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実話が元とあって。
正直お下劣なシーンもあったけど。
どうしてこんなに、アメフトものって好きなのかなあ。
面白いのかなあ。

ぜんぜん期待してなかったが『ベアーズ』とほぼ同じストーリーでありながら『頑張るけど、楽しむ』って事に主旨をおいている。勝つけど、勝ち負けではない。
『楽しもう』けれど『勝つことも楽しいよ』って事だと思う。そして、その為に練習もする。
『君たちの為にとやってきたが、私にとって君たちが必要だった』って事かなぁ。

少年少女のスポーツものってハズレが少ない。子どもたちの成長も描けるし、チーム内の軋轢も描けて、スポーツの勝負事としての盛り上がりもついてくる。教えるコーチや監督自身の立場も物語として深みを持たせてくれる。最高の題材だ。本作はそこに実話ベースというアドバンテージもついてくる。
ただ、問題は扱うスポーツがアメフトということ。もちろん面白いスボーツだし、ルールもある程度わかる。ただ単に、あまり馴染みがないってこと。
そして、実話ベースだからなのか試合結果にもあまり納得がいかない。あんなんで感動できるか？どうにもスッキリしない。
コメディとしても中途半端だった気がする。たしかにあまり話題にはなっていないことには納得がいった。

「スポーツと子ども」は最強なんだが、必ずしもうまくいくわけではないと思っている。
そんな気持ちで気楽に期待せず観始めたのだが、なかなかどうして。
何事にも動じないコーチと愉快な仲間たちが結構笑えた。
元奥さんと新しい旦那の掛け合いも。
あのエナジーバーについて誰も責めないのがすごい。とにかく、陰湿なところがなく、底抜けに明るい。
子ども達もみんな仲が良くて、いじめもなく、それが良かったな。
コメディ7割、シリアス3割なんだけど、終わり方がなかなか胸熱。

がんばれベアーズとか、子供達と大人の絡む作品はいつも素晴らしい。今回は、アメリカンフットボールだ。
NFLを不祥事で停職になったお父さんが故郷へ戻り
元女房と息子に再会。彼は、弱小のアメフトチームにいる。そこでコーチになり、いい関係を作れるか？
全く知らない方たち、顔は見たかなって！実話らしい。
僕はよかったよ！

停職処分になったNFLのヘッドコーチが、息子のアメフトチームのコーチとして奮闘するお話。
スポーツ、子供と来れば、感動必至だよね。
お父さんの成長物語でもあります。

・男の子にとって父親はかっこいい存在、ペイトンのように子供から憧れられる父親にならないといけないと強く思わせてくれた(+1)
・勝つことは大事、それ以上に子供たちにとって大事なのは楽しむこと、当たり前だけど大人はそれを忘れてはいけない(+1)
・ハーランの恋が成功したことが嬉しかった、車が燃えて彼女は来ないと思っていたが。。(+1)
・時折、無茶苦茶な演出があったが、それが意外に違和感なくフィットしていて一層面白さが増した(+1)
・チームメイトのために、プライベートでも協力するチームメイトとコーチ、団体競技の本来持つ素晴らしい一面はこういうところであり、観終わったあとの爽快感がすばらしかった(+1)
※なぜこれが映画館で上映されないのか。。映画館で観たかった(-0.5)