「原作読めば世界観が深まるらしいです。」夏へのトンネル、さよならの出口 ぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
原作読めば世界観が深まるらしいです。
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某SNSでインターステラーの影響で作った作品と聞き鑑賞しました。厳密に言うとインターステラーのミラーの星に影響を受けてるんですね。
欲しいものが手に入るけど、その代わりウラシマ効果で時間経過してしまう不思議なトンネル、ウラシマトンネル。そのウラシマトンネル攻略のために共同戦線で同志から徐々に自己開示に繋げていき恋愛に当てはめていく。情緒の流れや絵が綺麗で終盤あたりまでは前のめりでした。
ただ自分的に「?」となったところがあり、最後にウラシマトンネルでカレンを何故現代に連れて行かない…ってなりました。カレンは「お兄ちゃんも他の人のことを好きになって欲しい」「そしたら3人で笑えるもん」と主張してるじゃないですか…。
と、思いながら映画が一気にエンドロールへ。
あとで調べてみたら原作だとカレンが元の世界に戻れないと発言しているそうです。また、塔野のお父さんは実父ではなく、妻の浮気相手の間に出来た子どもだそうです。そうするとお父さんが塔野への強いあたりも辻褄が合わないこともないかな?と腑に落ちました。
ただ映画の設定としては少なくともインコは蘇ったのだから、カレンも一緒に蘇る終わり方でも良かったのではないのかな?と思います。
もしくはインコは蘇ったけど現代だと数週間しか生きれなかったとか色々出来たと思います。自分的に設定に対してやや不満が終わる結末でした。
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