく良かった。
カーラグギノがいなくなるのは、寂しいかな。
まあ
三連休に気楽に観るアクション映画だな。
カレン・ギランがカッコいい
暗殺組織の凄腕殺し屋サマンサは、裏切り者から金を回収しようとしたが、ターゲットの娘エミリーを助けたせいで金の回収が出来なくなり、組織を追放され、命を狙われることになった。次々と送り込まれる刺客たちを倒していったサマンサは、かつて殺し屋だった3人の女たちの図書館にエミリーと逃げ込んだ。サマンサは再会した母、3人の女たちと本の中に隠された武器を手に、刺客と戦うという話。
サマンサは悪く無いのに命を狙われて割に合わないなぁ、って思っていたが、母と会えたし、結果的には良かったのかも。
ミルクシェイクがいいアクセントになってた。
サマンサ役のカレン・ギランがスタイルも良く、アクションも素晴らしく、カッコ良かった。脇を固める母役のレナ・ベディも良かったし、3人の元殺し屋も良かった。
エミリーも可愛かった。
サマンサが着てたTシャツに「マシュマロ」ってカタカナで書かれてたが、日本リスペクトで嬉しかった。
そのスジの大人の図書館
多彩なガンとカレン・ギランだけでも満腹気分。母性とフェミニズムをノワールに混ぜ混ぜ。二丁拳銃有りーの、二人羽織ポルシェ有りーの、ミニガン有りーの、格ゲー有りーの、「必殺仕置人」有りーので、キャッキャッしまくりです。ダイナーの決闘は、キングスマンばりの無茶撃ち大量殺戮。メイン・ディッシュは二品有りまっせ!的なサービス精神も有り難いw
ちょっとコレはヤバい。ライリー・ノースもANNAも軽く振り切る会心の出来。
続編希望です、コレ。面白かったです。と言うか、設定美味し過ぎ、キャストハマりすぎ、時節的にも流れに乗ってたりするしでw
楽しかった。とっても。
大好きなB級要素てんこ盛り
凄腕の女殺し屋サムの絶体絶命のピンチをアシストしたのは…⁉︎最高にキュートな相棒と魅せるアクション&バイオレンスが素敵。
アクション自体にそれほど新しい衝撃や驚きはないけれど捻りの効いたアイデアにワクワクさせられました。
脇を固める女殺し屋達もこんなキャラ設定好きでしょ?なツボを突く魅力的な個性の持ち主で興奮。自分の推しはマデリンです。
個人的にはダイナーで銃器を預かるローズが実はやたら強いのでは⁉︎と少し期待していました。
細かいことを気にせず愉しめて好きな要素てんこ盛りのB級臭が堪りません。
直線一気
日本での公開時期がそこまで差のなかった同じ女性アクション映画「355」が正直ハズレのような作品だってのですが、今作は予告から少しポップな匂いを漂わせていたので楽しみにしながら鑑賞。
いや〜最高に楽しい映画でした!細かい事は気にすんな!っていうのが画面越しに伝わってくるバイオレンスアクションコメディでした。
・アクションがもうキレッキレ
カレン・ギランは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのネビュラで初めて知ったため、素顔自体は他の作品で知りました。他作品でのアクションもとても良く、今作でもその手腕は発揮されていました。最初の3バカとのボウリング場での攻防戦、いきなり胸を鷲掴みにされました。横スクロールで画面を進めていき、テンポ良く打撃戦を繰り広げていきます。3vs1という不利な状況でも敵を利用しての回避や共倒れを利用したり、元々持っていたケースで守備をしたり、ボウリング玉でボッコボコにしたり、そのまま投げて頭にクリーンヒットさせたりと楽しい映像満載でした。その後駐車場に逃げ込んだ泥棒たちの残党もモップの柄の部分で心臓を突き刺すのも痛い!と思ってしまいつつも爽快なシーンでした。
懲りずに治療中ながら挑んできた(というかボスに指示された)骨折や車椅子移動のハンディキャップを背負った3バカvsその3バカや主人公サムが誤って殺してしまった患者を治療してもらっていた医者が腕を麻痺させる注射を打たれて手が動かなくなったサムという、両者ハンディキャップ戦というなかなか珍しい戦いも繰り広げられます。誤って殺してしまった人の娘エミリー(肝が座りまくっている)に協力してもらって銃とメスを両手に装備して、椅子にトレイをつけて弾丸避けに使うという創意工夫の凝らされた状態での開幕、とにかく不自由だから動きがモタモタしながらの戦闘だけれど、その中でもメスを首ににブッ刺したり、3バカの銃を3バカに向けて撃たせたり、壁蹴りからの天井蹴りをお見舞いしたり、鈍器を顔面に思いっきりベシャりしたりと大盤振る舞いかと思うレベルの暴れっぷりでした。
その後、3バカが所属しているファームに後を追われ、地下駐車場での狂ったバトルもまた良かったです。エメリーに代わりに運転させるという暴挙をやるサムもサムですし、そこはかとなく柔軟な対応を見せるエミリーも抜群に良かったです。止まったり、動いたり、首が見事に切れたりと、飽きを見せないハイクオリティな狭い戦いでした。
図書館でのバトルも本から武器を取り出すという仮面ライダーの変身アイテムみたいな感じで心ウッキウキで観ていましたし、仲間たちも全部解放するかの如く銃は撃つわ、チェーンで首を絞めるわ、刃物でブッ刺しまくるは、アホなくらいマシンガンで撃ち抜くわで、映像が赤一色になるんじゃないかと思うくらいド派手でした。
最後のダイナーでのスローモーションでの殺戮も程よい味わいがありました。ファームの人間が全員向かってくるけれど、見事に眉間や足や心臓を撃ち抜かれ、窓から逃げようとしたら横っ腹を撃ち抜かれ、笑うしかない殺戮祭りが展開されていました。
と、アクションシーンだけでも凄いクオリティのものが観れましたし、ずっと真面目ではなくどこか気の抜けている場面が良い塩梅になり、あっという間に映画は終わってしまいました。終始子供を助けるという目標のために動いていたのも好印象です。
続編も決まったみたいなので、早く観たいです。あのスカジャン売ってないかな〜。
鑑賞日 3/18
鑑賞時間 17:50〜19:55
座席 D-12
【初期、タラちゃん作品愛に溢れる、血まみれ”図書館戦争”。強き女性達がバンバンと弱っちい男達をぶちのめす”Kawaii"を随所に散りばめた爽快ポップカルチャーブラッディアクションムービー。】
ー ”会社(ファーム)”と呼ばれる暗殺組織に所属するサム(カレン・ギラン)は、組織の金を持って逃走した会計士の男を追うが、彼は誘拐された娘エミリーを助けるため金を持ち逃げしようとしていた。
男を殺してしまったサムは、真実を知り、男の娘を保護する。
追って来る、組織。過去の仕事から別の組織からも追われて・・。-
◆感想
・今作を観て想起してしまったのは、初期タラちゃんの「レザボア・ドッグス」と「パルプ・フィクション」である。
スローモーションを多用した、ダイナーでの数々の銃撃血まみれシーンからである。
・今作では、血がドバドバと飛び散るのであるが、タラちゃんの作品と違うのは、今作の主人公が”強き女性”達であることである。
・”図書館”の棚に整然と並べられた分厚い本の中に収められた数々の銃、爆弾という設定も面白い。そして、”図書館”を仕切るのが3人の強き女性、アンナ・メイ(アンジェラ・バセット)、マデレーン(カーラ・グギノ)、フローレンス(アジア代表、ミシェル・ヨー)であるという事も。
・15年以上、所在が分からなかった殺し屋の母スカーレット(レナ・ヘディ)も参戦して・・。
■弱っちい男達
・”会社(ファーム)”からサムの追っ手として、遣って来る完全にサムから上から目線で対応される3バカ男達。サムにより、血だらけになりながらも笑気ガスを吸っている姿。
・殺し屋専門?の医師。サムに両手が使えなくなるクスリを打つが・・。
- 両手が使えない中、誘拐されたエミリーの協力の元、サムが3バカ男達を始末するシーンは、良く出来た、お笑いも盛り込んだアクションシーンである。ー
・パンダ型のキャリーケースに入った身代金を取り戻した息子を殺された犯罪組織のボスが放った刺客達が仲間割れにより、アッサリとサムにヤラレルシーンも面白い。
ー 両手が使えないサムがエミリーを膝の上に乗せて、真紅の車を運転させ、男達の乗る黒い2台の車を壊滅させるシーンは、色彩も含めて、良く考えたなあ・・。ー
<今作は、今や国際語になった”Kawaii"を随所に散りばめた(パンダ型のキャリーケース、ミルクシェイク、日本語がプリントされたピンクのTシャツ・・)”強い女性達”が”弱っちい男性達”をコテンパンに叩きのめす、ポップカルチャーブラッディアクションムービーである。>
もしもカネコアツシの漫画「BAMBi」が実写化されたら……
主人公、どっかで見たことあるなーと思っていたら
「ジュマンジ」に出てたあの子だったんですね!
ロック様と並んでたから分からなかったけど
身長も180cmあって
そりゃ迫力あるアクションを見せられるわけだ!
最近量産されてるガールズパワー系映画
ちょっとお腹いっぱい感があったのですが
今作は
「300スリーハンドレッド」のようなスローで見せるダイナーでのアクションシーンや
アナ・メイは女サミュエル・L・ジャクソンか?
というくらいにFワードを連発するとことか
眼帯をするフローレンスなど
個人的にツボるとこが多くて
自分の中にある中二病が疼いて堪らない。
カネコアツシさんの「BAMBi」という漫画があるのですが
ピンク髪の少女が幼児を連れて1人で戦いまくる物語で
きっと実写化したらこんな感じになるかなと思いました。
(実際日本で実写化の話があった筈なのですが、立ち消えになったぽくて、どうしたのかな……)
この映画がツボな方はきっと気にいると思います。
良かったら漫喫などで読んでみて下さいください笑
映画は続編を製作中との事で
めちゃくちゃ楽しみにしております!
姉さん達強い!!!
複雑な事情で育った少女が、いつしか殺し屋となり、仕事上の成り行きで生き別れた母に再会し、成り行きで命を助け、また手助けしてもらった少女との不思議な信頼関係が生まれる。。という予想外の展開で面白かったです!!
子どもの彼女に運転してもらうしかない切羽詰まった状況でも、主人公のアドバイスで駐車場の攻防乗り越えちゃうところが圧巻の演出でした!!
そして再会した母の秘密。。図書館のお姉さま方含めて活躍が凄かった!!昔とった杵柄は大事にしていこう、と思える作品でした。
スパイアクションものとはまたちょっと違う、ボスの手下だけど完全に主人公の引き立て役にしかならないおじさん3人組とか(笑)コメディータッチもほんのり入れつつ、強〜い女子達を堪能する映画でした!!
助けた女の子は自称弟子って本人が言ってたし、やっぱ跡を継いで続編もアリかな〜なんて思いました。複雑な家庭環境とともに、銃社会だから出来た映画だな、という感想です。
そして大事なメッセージ。007でも思いましたが、足は鍛えて、普段からいざという時に蹴りが出せる体力作りをしておこうと思いました!!
既視感が
設定といい、アクションといい、どこかで見たようなものが。
なんらかのオマージュなんだろうな。
全体的に無難な感じでまとまっていて、悪くはない作品。
ただ、銃をぶっ放すだけでなく、近距離武器も登場して、ただのガンアクションにとどまらなかったのは、個人的には良い点。
仕事人的なシーンはテンションがちょっとあがったw
ストーリーは、まぁ、良くある感じかな…
もう少し悪役側の背景が欲しかった。
興行的に上手くいけば、シリーズ化できそうだな。
戦う女性は素敵ですw
銃や絆、強いこと、は男たちだけのものではない、
キノフィルムズでの試写にて。
この「女たちの連帯と共闘」を描いたアクション映画は、フェミニズム映画としても鑑賞することが出来る。
「会社(ファーム)と呼ばれる男たちがいる。ずっと昔から商売してるんだけど、後始末が必要になると、私を送り込む。」このサムのセリフから読み取れることはふたつ。ひとつは男たちは組織を形成していること(いつも大勢でいて固い絆で結ばれてるといった感じで、いかにもホモソーシャル的、、)、もうひとつは、後始末が必要なときにサムは派遣される、つまり、極めて危ない状況のときにサムは仕事をしなければいけないということ(サムが強くて人殺しとして優秀ということもあるけれど、あんなに男たちはたくさんいるのに危ない仕事はサムがひとりで引き受けている)。この映画は、男たちがホモソーシャル的共同体を形成し、女たちを排除するという構図になっている。
男たちは、総力戦と銘打ち、数で勝負してくる。そこに知性はないように描かれていたし、彼らは忠誠心で動いているから、ボスに指令されたら、それに従って思考停止して戦うだけだ。
一方、女たちは、知性を持って戦い、思考停止しない。そもそも、サムが追われる立場になったのは、何の罪もない8歳の女の子の命を助けるために、組織への忠誠に背いたからだ。
図書館の本は、知性や知識の象徴であり、女たちはそれらを冠した名の武器で戦う。ジェーン・オースティン、ヴァージニア・ウルフなど文学作品から、自己啓発本や歴史の本まで、図書館にはあらゆる知がある。つまり、女性たちは、無知ではなく、知識を持ったうえで戦っているということを暗示する。
これを踏まえた上で、サムたち女性VS組織の男たちの戦いを解釈すると、女たちの戦う目的は、ただむかつく男たちを殺すことではない、ということである。フェミニズムが目指すのは、男たちを倒すことではなく、男女の格差を改善し、よりよく”共に”生きることだ。倒したいのは「男たちそのもの」ではなく、男たちをそうしてしまう「社会のあらゆる仕組みや制度」や「慣習」や「権力の在り方」である。最後にネイサンを脅しにいくも、殺さずに生かしておくのは、「共生」への問いかけであろう。女たちが車で再出発していく場面での、ラジオから流れる男の音声は、それに対する男たちからの「応答」であるかもしれない。
メモ
・ボスの言葉たち「私はフェミニストであるが」「娘たちを愛しているが、まったく理解できない」「ピンクやユニコーン」
→自らをフェミニストと言っているが、実態は真逆。女の子はピンクやユニコーンが好きなはずだ、という決めつけ。
・サムと母親はそれぞれ過去にしくじったことと向き合い反省している。サムは、エミリーに父を殺してしまったことを謝罪し、ボスに息子を殺したことも謝罪する。
→意識して、男たちと女たちが描き分けられているように思う。反省する女、謝罪を口にできる女、そうではない男たち。
・ダイナーでの戦闘シーンのスローモーションは、衣装やセットのかわいさ×殺しというミスマッチな感じも相まって、ウェスアンダーソン的要素も感じた。
・図書館は、隠し扉の先に広大な地下があったり、森のような部屋があったりして、いかにも文字によって広がるさらなる世界として表現されているところが個人的にすき。
・ポップなダイナー、ネオン、かわいくておいしそうなミルクシェイク、荘厳な図書館たち、壮絶なアクション、血まみれ、生首、麻酔の副作用が笑いが止まらなくなるというシュールなユーモアなど、さまざまなものがまさに「シェイク」されて混ざりあっているような映画。アクション映画であり、フェミニズム映画であり、母と子をテーマにした映画でもある。
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