すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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色々と「気取っている」
色んな意味で待ち遠しかった新海誠監督の新作映画。
『君の名は。』は、独特な美術が鮮烈で、色々と気になる粗もあったけど楽しい作品でした。
『天気の子』は、前作ほど伸び伸びとは作れていない気がして、攻めの表現にも気負いのようなものを感じた作品でした。
今作は・・・これまたスケールはデカいんだけど、なんだか深みを感じられなくて、素敵な映画体験とはなりませんでした。
とにかくこの映画は色々と「気取っている」。
そこが個人的にダメデした。
鈴芽と草太の「出会い方」からして、もう気取っています。
「新海誠監督作品」だったから仕方ないですけど、イマドキちょっと見ていて恥ずかしいです、あんなベタなパターン・・・
更に、すれ違った鈴芽を振り返りもせず「ねぇ」から始まり、「この辺に廃墟はない?」と尋ねる草太。
人に道や場所を尋ねるときにあんな気取った声と態度の人、見たことがありません。
(草太の喋り方は、なんだか『ガンダム』シリーズの主人公みたいだし)
一方、鈴芽ですが、正直「面白みに欠けるキャラクター」で、劇中ではスクリーン狭しと動き回っていますが、最後まで好きになれませんでした。
「ヒロイン」し過ぎていて、人間的に好きになる要素がほとんど無かったです。
(椅子に惚れたりキスしたりしても、描写が弱かったからか、加点にはなりませんでした)
細かいところに気が利くとか、人より几帳面とか(逆に大雑把とか)、さりげない仕草に女の子らしさがあってドキっとするとか・・・
・・・なかったなぁ~、そういうの。
観客向けに「親切な独り言」を口にしたり、観客を楽しませるために大袈裟なリアクションをとったり、相変わらず片思いの相手の名前を連呼したり・・・
そんなのばっかりだった印象です。
これでは「作品の奴隷」です。
※テーマの割にコミカルなシーンが多かった本作ですが、残念ながら一度も笑えませんでした。
(笑わそうとしていることだけは分かりました)
別に「○○あるある」とかをやって欲しいわけではなくて、新海監督が日常で「素敵」だと思ったことを作品の中に織り込んでさえくれれば、スクリーンを通して「新海誠監督に見えている景色」というものが体感できるのではないか、ということが言いたいのです。
(なんでもかんでもリアルを追求するのも違うと思いますし)
新海監督には「ミミズが見えている」のであれば話は別です。
【追記】
「ジブリっぽい」「エヴァっぽい」など、色々言われていますが、個人的に「~ぽい」と思ったのは、クライマックスで鈴芽が子供時代の鈴芽を元気づけるところ。
「なんか『ドラクエV』で観たなコレ・・・」と思ってしまいました。
あまりにも酷い
星を追う子供につぐ最低作品と言える
誤解しないでほしいのは、4回映画館でも見た。新海誠作品は全部好き!それでも言えるのはひどい作品だった
細かいツッコミはやたら多くあるが
とりあえず、テーマが多すぎて尺が過去一長くなったんだろうなって感想
主人公をはじめとして登場人物に共感できないことが多すぎてヤバいですね、一周回って面白いと今思いました
最後に、
一本足のない幼児椅子に座るとか正気か
おもむろに人が変幻した椅子に座ってメシ食うなJK
新海誠の変態度合いが強調された作品
PS.難しいかもしれんが、ラットとか宣伝陣とか神木とか成功した時の陣営を一回捨てようよ
コロナ禍での新海誠作品
新海誠作品の今作としてのテーマは、タイムパラドックス・女子高生の恋愛・震災からの復興、それに加えて国内旅行といった感じだろうか。
舞台は、宮崎(温泉街)・愛媛(学校)・神戸(遊園地)・東京(寺社仏閣の門)・福島(すずめの実家)。国内各地の景色が映像美で描かれ、東京で生まれ育った私には、御茶ノ水・聖橋近辺の映像が、とても懐かしく美しく感じ、駿台に通っていた学生時代にフラッシュバックした。
後半の昭和音楽に包まれるシーンは、我々昭和生まれには理解出来るものの、平成生まれの若者には、どのように感じたのか?が、気になるシーンであった。
コロナによる制限解除もあり、旅に出る衝動に駆られる映画であった。
単刀直入に言います
命が簡単に奪われるということを描くなら
震災(扉閉めが間に合わず)で人がシヌ描写を入れるべきだと思いました。
主人公が旅を進める理由は些細なこと(一目惚れ)でもいいと思うのですが、旅を続けていくうちに命が奪われることはどういうことなのか、自身がしている事への重圧、過去のトラウマと向き合って最後の大仕事に取り掛かって欲しかったです。
そもそも主人公が震災で親を亡くしたことへのトラウマがなさすぎるというか、そこをうまく落とし込まなかったせいで、現実にぶつかった困難から成長していく過程がすごく浅いものになっていました。
全体的には見られる感じだったのに、友達の大学生が懐メロかけ始め歌い出したところでゲロ吐きそうになりました。
なんでやねん!!!!!!RADWIMPSかけろや!!!
複雑な心境
みんなが面白いとか名作だとか大絶賛してたから、娘を連れて見に行って来ました。きっと君の名はや、天気の子みたいに無難に楽しめて、無難に泣けると思いまして。この二作は楽しめました。
結果、感動どころか正直理解に苦しみ、最後不快にもなりました。
一見いい子風なのにイケメンに一目惚れして、育ての親の言う事も聞かないどころか逆にバカにして、好き勝手行動して、金使いまくって、大事なもんまで引っこ抜いたりして行動する、はちゃめちゃな主人公。そしてどんなに遠くても走りまくってあっと言う間に到着可能。
かわいくコミカルなイスキャラに何故か無理矢理イケメンをミックス。見ててイライラするネコ。
本音を子供にぶちまける育ての親。
震災を題材にするのは良いけど、3.11をネタする必要はあったのか。特に絶対3.11じゃないといけない理由はなかったと思うし、3.11じゃなくても話は成立したはず。客寄せの話題作りの為に強引にネタにしたのだろうか。チョットやり方が無神経ではないのか。
不謹慎な発想かもしれないけど、地震が題材の映画と言うから、大地震や震災のシーンを期待してしまったのだが、結局それも無くて拍子抜け。
話しに一貫性のあるテーマもまとまりも無く、色々詰め込んだ的な考えれば考える程正直薄っぺらいお話。こんなに酷評してごめんなさい。
でも結構評価が良いから、本当に何が面白いのか久々に教えて欲しいと思った映画。いつも映画見てこんな風には思わないだけど。単純な心で見ないといけないんだろうなぁ。
でも絵と音楽が相変わらず綺麗だったのが救い。
三ツ矢サイダーのような映画
映画館にて鑑賞
10分の予告映像を見てあまり面白くなさそうと感じたが友人達の評価が高く一度見てみようと感じ鑑賞した。
見てみた感想としては天気の子以上君の名は以下という感じ
全編に渡り絵が綺麗で展開もサクサクと進んでいて見ていて飽きたりはしない。
しかし展開が無理に感じる所が多いのも否めない。
高校生が電子マネーだけでなんの用意もなく東京まで行けるのも現実的ではないように感じる
と言うよりはまずあの数時間会話しただけでその後椅子に変わってしまった人間を好きになるだけでも理解できないのに、終盤の世界がどうなってもいいからその人を助けたいというのは無理があるように感じる
天気の子でも同様の展開だったが、そこは関係性が育まれていく描写があったので理解できたが今回は一目惚れしただけ。あきらかに描写が足りない。
またダイジンが良いものなのか悪いものなのか謎。
神様だから気まぐれっていう設定で乗り切るつもりなのかな。明らかに途中まで悪い顔して悪いこと言うてたやろ。逆に最後まで悪者でもよかったんじゃないかな
サダイジンがおばさんにめちゃくちゃ言わすのもよくわからない。必要なシーンでもないと思うし
お爺さんとのシーンもあんまりいらんなぁ
いいシーンとしてはアクションシーンが躍動感がすごくて椅子が観覧車を走り回るシーンは迫力があった
声優も良い
またジブリ作品へのオマージュ?パクリ?が溢れていて
ミミズ初登場のシーンからもののけ姫のデイダラボッチにしかみえない。
しかも最後爆破して野原になるところとかもののけ姫まんま
ミミズは花咲か爺やったんかっていう笑
そしてハウルみたいな主人公
またルージュの伝言なども良かったし友達とのドライブのシーンは面白い
総評として今回は天気の子よりテンポが良く楽しかったが、内容にあまり深みや理論づけがしっかりされていなく感じた
そこら辺をもう少ししっかり掘ったほうがよかったかな
また本作の肝である3.11設定だが必要あるのかな?
それのせいで拒否反応出る人はいるだろうし、明確に描かなくても良かったような気がする
まあ見ていて楽しい作品ではあるので次回も新海作品は見てみようかなと思う
地震の防災放送を聞くのが辛い方は鑑賞を控えた方が良い
とにかく展開が速い、最初の三分の1は開いた扉を閉じる作業の繰り返し、中盤の東京で草太の喪失、後半が鈴芽の地元に戻りエンディングまでという流れなのだが最初の扉を閉める繰り返しがなんというかシリーズもののアニメのお約束シーンみたいに見えてしまった。
草太に対する好感度の高さが最初から異常で(既視感があるとはいえ)あそこまでの行動を起こさせる動機付けには弱いなぁと思います。
エンディング近くで会ったのもお母さんと認識していた自分自身、草太はあまり強く印象を残した描写は無いのでちょっと無理やりだったかな?
思春期の少女の一目惚れと思いこみを加味してもなかなかの急展開だったな、と。
草太も中盤に鈴芽への好感度が爆上がりでしたねw設定的にはかなり冷静な青年っぽかったので、余計に鈴芽に対する思い入れがわからなかった。
テレビアニメで週を追うごとに観れば違和感なさそうな設定ではあるのですが、二時間の尺に入れると無理やり感が強い。もう少し心情描写が欲しかったですね。
声優は草太以外は違和感無く見れました、逆に言うと草太に違和感があり喋られる度にンン?となってしまう。
おそらく舞台で演じられれば違和感の無い発声、喋り始めに力が入った発声をするのでセリフがスッと入ってこない。
キャストはオーディションで選んだらしいのですが、本当にそうなのか?という人材ですね。
監督のディレクションがそうだったのかもしれませんが、彼の声が1人だけ舞台の違う場所で演じてるようで周りと違和感がありました。
そうゆう演出だったらすいませんですが。
それから劇中、ネコのあだ名がダイジンっぽいからダイジンで!ってなったいたダイジンっぽい理由が全くわからなかった…大臣?もう一匹が左大臣を名乗るのも中々意味不明展開、説明なくてわかる方マジで凄いです。
映画中、全くわからなかくてナゼェとずっと思いながらエンドロールまでいってしまった。
考察勢は楽しいと思いますが(私も設定見るのは大好きです)けっこう不親切なとこもちらほらありました。
鑑賞前から言われていた地震関係の描写ですが、そこまで過敏になるほどでもないと個人的には思います。
地震のアラートは変えてありますし、直接的な津波や家屋がリアルタイムに破壊される様子などは描写されていません。
ややきついかなと思ったのは津波警報の放送ですね。
女性のゆっくりとした声で「津波警報が発令されました」と流れる部分があるのですが、あれはかなり実際に近い描写です。
防災警報は広い範囲に届けるのでエコーがかかりやすい、なのでお知らせの声はだいぶ間を空けて喋るんですよね(映画の中では少し早めでしたが)。
地元の防災放送を思い出してちょっとゾワッとしました。
当時の映像みて辛いと感じる方は映画館では無く視聴を止められる媒体になってから観た方が良いかと思います。
なんやかんや書きましたが、二時間ぎっちりと内容を詰めてある映画です。
正直あっという間に観終わりました、大ハッピーエンドで終わるのでそこはとてもスッキリと良い作品です。
監督の次回作を期待しております。
椅子が可愛すぎた(*¨*)
人間から生き物でもなくなぜ椅子に!?と思ったけど、
3本足でトコトコ走ったり寝相が凄かったり、寝起きが悪かったりカバンの中にちょこんと収まってる椅子がとにかく可愛かった(*´ω`*)
映像も綺麗で最後はジーンときた(T-T)
猫が…えーそうだったの!!
もう一度巻き戻して見たくなった…
あぁ愛って…(⑉• •⑉)
焼きうどんにツナマヨって美味い?
天気の子と物語の流れが被ってる、現代日本を舞台にJKを救世主にすると全国を旅しながら事件を解決するしかないのか…新海誠の浅さを感じる。まあタイアップや地域スポンサーが付きやすいってのもあるかもだけど、もうちょい好きに作って欲しいもんだ。商売だから仕方ないのかね…イスの足が1本無い理由が全く出てこなかったが心残りです。最後に謎が解けて生えてきても良かったと思うのよ。
そうたの一族の説明がもう少しあっても良かったけど、映画だと尺が足りないね。
エンタメとしては充分楽しめるし、お約束やご都合主義感はあるが一般向けには分かりやすくて良い。ただ主人公2人はあんまり魅力は感じないし、性格を理解させる為に別エピソードを入れてないからかもしれない。ダイジンのがまだ目立ってる感。
ダイジンをSNSで情報を集めて追いかけるっては今風っぽくて面白い。
日本の地震大国の原因を巨大ミミズにしててそれを鎮めてるのがそうたの一族ってのも面白い。でももう少しミミズの謎についても説明が欲しかったかな、次回があるならそれが説明されると良いけど。
ダイジングッズ有れば欲しかったなぁ。
知らない扉をそのまま開け放してたら怖いし、私なら閉じる。
取り扱う設定やテーマとしては面白いのかもしれないけれど、実際に起こった震災を取り扱うには真摯さが足りなかったと思う。
そして、正直、主人公と男の子が何故恋愛関係に至ったのかの描写もイマイチに感じた。主人公が戸を締めなかったことで起こった惨事への責任感として動いてくれたほうが納得できたと思う。無理に恋愛関係にする必要は無かったのでは無いだろうか…。
とりあえず、前回や前々回の作品が比較的歌を全面的に劇中に押しだし、ある種MVのようになってた場面があったが、今回はそれがなく、劇中のBGMや主題歌は個人的にいいなと思った。
また、神木くんが珍しい役柄をやってたので、それが1番見て得したなと思った点である。
ただ、他人に積極的にオススメもできないし、もう一度観たいとは思えない。
世界の存続はいつだって運命の鍵を握る者の善意で舗装されている
最新作「すずめの戸締り」を予備知識無しで観てきました。
今までの新海誠作品の中では1番好きかも。
大ヒットした「君の名は」も映像は美しく楽しく飽きずに観れたけど、感動した!名作!!もう一回観たい!!!とはならなかったし、「天気の子」は現代日本を舞台としてるのにリアル(現実社会)との整合性が取れないご都合主義な展開が始終気になって物語に集中出来なかった。
今作はもうのっけから「ファンタジーです!!」って全面的に主張して頂いていたお陰か、細かなご都合主義的なストーリー展開はそこまで気にならなかったかな。
寧ろ、九州の長閑な場所に住んでるけどスマホ決済使いまくりでお財布なくても大丈夫!だったり、Twitterやインスタのハッシュタグで探し物が見つかったりとても「イマドキ」な演出を数年後、数十年後にどんなふうに思うんだろうな…と思ったり。
「天気の子」では最後、世界かヒロインかどちらを取るかの選択を迫られた際にヒロインを取った事によって雨が降り続く世界が残された。
今回も世界(日本に暮らす人々)とどちらを取るのか、自分の選択で沢山の人々が死んでしまうと云う場面が訪れる。
でも、私はいつだって運命の鍵は自分の為に使ったら良いと思っている。
どうせどっちを取ったって大なり小なり後悔はするのだから。
世界を救ったって良いし、己の運命の人を選んだって良いと思う。
だって選択権を持っているんだから。
まさかどっちも取るとは…流石です(笑)
其れにしても、我々はネコ(ネ申)に守られてるのですね…。
でも、日本の神様は八百万で全知全能では無いし、人格者でもない。
人間から認識され、愛され、畏れられ、信仰される事で力を持つ。
恩には(人間とは違う尺度で)報いる。
神に愛された鈴芽ちゃんは先々で助けられつつも駆けずり回る。
ホント、発言には気を付けようね。
あと、戸締師(字は知らんけど)はもっと人数増やすべきじゃない?
追記
今回の物語の主軸にあった『震災』
どの地域で起こったものも私はその現地に居た訳では無かったのでその渦中を実際に震源地周辺で経験した人々にとってどの様に感じるのかはわからない。
(エンタメ作品として扱うのは)「不謹慎だ」「不愉快だ」って思う人もいるだろう。
其れでも私は「これも浄化方法として有りだな」と。
当時、ニュースやTV画面越しの世界でも不安な気持ちになったし、3.11の時には電力供給や物流にも影響があったし其れなりに大きな地震で帰宅困難になる程度には巻き込まれた。当事者と言うには烏滸がましい気がするけど、無関係と言うには自分の中にしこりがある。
災害に関わらずだが、ただただ忘れてはいけないのかも知れないが其々の中で咀嚼して消化する事によって乗り越える事が出来る事もあると思う。
だから、多くの人が観るであろうエンタメ作品としての映画によって振り返り消化する、またはあの時の事を考える切欠になればいいね。(映画の感想と言うより所感)
相変わらず映像綺麗で魅了される!
まず初めに、映像美。本当に綺麗。
内容に関しては、色々詰めたなぁって感じ。
過去に色々あるスズメの成長物語。出会う人々の温かさに触れる冒険物語。ラブコメ等々、、、
扉を閉める話のシリアスさからの色々な人と出会い、紡いでいく絆の日常パート。交互に見れてとても良い!!
義母との関係性についても、今までの仮初の関係性から本物になれたんじゃないかな? いいと思うけどもう少し深く語って欲しい気もする。
ソウタとの関係性もとても良きなんだけど淡い気がする。もう少しアフターストーリーも見たいし。
っていう点から凄いいいんだけど、色々詰めててもったいないというかもっと見たいというか、、な感じです。
あとは、俺の理解力低い案件。後ろ戸は誰が開けたのか?とか、左大臣?はどうして封印解けたのかとか、片っぽで防げるの?とか、常世に要石はあるの?常世で封印するの?とかとか理解力の低さから疑問点はあったけど、音楽最高だし、声優も今回良かったし、世界を救うために1人を犠牲にしてからの救うとことか最高に良きだし、ソウタもスズメもダイジンも好きだし
安定して面白く良かったです!
めっちゃ長く書いたなぁ、、、まだ色々語りたいぜ、、
「良い」ですけど
「良い」んだけど、「良い」んだけど、、、
綺麗に終わり過ぎていたからでしょうか。
期待していたより心に響かなかったです。
「良い映画」には間違いありませんが、
ただそれだけというか。
問題点はこれまでの新海作品の中でも少ない方だと思いますが、
余韻が少なかったのも事実です。
絵や音楽は素晴らしかったです。
ストーリーはといえば、人柱的なものを扱うのは前作でも経験したのでパンチに欠けました。
あと2時間ほどの尺の中で出会いから好きになるまで描くのって中々難しいですよね。すずめの、ソウタさんを助けたい気持ちはわかるのですが、なぜ好きになったのでしょうか。イケメンだからですかね?
廃墟や場所の記憶、震災などを扱っていましたが、なんというか上澄みだけをすくった様な、まだ深掘りできるような描き方だなと思いました。
公開に合わせて「秒速5センチメートル」を鑑賞したのですが、個人的は「秒速〜」の方が好きだなと思いました。日常の描き方が上手いと思うので、もっとそのような作品も見てみたいですね。
んー
学校サボってまで引き返すほどの事だったの?と、最初の5分からモヤモヤしたが、時間が経つに連れいろんなモヤモヤが降り積もってしまって読後感が全くすっきりしなかった。
ファンタジーに文句言うなって言われたらそれまでなんだけど以下モヤモヤ点列挙。
・すずめのオカルト受け入れの器が大きすぎて、まだ呑み込めてないこちら側庶民が置いてけぼり
・次のみみずの場所に案内してくれた(らしい)猫の言動が意味不明に主役二人に冷たい
・なんでもう一つの要石がもげたんだっけ?
・そもそも猫は何がしたかったん?草太に要石の役目を押し付けといて「いっぱい死んじゃうね」とか茶化してたくせに最後は自分から要石に戻っていい子になってるし
・終盤おばさんが本音を吐くとこは描写的には後ろにいたサダイジンが腹話術でおばさんに悪態つかせたように見えるんだけど、そんな事する必要があった?決裂→苦難の共有→和解の流れを無理やりねじ込んでる?
まだまだもっとあるんだけど、最大のモヤモヤが、これ恋愛感情に持っていく必要あった?
やりたいこといっぱいあって時間が足りなかったんだろうけど、恋愛に発展する過程のシーンが殆ど無かったから「草太さんのいない世界がうんぬん…」のセリフがなんやこの尻軽女としか。
単に要石を抜いてしまった責任感からの行動で通したほうが無理がなかったんじゃなかろうか。
恋愛話を入れなきゃいけないノルマでもあるの?
それから主役二人、特に草太ののぺっとした演技はなんなん?
映画館出て息子に聞いたらジャニーズだっていうじゃん?
ジャニーズとアイドルを入れなきゃいけない法律でもあんの?
あとは、実際の災害をネタにするのは不謹慎としか思えない
せめて当事者が全員いなくなるまでは時間を置いたほうがいいと思う。阪神大震災ですらまだ当事者が普通にいるよ。
こちらは埼玉で311の時もそんなに被害はなかったとはいえ、あのビヨビヨの警報音は喉の奥が締め付けられるような感覚になるし、当事者の人達にとっては腹の中を興味本位のマジックハンドで引っ搔き回されるように感じるんじゃない?
2週間前に見たRRRも突っ込みどころが100万個あったけど、あっちは見終わった後の恍惚感がたまらんかったのにくらべこっちはとほほでした。
あの惨状を目の当たりにした日本人には刺さる
2011年3月11日のあの日、行ってきますと言った人は帰って来れたんだろうかと思い涙を禁じ得ませんでした。
この辺綺麗なんだねと言った彼の何気ない一言がスズメと同様に心揺るがすハンマーの様な一言でした。
10年一昔、私は九州人で実際被害はありませんでしたが、まだあの時の災害で苦しんでいる方がいる事を改めて認識しました。
もう脚本が面白いのかどうかはわかりませんが、心に刺さった作品だと思います。
高評価が不思議!!!なぜ?
なんでこんなに高評価なのか私も分かりません…
唯一泣いたのが,ダイジンが「うちの子になれなかった」と言って固まるところ。
猫好きはダメです,あれ💦
・・・印象に残ったのはそれだけでした。
なんか,全体的に勢いだけで、
大雑把で大袈裟なストーリーだなと。
すずめがイケメン追いかけたからですよね、そもそもの原因。
きっかけが軽い。
新海さんは、君の名はがマックスです。
モヤモヤする作品、震災を扱うには軽すぎる
設定として、過疎化したりして忘れられた土地に残った想いの重さが災害の原因になるという設定は理解できる。ただ、そこにリアルで起きた3.11の震災を結びつけたのは理解できない。
登場人物たちはその災害を防ぐために各地の扉を閉じて災害の発生を防いでいくのだが、 その設定では3.11の震災は人為的に防げたという意味合いにもとれると思う。 設定の中で実際の震災を無かったものに出来たかも知れない世界線を作っているのは虚しかった。
本映画では元々震災があったものとして描かれている。その過去を振り返りながら現実に起こりかけている
3.11並みの大災害を食い止めようとしているなか、
要石の猫が”人が沢山死んじゃうね笑”の様に嘲笑っている描写はとても不快だった。
3.11の時も要石が抜けてしまって地震が起きて その時もそんな事を言っていたのかなと感じてしまった。
そして、その猫も結局いい奴で災害が起きるであろう扉の場所を教えていたと判明したのだが だったらなぜ、もっと主人公に協力的でなくサイコパスの様な言動や行動をしていたのだろうか。 また、主人公の要石への掌返しも軽すぎる気がする。
加えて、この猫の名前はダイジンっぽいという理由でSNS上で決まったのだが、無理やりすぎると思う。そして二つ目の要石もサダイジンっていう名前だったというのもなんとも言えない。
また、知らないうちに二つ目の要石が抜けていて、それが主人公の伯母に取り憑いてとても精神的に厳しいことを言う描写も心苦しかった。
被災した人の心情は誰かに代弁できるようなものなのだろうか。と考えてしまった。 被災者の方の心情を叔母が代弁しているかの様な描写をなぜ描いたのか。
そもそも、何故二つ目の要石も抜けたのか。
そして、その猫の形をした要石も結局いい奴で災害から皆を守ろうとするいい奴として描かれていた。
結局、今までの要石が元に戻って災害を食い止めたのだが、要石に戻りたくない理由や要石の感情や背景が描かれてなさ過ぎて、なぜ最初から石に戻らなかったのか理解できない。
そして、主人公の行動も軽率すぎる。大災害が起きてしまうのにも関わらず、要石になってしまった好きな人(出会って4日程度)を取り戻す為に行動する描写は恋愛の為なら大災害を起こしてもいい、そして主人公が犠牲になってもいいと思っていると感じられる。
たとえ主人公が後に要石になろうとしても3.11の様な災害は恋愛感情と引き換えに起きていいとは思えなかった。
総じて 主人公が死ぬのは怖くないといいきるシーンで、どうしてそこまで言えるのかを描かなかった為に、それ以降の登場人物の発言がすごく軽く見えたと思う。 作者の意図として、忘れ去られた土地や被災地を忘れないでほしいという想いや葬いたいという意図は感じられる部分もある。
しかし、映画の軸が定まってないと感じた部分の方が多い。 ロードストーリー中の友情、主人公の恋愛、親子関係、主人公自身の過去と現在、忘れられた土地への想い、、、
作者自身が震災について書きたいというのは部分的に理解できる。
ただ、詰め込み過ぎて震災がエンタメを成立させるための道具として用いられている様に感じる部分があった。
震災の経験の無い世代が
この映画を観て、ただただ綺麗だと感じたり
本当に起きた地震とか津波とかが美化されてしまうというか、リアルが美しく書き足されて感動を与える道具みたいになっているのが悲しかった。
最後のエンドロールに実際の写真をつけるべきだと思った。
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