夏へのトンネル、さよならの出口のレビュー・感想・評価
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SF仕立ての甘酸っぱいラブストーリー
それほど注目はしていなかったのですが、みなさんのレビュー評価が高かったので鑑賞してきました。SF仕立ての甘酸っぱいラブストーリーで、評判どおり素敵な作品でした。
ストーリーは、何でも願いを叶える代わりに100年が過ぎるという噂の「ウラシマトンネル」を偶然見つけた高校生・塔野カオルが、同じクラスに転校してきた花城あんずとともに、それぞれの願いを叶えるためにトンネルの調査を始め、しだいに二人が抱える悩みが明らかになってくるというもの。不思議なトンネルが二人を悩みから解放してくれるのか、そして二人の関係はどうなるのかが見どころとなっています。
典型的なボーイ・ミーツ・ガールもので、おとなしめ男子と芯の強い女子という対照的な二人の距離がしだいに縮まっていく様子が丁寧に描かれています。そこに、不思議なトンネルの存在が加わり、二人の背景や抱える悩みを描き出し、魅力的に物語を牽引します。そして、それが序盤からテンポよく展開し、起承転結もはっきりしているので、最後まで作品世界に浸りながら楽しく鑑賞できます。また、過去にとらわれて立ち止まっていた二人が、やっと前に進み始める変容が描かれているのもよかったです。
全体的に雨のシーンが多用されていましたが、これが二人の心情を表すとともに、傘の伏線を無理なく取り込んでおり、情景描写の巧みさを感じました。他にも、水族館で見た二頭のジンベエザメが近づいて泳ぐ様子、ラストで駅のホームの上に広がる青空でクロスする二筋の飛行機雲など、その時々の二人を描いているようでした。
ただ、本作でカギとなるウラシマトンネルですが、時間経過の検証はいいとして、中と外でのメール送受信の成否の理屈がよくわかりませんでした。些細なことかもしれませんが、塔野の心情変化のカギとなっているので、もう少しわかりやすく描かれるとよかったです。他にも、その後の家族との関係もちょっと気になりました。
キャストは、塔野カオルを鈴鹿央士くん、花城あんずを飯豊まりえさんで、劇場アニメでありがちなタレント起用です。声優を起用しない点は大いに不満なのですが、本作においてはキャラにうまくハマっていたので大きな問題はなかったです。とはいえ、これはたまたま合っていたというだけで、感情が高ぶるシーンではやはり演技力の物足りなさを感じました。大人の事情より作品のクオリティを優先してほしいものです。
原作者が好きだというだけあって随所にある新海・細田感
期待を裏切らない
普通にいい
人生どう転ぶかわからないってこと。
良く出来た作品
良い話だった
何の前情報も無く見ましたが映像も綺麗だしシナリオも良かった。原作はある様ですが当然未読。
よく知らない海辺の田舎町の高校。
願い事が叶う代わりに時間を奪われる伝説のウラシマトンネルの噂が学校の七不思議の様なノリで話題になっていた。
ひょんな事からウラシマトンネルを見つけた少年とそれを知った転校したばかりの少女。
二人は共闘してウラシマトンネルの謎と願い事を叶える事を企む。調査と共にお互いの境遇や叶えたい事を話すうちにお互い好意を持ち始める…果たして願いは叶うのか?二人の恋?の行方は?
是非映画館で見てほしい。
そうそう、入場者特典で「さよならのあと、いつもの入り口」と言う後日談っぽい短編小説を貰った。それもこれから読むので現時点では未読。物語のその後が知りたいと思っていたので良かった?
かなり焦点を絞った描かれ方
現象の割になんか地味だけど良かった
2022年劇場鑑賞208本目。
欲しい物がなんでも手に入る代わりに百歳歳を取るという噂のウラシマトンネルを見つけてしまった男女高校生の物語。原理なんかは最初から説明する気は一切なく、その割にはなんか普通に存在しちゃってるので他の人も見つけそうなものなんですが。
そこにはあまり重視していなくて、実際そういうトンネルを見つけ、かつどうしても欲しい物がある時どうするかという話でした。
高校生が一週間失踪とかする割にはなんかそんなに大騒ぎになっている感じは見えず(描写はないだけで実際にはわからない)、また終盤のある人のキャラデザインにちょっと物足りなさを感じながらも、トンネル内の展開でホロリときました。新海誠監督のように盛り上がるところで歌がガーッときて盛り上げる感じではありませんでしたが、いい映画だったと思います。
寄せ集め
プロットとか原作はいいんだろうけど……
綺麗にまとまってた
面白い!
トンネルの先に見えるもの
原作小説をアニメ化した作品で時間の進みが違うトンネルをきっかけにして少しずつ心を通わせていく男女の青春ラブストーリー。独特の世界観にグイグイ引き込まれ二人の恋の行方を温かく見守って応援したくなりました。
上映時間が83分という短い作品ですが短時間で上手く仕上がっていて満足度も高い。
2022-153
その後の2人がとても気になる
『映画大好きポンポさん』を制作したCLAPだけあって、アニメーションは美しい。トンネル内の紅葉が幻想的に光る風景は、ゲームオブスローンズのウィアウッドのようでもあり、神秘的なエネルギーで満ちている感じが伝わってくる。水族館のジンベイザメが2人の将来を暗示するように泳いでいるシーンも見とれてしまう。
花城あんずを飯豊まりえが演じているんだけど、これがビックリするくらい上手い。あんずは、東京から転校してくるなり超クールを貫いて、一悶着起こすんだけど、ドSキャラにピッタリの低くてドスの効いた声にしびれてしまう。
映像もいい、挿入歌もいい、花城あんずもいい、だけど物語に乗れない。鈴鹿央士の演技が置きに行っているというか、素のままというか、塔野カオルではなく鈴鹿央士がしゃべっているようにしか感じられない。その違和感を最後まで拭う事ができず、うーんって感じ。
偶然に、2人が抱き合う姿勢になる。この定番のシーンに、随分と大人の自分がドキドキしてしまう。そういう気持ちにさせてくれる作品でございました。
「強制ピント」と声優さん
ストーリーも良かったし、映像も良かった。
強いて言えば、夏休みに後悔できないかな?もう秋っぽいし。
前半はよくある話というか、高校生?中学生?の話。ちょっと子供っぽいストーリーだけど。
後半は、どうなるのか?どうやって終わるのか?わからなくなって楽しめた。
原作は知りませんが、映画館がそこそこ埋まっていてびっくり。何かあるのかな?
鈴鹿央士も飯豊まりえも役者として好きだけど、声優さんとしてはちょっと厳しい。特に、感情爆発や泣いたり走って息切らしたりなどは、普通の役者と違う。飯豊まりえは良かったけど。それでもプロの役者を使って欲しい。
声優さんが気になるのが原因か?キャラクターに感情移入出来なかった。泣けないね。これでは。
1番気になるのは「強制ピント」させる演出。
2人で喋ってる時に、話してる方に強制的にピントがあって、聞いてる方は強制的にボヤける。
話している方を見て欲しいのかもしれないけど、聞いている方はどんな表情してるかも目線を移すと、ボヤけてクラクラする。ピントが合わないので目が疲れるし。老眼の不快感と同じ。
3D映画じゃないんだから、どっちを見るかまで指定して欲しくない。
この演出は最悪だ。増えて欲しくない。
ここ一番のシーンだけならいいかもしれないけど。
良いストーリーなので、良い演者の演出ならもっと良い映画になるのに。
見て良かった
時間を考えると、真っ当な普通の作品。大切なものの喪失、甘酸っぱい感じ。
時間が短いから内容としては限られる。
若干甘酸っぱい男女間をベースに、失った大切なもの、そしてあらたに気づく「大切なもの」
青春。タイトルに即した時空の展開。
原作が小説らしいが、小説原作ではまた違うと推測できる。
あくまでアニメの特性に即して、アニメ時空で展開してまとまっている。
83分と言う時間を有効に活用して
拙速ではなく叙情的にアニメは進行
若い男女の機微もまあ普通に良い
可もなく不可もなし。飽きることもない、短いから。
安定の予定調和だが、妹はどうなった❓❓❓
おまけに小説の小冊子付き、「後日譚」
携帯電話からスマホへ、時空の展開。
ただ「お爺さん世代が漫画家で売れなかった」と言うエピソードは
ジジイのワシ、哀愁を誘う。
そうだよな今の青年は完成度の高いアニメなんて小さい時から当たり前の世代だろから・・・
どうでもいいが主人公の女子高生の方。花城あんず、清楚な高校生の着こなしで
今のイモっぽい荒っぽいダサい着こなしの女子高生に見習わせたい。男女平等の履き違え・・
普通ですから見ても損はないです。
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