「天性の音創りは彼を鬼才にした、見事であってそれ以外の言葉が浮かばない!」モリコーネ 映画が恋した音楽家 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
天性の音創りは彼を鬼才にした、見事であってそれ以外の言葉が浮かばない!
先週「モリコーネ」を既に鑑賞しておりました。
すっかりコメントするの忘れてましたよ、御免なさい。
この映画の事:
巨匠エンニオ・モリコーネ:2020年7月6日没(91歳)
ドキュメンタリー映画:2021年製作、157分 イタリア
イタリアの映画音楽家、彼の半生が綴られている。
昔から見ていた映画の至る所に彼の作品的音が奏でられていて
その当時は BGMを聴いていても気にも留めていなかった。
でも 今こうして 過去を思い返すと彼の創られた音が
俳優達と一緒に共演している作品を
こんなにも見ていたなんてと 驚かされる。
この映画には、有名な作曲家をはじめ、映画名監督が
続々とコメントを寄せている。
かつ、時間は短いが彼の創った映画音楽と そのシーンが
数多く出演していて
ニュ-シネマパラダイス以来、こんなにワクワク感が
止まらない気持ちになったのは久しぶりであった。
長いかと思われたが、あっと言う間の160分でした。
----代表作 (わかる範囲で)※実際はもの凄く多いです。
荒野の用心棒
夕陽のガンマン
アラビアンナイト
エクソシスト2
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
アンタッチャブル
ニュー・シネマ・パラダイス
ミッション
海の上のピアニスト
ヘイトフル・エイト
挙げたらきりがないよ。
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この中でも、今作に挙げられていた
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ は
凄く感慨深く私の耳が聴きいった。
映画のデニ-ロのカットを見た瞬間、次のカットが
ウッズがタンクロ-リ-に身投げの場面だった事を思いだして
彼の放つメロディが流れ 私は思い出して涙した。
凄い、本当にすごい、僅か数カットでそのメロディとカットを
観ただけで 涙するなんて。
それが彼の音なんだと・・・心の奥底にいつまでも静かに
流れていく~それを覚えた。
もう一つが、
ニュー・シネマ・パラダイスである。
心が落ち込んだ時、いつもこの音楽を聴くようにしているんだな。
これ程までに優しいメロディは、私は感じたことが無い。
そう思っている。
いつまでも ずっと彼の創る音と
奏でるメロディに浸っていたい思いであるが
この辺で終わりとしたい。
(書いてる途中、ずっと彼のピアノが頭の中に・・・)
上映されてる劇場は少なく成ってきているかもですが
ご興味御座います方は
是非とも 劇場へ足をお運びください。
※単館系シネマ作品なのに シネコン系の枠で
上映頂いてる事に深く感謝いたします。
鑑賞出来て本当に良かったです。