a-ha THE MOVIEのレビュー・感想・評価
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いわゆる音楽系ドキュメンタリー映画。情報量がムチャクチャ多いので注意。
今年147本目(合計421本目/今月(2022年5月度)24本目)。
※ 「五等分の花嫁」を見て映画館を移動したのですが、こちらの作品にレビュー需要はないと思うので飛ばします。
さて、こちらの作品。
他の方も書かれている通り、いわゆるバンドを追いかけたドキュメンタリー映画に分類されます。音楽一般の知識はあれば有利ですが、なくても何ら問題はない範囲です。
とにかく情報量が多い上に、他の方も書かれている通り、解散を経た経緯があるため、メンバーそろって話をしているシーンがない(=換言すると、1人1人に聞いている、というシーンが続く)ため、基本的には時間の巻き戻し処理はないのですが、誰が誰にについてどういう感想を持ったのか、ということをちゃんと「主語と目的語」を字幕で追わないと混乱します(似た名前の人はでないのが救い)。
正直、ドキュメンタリー映画という性質上(ドキュメンタリー映画というより、インタビュー映画というのが正しい?)、ストーリーというストーリーが存在せず、どうにもレビューができない映画です。
当該バンドが好き・好きだった方はもちろん、興味がある方も音楽好きであれば今週では対抗以上には推せるのではないか…と思えます。
なお、出てくる3人とも話している言語が違うようで、1人は英語を話していますが、若干変な部分があります(省略できない関係代名詞の省略等)。ただ、日本と同じように英語が第一言語ではない国の話であり、そこは補える範囲になりますので(もちろん字幕もついているし、字幕は正しく修正されている)、そこも減点なしにしています。
今週(19日からの週)の作品ですが、数が異様に少ないので(大半がハケンアニメと五等分に持っていかれている)、観たい方は早めに見ないとどんどん数(1日の放映回数)が減りかねないので注意です(来週も来週で超大作が来ますし)。
特に減点要素とすべき点はないので、フルスコアにしています。
a-haのファンだけでなく世界中の音楽を愛する人は見るべき
バンドが続く秘訣とは
本作公開前、ネット上のニュース等で「a-haは『Take on me』の一発屋バンド」みたいな扱いをチラホラみたが、世間一般ではそんなイメージだったのかと意外。やっぱり『Take on me』が他の映画やドラマの劇伴に使われる頻度が多いのと、スケッチを活用したあのPVのインパクトが強すぎたのだろうか。
ミュージシャン、特にバンドのドキュメンタリーではメンバー間の友情と確執が焦点になりがちだが、本作もその影はちらつく。3人が揃ってインタビューを受けていないのは、個人個人の本音を聞き出すためという監督の意図からだが、やはり一度解散を経験しているだけあって、過去の葛藤や軋轢を冷静に振り返っている。ポップアイドルの顔として取り上げられる居心地の悪さなど、人気が出過ぎた故の弊害を吐露するあたりは“ミュージシャンあるある”だろう。
衝突するからこそいい曲が生まれる、葛藤を抱えるからこそいい詞が書けるというのは、『ザ・ビートルズ:Get Back』でも証明されている。「a-haが続いているのは友情ではなく絆」というモートンの言葉もまた、“バンドあるある”なのかもしれない。
当然ながら彼らの楽曲が劇伴として使われているが、今でもa-haを聴く者としては、観ながらついつい口ずさんだり(声は出してないけど)、リズムに合わせて無意識に体が動きそうになってしまった。『Take on me』のPVを意識した演出も良い。
余談だが、劇場にはリアルタイムでa-haを追っかけていたと思しき女性客がチラホラいたのも特徴的。
Touchme~もあったな!
すべてが想像以上!ドキュメンタリーとしても見ごたえあり!
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