劇場公開日 2023年3月31日

生きる LIVINGのレビュー・感想・評価

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4.0黒澤作品と比べるのは酷だが後味抜群の良作

2023年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

3/24、試写会にて。

黒澤明監督の1952年作「生きる」を、ノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏の脚色(㊗️アカデミー賞脚色賞ノミネート)によりリメイク。

舞台が1953年のロンドンに移されたものの、物語はオリジナルに忠実だった。

余命宣告された市役所市民課の課長の絶望と再生の物語。お役所仕事を痛烈に批判するのも黒澤流。

ただしテイストは大きく異なる。

ここにあるブリティッシュ・テイストが好きだった。終始優しい演出が心地良かった。

40代半ばのギラギラした志村喬さんが70歳のビル・ナイに置き換わったことも大きい。死に直面した悲壮感が少なかった。

イシグロ氏の黒澤作品へのリスペクトと母国となったイギリスへの愛情溢れる、そして㊗️アカデミー賞主演男優賞ノミネートのビル・ナイの抑えた名演が光る、後味抜群の良作だった。

ただし黒澤作品にあった強烈なインパクトがなく、小ぢんまりとまとまった感じは否めないかな。

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エロくそチキン2

3.0タイトルなし(ネタバレ)

2023年3月23日
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ゆき

3.5カズオ・イシグロの原作愛✕ビル・ナイの経験(人生の道程)あふれる名演に、魂が宿っている

2023年3月22日
Androidアプリから投稿

正直、期待値を高くしすぎていた分、想像を超えることはなかったけど、ただただ普通にいい映画だった…。"お役所仕事"的たらい回し。行き着く先は、魔法の呪文"預かっておこう、支障はない"。過度の線引きで互いの領分を侵さないように、いかに"仕事してます!"感を出すかも仕事のうち。そんな心洗われ、目が覚めた思いで、自分の今あるものに感謝するような作品。自分のできることから一生懸命やってみよう!この世界はたくさんの -- 時に無駄に思えるような -- 日々の仕事の積み重ねで回っている、たくさんの頑張りによる小さな変化からすべて始まる。(歴史に残ることのない)できては消えていった場所や想いは時に形を変えながら受け継がれていって、そんな上に成り立っている今だ。
陰影の際立つ撮影に窓から射す光。英国的な空気をまとって、ブランコで揺られるあの名シーンへと向かう本編尺も短くなりながら、オリジナルへのリスペクトや根幹・核の部分は忘れていない。本作を見る前の唯一の気がかりな点、それは"ビル・ナイじゃ紳士すぎるのじゃないか?"、ということ。語弊を恐れずに言ってしまえばオリジナルの志村喬さんはもっとこう目を見開いていて"ヤバかった"印象があったから。けど、実際に本作を見てみて、どちらとも現実に蝕まれてきた(成れの果て)のだなと感じた。紳士然とした寡黙なビル・ナイの体現する"ゾンビ"もまたその形・現れに他ならないのだと見ているうちに気づく。故人について皆が語るシーンが通夜の席でなく、通勤列車の中になっているのは、なんとも英国らしい改変だなと思った。

But we will keep it. There is no harm.

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とぽとぽ

4.5生きる、について1つの答え

2022年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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佐々木

3.5東京国際映画祭クロージングにて

2022年11月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

知的

幸せ

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machndct

4.0黒澤版では冴えない小役人が、本作ではイギリス紳士然としたキャラクター造詣という違いはあるものの、オリジナルにほぼ忠実なリメイク。

2022年11月2日
PCから投稿
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jollyjoker
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