すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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戸締まり用心、火の用心
廃墟マニアは結構多い。確かに魅力はあるので理解できますが、最近、もっと凄いゴミ箱マニア(?)が写真を撮っている光景に遭遇しました。ゴミ箱撮ってて楽しい?写真を整理していて、ウゲーってならない?などと、世の中色んな人がいるものだと感じる今日この頃。イケメン青年ももしかすると廃墟マニアかと想像していたのですが、全く違ってました。
災害を扉と要石で封じ込める、巻き込まれ型青春ロードムービーファンタジーといったところでしょうか、女子高生のトラウマなどの内容が濃いアニメ作品となっていました。廃墟の扉を探しているという草太に出会った高校生の鈴芽が、草太がダイジンという猫にイスに変えられてしまったから、さぁ大変。猫を追いかけ、ミミズを封じ込め、草太を助けなければならない・・・
最初からジブリ作品へのオマージュが感じられること多々。温泉リゾートの廃墟の雰囲気は『千と千尋の神隠し』だし、巨大ミミズの出現は『もののけ姫』のタタリ神みたいだし、猫(ジジ風)やドライブ中の曲が「ルージュの伝言」を使ってるため『魔女の宅急便』まで思い出す。テーマ曲「すずめ feat.十明」」は『風の谷のナウシカ』の「王蟲との交流、ナウシカレイクエム」と雰囲気が似ている。イケメン草太のイメージはハウル?いや、それより、友人・芹澤が神木隆之介じゃん!待たれよ・・・とまぁ、ジブリに影響を受けた新海誠の恩返しだったのかもしれません。
BGMも何だか凄い。テーマ曲もいいのですが、最初のスペクタクルシーンでのビッグバンドジャズがあったり、クラシカルな雰囲気の曲もあったりで、音楽的にも大満足。そして、水の描き方も『天気の子』のように幻想的だ。
劇場で配布された「新海誠本」を読むと、岩戸という名字から天照大神が天岩戸に隠れたことから取っているみたいだし、すずめの名前も芸能の神様アメノウズメノミコトから取っているとわかります。
東日本大震災から11年。いまだ復興は終わってないことを改めて感じさせられ、亡くなった方への思いに目頭が熱くなりました。
新海監督、ありがとうございます。
私も東北に住み
縁のある者として
新海監督からの鎮魂の思いが
とても伝わってくる映画でした。
本当にありがとうございます。
祈りは過去にも届くと信じて
そして未来は明るいと信じて
今を生きていきます。
「行ってきます」
期待の大きさとの落差が
新海誠作品は、
現実味のあるリアルを描いきつつファンタジーなバランスが良いのだけど、
今回は、実際にあった震災を地名まんまで使うとなると、いくらファンタジーとしたとしても、いろいろ無理が見えてきて気になってしまった。
その最たるものが、震災は起きてしまってる世界になっていること。本質は救えてない。(人は死んでないのではなく描いてないだけ)
実際の史実だから震災の被害はファンタジーとしても変えられない。君の名はのように、災害を逆転のハッピーエンドにはできない。
で、作品が救ったのは震災後の地震という描写。
実際には起きてない地震をさも救ったかのように締めたこの作品は、実際に震災で被害にあった人を思うと、ないよなあと思ってしまう。。
あとすずめの心理(恋心)もちょっとついていけなかった。出会ったときがアレなので、ただの一目惚れの延長で命貼るか?と思ってしまう。イスにはなってるけど恋心には展開しないよなあ。。イスにキスするのも、とってつけた感じで設定が薄っぺらい。
やっぱり比べちゃうけど、君の名はの場合は、過去に会っていた想いと身体が入れ替わった体験があったからこその、お互いが引き合っていく、と自然で見事な展開だった。
と期待値高かっただけに残念。
あと地震速報シーンが多すぎる。ここまで使うのかと。
地震は日本では現在進行形であり、度々大きな被害を及ぼす。地震速報がなる度に緊張が走り、現実世界に引き戻される。
要石が守ってるなんて思えない状況、日本に住んでいればそんな事、誰でも感じている現実世界。
地震を題材にこの作品は何を描きたかったのかが見えない。
普通に楽しめけど…
全く前情報なく観た。
震災を体験している人にはつらいストーリーかもしれない。それを抜きにしての感想を、自分の記憶の記録のために書くことにする。
震災を体験していないので、普通に楽しめたけど、なかなか難しいテーマだとは思った。そして、「君の名は」を観た時ほどの感動はなかった。「天気の子」を観た時と同じような感覚。
震災のことは別としての感想としては、映像がとても美しいし、音楽も楽しめるので映画館で観て良かった。あとは、草太の声の松村北斗さんが、とても素敵だった。深津絵里さんの声や話し方も好きだった。
クスッと笑えたりするシーンは楽しめたし、主人公は可愛いし、テンポも良かったと思う。ストーリーは、始まりが唐突すぎる気がしたし、終わりもなんだか個人的にはスッキリしなかった。ただ、1日1日を大切に、という気持ちは、そうだな…とは思ったけど。
ジブリのオマージュ的なシーンは何だったのだろう?あとドライブでかかる曲が懐かしい曲で私たち世代は楽しいのでは?
少し期待値が大きすぎたのかな?
でも、もし観るなら、映画館で観ることをオススメする。映像と音を楽しむために。
けんかをやめて
終始アクション展開が続きロードムービーとなっているので退屈はしない
しゃべる猫とか走る椅子みたいなアイテムも可愛くて悪くはない
終わってみれば、いつもの新海誠節(運○の人みたいなやつ)
蛇足だが、平日の午前一発目なのに親子連れ多数(ラスト展開は親御さんの方が涙涙)
あぁ・・・うん まぁ
秒速5センチメートル~言の葉の庭→リアル(寄り)
君の名は。→SF
天気の子→フィクション
すずめの戸締まり→オカルト
映像の質が上がっていってるのに
どんどん脚本の質が落ちていく
次はどこぞの宗教アニメになりそうで怖い
面白かった
前知識なしでさほど期待せずに見に行ったけど、素直に面白かった。
大ヒットを記録した前二作と比べて、似通ったところは、やはりたくさんある(日本古来の神話伝承を取り入れて災害を描くところ、あちら側とこちら側の世界を飛び越える描写がたくさんあるところ、運命的に巡りあった年少男女の恋愛感情が行動の原動力となっている点等々)。でも、個人的には本作が、一番エンタメ映画として楽しめたように思う。
特に最初の15分が凄かった。得体の知れないモノとの出会い、何かとんでもないことが起こってしまったというドキドキ感、スピーディーかつ予測不能な展開に一気に引き込まれる。
もちろんキャラクターの細かな心理描写や非現実的な行動に対して細かいツッコミはあるけれど、それを入れ出したらキリがないし、それよりも映像のクオリティの高さにとにかく圧倒されて、それを楽しむべきだと思った。スケールの大きい映像表現が盛りだくさんで、もののけ姫やエヴァンゲリオンを彷彿とさせる。
震災をああいう形で描くことへの批判は、当然あるとは思う。それでも、こうして見応えのある(そして最後は皆が救済されて終わる)エンタメ映画に仕上げたという点で、作り手の勇気と力量を称えたい。
見る価値は十分にある。
きっと今も何処かで誰かが戸締りしてくれている
家族三人で鑑賞しました。見応えあった!
新海監督らしい、日本人ならではの作づくりでした。
この感想は、天気の子を観た時も感じた感覚に
似ていて、これが新海ワールドなのかもしれません。
全体的にはウルっと来る系なんですが、時々スリルと
一抹の怖さ・不気味さもあります。その意味で、
ずっと一定の緊張感を持って2時間を過ごすことに
なり、ちょっと疲れました。
それにしても、映画界では女性のパワーが目立ちますね!
たまたま私が鑑賞している映画がヒロインものが
多いだけかもしれませんが、男性の影が薄くなって
来ている気がするのは私だけでしょうか。
また次回作も楽しみにしています!
新海誠流「魔女の宅急便」
やはり期待を決して裏切らなかった新海誠
震災のトラウマや記憶とどう向き合うか、しかも幼い頃に体験した惨事と向き合う思春期の気持ちを素晴らしく描ききっている。
劇場では映像の繊細さや臨場感、キャラクターの演技を見て、帰ってから劇場で貰える「新海誠本」を読んで貰えば深く理解できるだろう。
「新海誠本」はきっと新海誠がアニメで伝えたかったけど伝わらなかっただろうなというところを細かく説明してくれている。この本を読まないことには多くの人が新海誠が分かって貰いたいことを分からないまま「すずめの戸締り」を消化してしまうだろう。
終始鳥肌
今までの新海誠監督の作品は映画館で鑑賞することが出来なかったので、今回は後悔しないように映画館に足を運びました。
見入ってしまいました。
見るか迷ってる人は必ず見るべきです
ただ今回はテーマが"地震"なので警報アラームだったり地震にトラウマがある方は控えた方がいいと思います。
ネタバレになってしまうので細かいところまでは書きませんがまず、すずめ(原菜乃華さん)とそうた(松村北斗さん)など全キャラクターの声を担当する役者さん方のレベルの高さに驚きました。
松村さんには正直ジャニーズということもあってあまり期待していませんでしたが全力で謝罪したいです。
声がほんとによかった、心地よくて、声優さんですか?というくらい吹き替えが上手かったです。また声優のお仕事をやって欲しいくらいです、、、ほんとに素晴らしかった、、、
そしてすずめ役の原菜乃華さんはダントツで声が真っ直ぐ入ってくる感じ。今回の役と声が、原さん自身がとてもマッチしていて物語の世界観もすぐ掴むことができました。
そして内容は現実味は全くありませんでしたがそこが良くて、最初の扉を閉じるシーン、そしてタイトルがでてくるまでの一連をみて鳥肌が止まりませんでした。
物語の中で引っかかったり、少し違和感を感じたことが少しあったので星を4.5にしました。
それでもこの作品を映画館で見れたことはほんとに良かったし、新海誠監督の世界観は素晴らしいなと感銘を受けました。
なんと言っても今回は音楽も素晴らしくて、毎秒瞬き出来ないくらい展開がコロコロ変わり飽きずに鑑賞できました。
RADWIMPSさんもほんとに素晴らしい!!!
あんな素敵な歌詞を紡ぐのずるいなぁ、、、、、、、
オススメの作品です!ぜひ映画館で!
日本はこの作品がある事に誇りを待つべきである。
日本はこの作品がある事に誇りを待つべきである。
全てに素晴らしい。
頑張る女の子の表情、
撮り方によってはSFホラーなのに家族で観れる演出、
子供も楽しいのに実は難解な物語…more
万人受けじゃない事が万人受けした最高傑作。
言うまでもなく大ヒット中。
細かい感想は、みなさんが書いてるので
私はキャッチ的なパートのみで\(´ω`)/
素敵な時間でした!
新海作品のロードムービーはワクワクする
新海作品でお馴染みのとても正確な街並みの描写が今回も世界観にのめり込める。
九州に始まり日本を横断していくロードムービー的要素はシンプルにワクワクしながら楽しむことが出来る作品であった。
一方で登場人物は天気の子、君の名はなどと比較すると少し少なく、話の奥行きはあまり深くないものにも感じた。
物語冒頭から大きな展開を作り観る人を一気に引きつける狙いがあるのかなと感じつつ、こうでもしないとTikTok などのショート動画に馴染んだ世代には耐えれないものなのかもと思い、よく考えられてるなと感じると共に、マーケティング要素が強すぎて少し醒めてしまう自分もいた。それは作品内に協賛した企業の商品が正確に入ることにも同じことを感じた。
あるのは、現代の若者
ファンタジー要素が強
新海誠大傑作です!
今のこの気持ち書かずにいられません。
ネタバレは、しない様に書きます。
主人公のすずめのラブストーリーとすずめの過去との繋がりのロードムービーです。
若い人には、恋愛、少し年のひとには、すずめの母を探す姿には、涙が溢れてしまいます。
ラストでは、こう最後につながるかーと涙涙です。
観ていない人は、是非御観覧を損はさせません。i
個人的には好みでない作品
新海さんの作品は、
ずっと見続けていますが、
今回はテーマが重いわりに、
ストーリーに釈然としない部分が多く、
個人的にはいまひとつでした。
被災者としても、
心を抉られるようなシーンもあり、
そのぶん救いがあればよかったのかもしれませんが、
そういうわけでもなく、
ただ無駄にトラウマを呼び覚まされたような気持ちになりました。
被災して傷ついた方々には、
安易に見てほしくないなという気持ちです。
もう新海さんの作品は、
今後は映画館で観なくてもいいかな…と思ってます。
泣けた~
上映初日に観に行きたかったけど、
仕事の都合で今日になりました。
いつもの映画館は、現在1日15回上映。
朝1の8:00、240名ほどスクリーンで鑑賞。
半分くらい埋まっていました。
邦画で一番好きな映画は、君の名は。
映画を好きになった記念の作品。
君の名はが強烈だったので、天気の子は期待が大きすぎて、いまいちだった。
今作はどうかなぁとワクワクドキドキ。
半分ぐらいからずっと泣いていました。
君の名は号泣だったけど、すずめの戸締まりも
心が暖かくなる作品でした。
途中、ナツメロとか言われていた曲は
おばさんの世代の曲で、懐かしく、
すずめの故郷に帰る高速場面が近所だったので
ちょい嬉しかったです。
次はI'MAXで観よう
そして、今から君の名はを観ます。
そしてあすからの仕事を頑張ります
昭和歌謡
すずめが最初からやらかしていて、途中までなかなか乗っていけない。ダイジンが実は扉が開くところに導いていたと知りやや納得。車中で流れる昭和POPの数々、斉藤由貴の卒業、リアルタイムで聴いていた世代としては懐かしい。噂で昭和歌謡が流行っていると聞きましたが本当なのかな。そしてエンドロールを観ながら思うのはこの話の続きが見たいということ。君の名はでも同じこと思ったような。
猫と椅子の追いかけっこ?その先にあるものは?
追いかけっこしながらのロードムービー?だけじゃない!
地震災害に触れたくない方を除いて、新海作品ファンならば観る事をお勧めします。
家族を失った深い悲しみとか大きな喪失感とか、心の傷が少しでも癒されれば、前に向かって進まれるきっかけになればば、と望まれて作られた作品かと思われます。
言いたい事は沢山ありますが、ネタバレになるのでここまで。
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