「まぶしすぎておめめがつぶれました」夏へのトンネル、さよならの出口 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
まぶしすぎておめめがつぶれました
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海に開けた田舎の港町、香崎。そこに暮らす塔野カオル。鬱屈した雰囲気は過去に何かあったと予感させる。
雨が降る日に無人駅に濡れて佇む少女(花城あんず)をみかける。制服も違うし思い詰めた様子。気にしていると不機嫌そうに、「何見てるの」って言われ・・・。傘を差し出す。翌日、転入生として再びあらわれる
うーん、これはツンデレの上にテンプレ展開。
ウラシマトンネルはワンアイディアのSFだけど、そんなものが話題にもならずその辺にあるはずもないけどそこはそれ。トンネル内では時間が早く進む。108秒で3日進む。しかし、何故か望むものが手に入るという機能を持つ。
これは時間というエネルギーを失う代わりに過去になくしたものを取り戻せると言うが、アイディアとしては凡庸かな?
ボーイミーツガールと考えれば「君の名は。」にも通じる話だった。しかし、「君の名は。」は性的な暗喩があるが、この話はとことんプラトニックだ。相手の家に行っても、図書館で並んででも、付き合ってないんだってさ。水族館デートしたり、花火見ながら手を繋いだり、もう好きじゃん。
高校時代に並んで牛丼食べても毎日のように一緒に帰ってもナーンもなかった私にはまぶしすぎてお目目が潰れましたとさ。
鈴鹿央士、飯豊まりえともに作画と相まっていい演技でした。実写でも良かったかも。花城あんずの作画はありがちだけどこの世代の腰の細さと着こなしで美しいビジュアルでした。
妹役の小林星蘭ちゃんは特に良かった。元気いっぱいの妹をはつらつと演じていました。(*•̀ᴗ•́*)👍
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