夏へのトンネル、さよならの出口のレビュー・感想・評価
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普通にいい
ストーリー構成、伏線、映画の長さと内容の度合い、全てにおいて良い。ただ、良いだけでそれ以上も以下もない。映画としての完成度は十分。及第点の良いはもらえるが、本当にそれ以上をつけるほどの映画ではない。
しかし、見て損する映画ではない。それは断定できる。
人生どう転ぶかわからないってこと。
欲しいものが手に入る代償はあっという間に時間が過ぎ去ってしまう事。10代の青春話に並行して人生の選択を迫られる。今を生きる、ことがやはり大切ではないかって考えさせられた。謎のトンネルをめぐる2人の攻防も面白いし迎える結果も感慨深い。テンポも良くて面白かったなー。
良く出来た作品
「夏へのトンネル、さよならの出口」
脚本、演出、音楽、作画、背景と全てに気を配って出来た良心な作品でした。
新海監督風に見えるのが残念。
しかしラストはオヤジ世代でも泣けました。
たくさんの方に身でもらいたいアニメ作品
良い話だった
何の前情報も無く見ましたが映像も綺麗だしシナリオも良かった。原作はある様ですが当然未読。
よく知らない海辺の田舎町の高校。
願い事が叶う代わりに時間を奪われる伝説のウラシマトンネルの噂が学校の七不思議の様なノリで話題になっていた。
ひょんな事からウラシマトンネルを見つけた少年とそれを知った転校したばかりの少女。
二人は共闘してウラシマトンネルの謎と願い事を叶える事を企む。調査と共にお互いの境遇や叶えたい事を話すうちにお互い好意を持ち始める…果たして願いは叶うのか?二人の恋?の行方は?
是非映画館で見てほしい。
そうそう、入場者特典で「さよならのあと、いつもの入り口」と言う後日談っぽい短編小説を貰った。それもこれから読むので現時点では未読。物語のその後が知りたいと思っていたので良かった?
かなり焦点を絞った描かれ方
焦点がかなり主人公2人に関連する事柄に絞られていて、極力、余計なものを省略しようとしていると感じました。だから、簡潔で、感情のもって行き方も楽だったので、非常にゆったりした気持ちで観賞できました。
シンプルでありながらも、細かい描写で色々と伝えようとしていて、それ程長くない作品ながらも見応えもありました。
個人的には、絵とかキャラだけで魅力を感じるようなアニメではなかったなぁと思ったりしましたが、面白かったです。
現象の割になんか地味だけど良かった
2022年劇場鑑賞208本目。
欲しい物がなんでも手に入る代わりに百歳歳を取るという噂のウラシマトンネルを見つけてしまった男女高校生の物語。原理なんかは最初から説明する気は一切なく、その割にはなんか普通に存在しちゃってるので他の人も見つけそうなものなんですが。
そこにはあまり重視していなくて、実際そういうトンネルを見つけ、かつどうしても欲しい物がある時どうするかという話でした。
高校生が一週間失踪とかする割にはなんかそんなに大騒ぎになっている感じは見えず(描写はないだけで実際にはわからない)、また終盤のある人のキャラデザインにちょっと物足りなさを感じながらも、トンネル内の展開でホロリときました。新海誠監督のように盛り上がるところで歌がガーッときて盛り上げる感じではありませんでしたが、いい映画だったと思います。
寄せ集め
新海誠作品の寄せ集め。。
「ほしのこえ」の設定根幹を用いて主人公 性別逆転 ガラケーなのも同じ。
「君の名は」の盛り上がるシーンそのまま
「東京マグニチュード」の弟を妹に変えてぶち込む
悪くはないが、、どこかでみたような作品です。
プロットとか原作はいいんだろうけど……
原作未読の自分でも「あ!今省いちゃいけないとこ省いたな!」って思うような内容でした。
セリフの組み方が良くない(文語的で説明的)。
視覚的な演出が悪い。
役者に対する演出が良くない。
そもそもこれ2時間とかでやってようやく感情移入出来るような作品じゃない?
もしかしてポンポさんやったせい?
とか色々考えちゃうような内容でした
プロットとか原作は凄くいいんだろうなぁって思いました
綺麗にまとまってた
原作存じ上げませんが全てがちょうど良いと思いました。
ストーリーがテンポ良く定型通りに入ってくるので観やすかったです。最近のアニメにありがちな制作の変なこだわりが違和感として出ちゃってるようなことはなく、視聴者が純粋にファンタジーを楽しめる作品ではないでしょうか?
ヒロインは情緒の癖強めですが、子供の頃ってそーゆーものだよね...と。成長後のヒロインの落ち着き含めリアルに描かれていたと思います。
大きなインパクトがあるわけではないけれど丁寧さは感じましたし、あそこで終わるから余韻が長く残りそう。原作がそうなんでしょうか?
抜群に面白かった!とはならないけど、見てよかった面白かったと思える作品です。
面白い!
ボーイミーツガールは大体結末が予測できるが、
この作品は違った
トンネル内のシーンではこの手の作品に珍しい
緊迫感を感じることができたし満足。
欲を言えばプロ声優を起用して欲しかったが、
宣伝効果を考えると芸能人なのも理解できる。
最初は違和感があったが、次第に慣れてきたので
上手いほうではないかと思う。
トンネルの先に見えるもの
原作小説をアニメ化した作品で時間の進みが違うトンネルをきっかけにして少しずつ心を通わせていく男女の青春ラブストーリー。独特の世界観にグイグイ引き込まれ二人の恋の行方を温かく見守って応援したくなりました。
上映時間が83分という短い作品ですが短時間で上手く仕上がっていて満足度も高い。
2022-153
その後の2人がとても気になる
『映画大好きポンポさん』を制作したCLAPだけあって、アニメーションは美しい。トンネル内の紅葉が幻想的に光る風景は、ゲームオブスローンズのウィアウッドのようでもあり、神秘的なエネルギーで満ちている感じが伝わってくる。水族館のジンベイザメが2人の将来を暗示するように泳いでいるシーンも見とれてしまう。
花城あんずを飯豊まりえが演じているんだけど、これがビックリするくらい上手い。あんずは、東京から転校してくるなり超クールを貫いて、一悶着起こすんだけど、ドSキャラにピッタリの低くてドスの効いた声にしびれてしまう。
映像もいい、挿入歌もいい、花城あんずもいい、だけど物語に乗れない。鈴鹿央士の演技が置きに行っているというか、素のままというか、塔野カオルではなく鈴鹿央士がしゃべっているようにしか感じられない。その違和感を最後まで拭う事ができず、うーんって感じ。
偶然に、2人が抱き合う姿勢になる。この定番のシーンに、随分と大人の自分がドキドキしてしまう。そういう気持ちにさせてくれる作品でございました。
「強制ピント」と声優さん
ストーリーも良かったし、映像も良かった。
強いて言えば、夏休みに後悔できないかな?もう秋っぽいし。
前半はよくある話というか、高校生?中学生?の話。ちょっと子供っぽいストーリーだけど。
後半は、どうなるのか?どうやって終わるのか?わからなくなって楽しめた。
原作は知りませんが、映画館がそこそこ埋まっていてびっくり。何かあるのかな?
鈴鹿央士も飯豊まりえも役者として好きだけど、声優さんとしてはちょっと厳しい。特に、感情爆発や泣いたり走って息切らしたりなどは、普通の役者と違う。飯豊まりえは良かったけど。それでもプロの役者を使って欲しい。
声優さんが気になるのが原因か?キャラクターに感情移入出来なかった。泣けないね。これでは。
1番気になるのは「強制ピント」させる演出。
2人で喋ってる時に、話してる方に強制的にピントがあって、聞いてる方は強制的にボヤける。
話している方を見て欲しいのかもしれないけど、聞いている方はどんな表情してるかも目線を移すと、ボヤけてクラクラする。ピントが合わないので目が疲れるし。老眼の不快感と同じ。
3D映画じゃないんだから、どっちを見るかまで指定して欲しくない。
この演出は最悪だ。増えて欲しくない。
ここ一番のシーンだけならいいかもしれないけど。
良いストーリーなので、良い演者の演出ならもっと良い映画になるのに。
見て良かった
原作を読んでいませんが、基盤となるストーリーをプロ(その道のプロ。小説家)が作っているので、お話の展開はとても良かった。
「君の名は」とジャンルは近いと思います。
違いを上げるとしたら
「君の名は」キャラクターの性格に新海誠監督ぽさが出ている感じで、「夏トン」はキャラクターの言動が一般的で、感情移入しやすい性格な気がしました
ストーリーを活かすように繊細に描かれた映像も良かった。
音響まわりは音楽少なめで誤魔化すことなく勝負している感じがしました。
時間を考えると、真っ当な普通の作品。大切なものの喪失、甘酸っぱい感じ。
時間が短いから内容としては限られる。
若干甘酸っぱい男女間をベースに、失った大切なもの、そしてあらたに気づく「大切なもの」
青春。タイトルに即した時空の展開。
原作が小説らしいが、小説原作ではまた違うと推測できる。
あくまでアニメの特性に即して、アニメ時空で展開してまとまっている。
83分と言う時間を有効に活用して
拙速ではなく叙情的にアニメは進行
若い男女の機微もまあ普通に良い
可もなく不可もなし。飽きることもない、短いから。
安定の予定調和だが、妹はどうなった❓❓❓
おまけに小説の小冊子付き、「後日譚」
携帯電話からスマホへ、時空の展開。
ただ「お爺さん世代が漫画家で売れなかった」と言うエピソードは
ジジイのワシ、哀愁を誘う。
そうだよな今の青年は完成度の高いアニメなんて小さい時から当たり前の世代だろから・・・
どうでもいいが主人公の女子高生の方。花城あんず、清楚な高校生の着こなしで
今のイモっぽい荒っぽいダサい着こなしの女子高生に見習わせたい。男女平等の履き違え・・
普通ですから見ても損はないです。
原作とは違う映画でしか観れない新たな夏トン︎ ︎
個人的に作画と作品の雰囲気はとても合ってたと思います!トンネルや祭りの表現がとても良かった!
原作より更に2人を中心の話として構成されてることにより更に2人の関係性が美しく儚く演出されていたと思う!
終盤で弾けるSF的カタルシスが鼻腔を駆け抜ける、晩夏にふさわしいジュブナイル
海辺の小さな町の高校で噂されているのはそこに入ると欲しいものが何でも手に入るがその代わりに100歳年を取るという“ウラシマトンネル“。取り返しのつかない過去に苦悩する高校生塔野カオルはある日それらしきトンネルに遭遇、影のある転校生花城あんずともにトンネルの調査を開始する。
コバルトブルーの空の下で佇むセーラー服女子というポスタービジュアルとこのタイトルだけで絶対観ると決めていた作品なのでチラシの裏すら読んでなかったのは正解で物凄く新鮮でした。83分という短い尺なので恐らくは原作にあった様々な人物描写なり場面なりをごっそり端折って、慎重にトンネルの謎を紐解いていくくだりと2人それぞれが抱えるトラウマとの葛藤に大胆に尺を割いているので、終盤で一気に弾けるSF的カタルシスが鼻腔を駆け抜けました。説明調のセリフや描写を最小限に抑えて観客が自由に展開を想像出来る余地を残しているので実際には描写されていないものまでが残像のように胸に残る感じが切ない、堂々たる青春映画に仕上がっています。
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