「映画館で大画面、大音量で見たほうがいい映画」モリコーネ 映画が恋した音楽家 Cherryさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で大画面、大音量で見たほうがいい映画
あの美しい音楽は映画館の大画面と大音量で見るのが最高です。イタリアの人たちが、モリコーネ氏を大変に尊敬して愛していること。そして、モリコーネ氏の若い頃の映像や資料が残され、撮影当時にインタビューを受けた方々が、お元気で貴重なお話をされていたこと。モリコーネ氏のお師匠さんも、御高齢ながら、撮影当時はお元気でした。やはり、イタリア人は元気でエネルギッシュ、芸術を大切にする国だと感心しました。何より、この素晴らしく、美しい曲を作ったモリコーネ氏のエネルギーは半端ではない。素晴らしい美しい曲の数。質の高さ。それが、映像とともに流れるという贅沢。そして、古典のクラシック音楽の時代には映画という芸術はなかったが、モリコーネ氏の時代には映画芸術が生まれて、映像とともに、この名曲が残されるのは、なんと素晴らしいことだろう。映画のワンシーンが映されるたびに感動して涙が出ました。しかし、ハリウッドがなかなかアカデミー賞に選ぶまで時間が、かかったのはなぜだろう。特にニュー・シネマ・パラダイスで受賞しなかったのは、おかしいなって思いました。あれは映像と曲が流れると涙腺が緩くなる。そして、何度受賞してもおかしくない名曲ばかりなのに。モリコーネ氏ファンとしては贅沢な時間を過ごしました。そして、イタリア人のエネルギーと底力を感じました。
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