「内容が薄い」夏へのトンネル、さよならの出口 ナナシさんの映画レビュー(感想・評価)
内容が薄い
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全体的に内容が薄いです。
綺麗な絵でカバーされてます。
中盤で向日葵を傘として表現するシーン。
何故中盤にしたのか理解できません。
序盤にやったのなら終盤の方が納得できるし一番綺麗な終わり方だと思いました。
二人が別れた後、花城が漫画家として悪戦苦闘しながらも、塔野に想いを馳せる所。もっと深く掘り下げてほしかったです。呆気なく終わり没入感ゼロです。
無くしたものを取り戻すのが目的なのに、ついさっき捨てた感情を惜しんで戻ってくるのは…。
覚悟が足りなさすぎませんか?
そして主人公の感情の薄さがもう…。
過去や劣悪な家庭環境が原因ですよね。
それにしても肝心なシーンでの覇気の無さが残念でした。
胸が高鳴る!燃え上がる恋情!を期待している人にドロップキックをかます作品ですね。
思春期真っ只中の子供特有の「足掻き」をそのまま描いた映画です。
あの頃を思い出したい方は是非。
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