劇場公開日 2023年1月13日

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「凄さに感動した」モリコーネ 映画が恋した音楽家 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0凄さに感動した

2023年2月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネを追ったドキュメンタリー。
モリコーネは1961年のデビュー以来、500以上の映画やテレビ作品の音楽を手がけ、2020年7月に亡くなったとの事。傑作映画の中から選ばれた名場面や、コンサートツアーでの演奏、タランティーノ、イーストウッド、カーウァイ、ストーンら映画監督・プロデューサー・作曲家などへのインタビュー、さらに、プライベートの様子やコメント、アーカイブ映像などにより、モリコーネの人間性も紹介している作品。

とにかく、凄い人。
白紙の五線譜に何の楽器も弾かずいきなり書くという作曲方法はNHKの連続テレビ小説・エールで紹介された古関裕而と同じなんだなぁ、って観てた。
映画のシーンを観たり、脚本を読んだだけでそこに適切な音楽をはめ込むという技術?才能?がとにかく素晴らしい。
それも、1曲じゃなくて数曲、時には9曲も作曲して、自分は6曲目はイマイチ、なんてコメント付きで送ったりしてた。
500以上の作品だと、その何倍?何十倍の曲を作ったことになるんだろうけど、枯れない泉のような人で、次々に曲が浮かんで来るんだろう。何度もノミネートされながらなかなか受賞出来なかったアカデミー賞作曲賞を取れて良かったね、って思った。
凄いコンポーザー。特殊な才能を持った偉大な人物の伝記を観れて感動した。
素晴らしい作品だった。

りあの