すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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かつての人々の営みを想いながら扉を閉じる
かつての人々の営みを想いながら扉を閉じるということに、哀悼を捧げる的な何かを思わせた。新海誠って人の中で「家族」とは、親族を指していうのではなく、「世間」であるように感じるのは私だけだろうか。震災ネタは、現地の方々にとって心苦しいのではないか。かつて、震災の後、傾聴ボランティアに向かった。政府に対して、被災者が生活できるだけ多くの資金を迅速に布ばるべきだと進言したが、結果はどうだろうか。為されていないように思える。所詮役人になるべきでない人間たちが政治家や公務員をしている。震災に備えることが大切であると思うとともに、あの火の海となった街の風景は、実は、今普通に生活している人々の生活が、火の車であることを表しているとするならば、それは私の考えすぎと言うものだろうか。毎回思うんだが、新海誠の物語の恋愛に至る経緯がなんだかチョロすぎる、お粗末に感じる。無駄に恋愛をテーマにしているようで、流行る要素を研究して無茶苦茶に集合成しているのではないかと思う。「君の名は」が最高作で、その他諸々は駄作であると思われる。
お子さまへの注意も含まれている。
すずめ、そりゃねーぜ。
すずめきっかけで色々起きちゃう。
戸は開けたら閉めましょう。
ほんとそう、こんなことになっちゃう。
最初から最後までずーっと、ハラハラ。
けど、猫らしきものたちがイマイチわからず。
いつの間に役割変わった??
いきなり出てきて何??
これは、二度みないとわからないタイプだと思った。
伏線回収は明確に説明されてないからよーく振り返ってみてあ、あそこか。みたいなかんじ。
涙もさほど出ない。
キッチンペーパー1枚で十分。
ごはん描写はジブリさんの勝利だった。
声、浮いて出ちゃってる人がいた。若干1名。比較的皆さん本人像がちらつかず役で見れた。
欲を言えばイケメン草太さんもっと出て欲しかったなぁ、ほぼイスで。。。
そしてもっと関係、突っ込んでもらいたかったなぁ。
LOVE要素は薄めでした。
まさかの良作ロードムービー
前作"天気の子"では所々1.4倍速にして見てぇ..と思う箇所がありましたが本作はテンポが良く没頭できました。
序盤まさかロードムービーになるとは思いませんでした。
Twitterで猫追いかけたり、急な家出でも電子マネーでなんとかなったりと時代を感じます笑
序盤、イスになってしまったのだから流石に素直に協力してもらえよ。。とか、
石引っこ抜いたお前のせいやんけ!とか、
ローファーは不向きでは?とか、主人公の幸運っぷりとか所々突っ込みましたが、
テンポが良かったのでわりとスルーできました。
靴無しで警察によく引き留められなかったな..とか靴がとにかく気になりました。まさかの伏線?だったとは。
①封印が経年劣化?で弱まる
②東北の扉の裏戸が開きかけて、その影響で要石を抜くことができた(抜けてしまった?)
③猫が東北の扉まで案内、封印
といった流れでしょうか。もう一度観なくては。。
男がイケメンじゃなかったら成り立たななかったじゃんと思う人もいるかもですが、大抵のボーイミーツガールはそんなものです。物語の大半はイスだったので目をつむるのです。
閉じ師ならもっと休みやすい仕事就いたら?とかって突っ込みも野暮でしょう。
というか東日本大震災からもう11年なのですね。。フラ・フラダンスを思い出しました。
震災が伏線というのは"はいからさんが通る"でもありましたが、このての伏線は子供が観てわかるのでしょうか。そういう作品は結構多いですが。
面白かったです。
イケメンの草太さんに完全に一目惚れで追いかけて巻き込まれた女子高生。いや巻き込んだ女が正解だと思う、彼女がいなければイケメンが椅子にされる事もなく試験にも行けて事件も起きずに平和な可能性が高い。
これがイケメンでなければ発生しない事案である。もし俺が女子高生に声をかけようものなら、作り笑顔か嫌な顔で見られるだろう。私から早く離れて忘れたい女子高生が爆誕するに違いない。
何も持たずにスマホがあれば電子マネーで今や旅に出られる。この作品をいつか遠い未来で見た子供達が電子マネーって何?と聞く事が訪れるだろう。※私は独身です。
---------------【すずめ】------------
最初に言っておく。『最高に可愛い』
めちゃくちゃ行動力があり、ちょっとS気があり。(私も足で乗られたり座られたい。)運動神経抜群でスタイルも良くて優しくて、辛い過去を背持った女子高生。色んな人に好かれる性格の彼女。人間らしさを持っていて叔母が重く感じている。目標や目的の為なら死ぬような事でも、どんな怪我でも恐れず死んでも構わない系女子である、とりあえず『もっと生きたい!』と言うのは、持っている。
---------------【岩戸 環】-----------
めちゃくちゃ可愛い。結婚したい
、もちろん自分はすずめちゃん派ではあるものの環さんも可愛い
自分も稔側なので、気持ちは痛い程、わかる。美人に恋愛対象外にされている事が。
芹澤と会った後だと岡部稔の存在は更に恋愛対象から離れていくと思った。
彼女の苦労は恋愛とは別にある。
すずめがいようが恋愛は可能だから、そこまで好きになった男が現れなかっただけだと思う。
すずめに絶対に言ってはいけない言葉を出すも、反省し逃げずに、ちゃんと最後まですずめの側にいた素晴らしい女性
---------------【感想】------------
面白かったです。本当は長々と書いていたのですが、間違えて消してしまい断念しました。見て良かったと思いました。泣きました。
---------------【オマケ】------------
①猫の気持ち、あまり考えずにすずめちゃんが最後に普通に使って、ちょっと悲しくなる。まあ、迷惑かけただけだしね
②朝、目が覚めたら
部屋の中に蝶々が2頭飛んでるのに違和感があります。あれは何か新海誠さんのメッセージだと思うのですが、わかりませんでした。ただ、常世で幼いすずめと会話中に困った時に椅子に気づき蝶々が2頭椅子の所に飛んでいました。
③常世に持ち込まれた『すずめの椅子』
これは草太さんが開放された椅子だと考えてます。傷とか考えても、となるとタイムパラドックスが発生します。
『すずめの椅子』、高校生で幼い自分に渡す→幼い自分が成長し高校生になり幼い自分に渡す。繰り返します。
事件後、椅子が出ない事から憶測ですが、すずめの部屋には『すずめの椅子』はないと思います。
そう考えると『すずめの椅子』は存在してはいけないモノです。
椅子の足が一本なくなった理由も明かされずに終わりましたが、すずめちゃん本人も知らないと考えると、どうしようもありませんね。ただ、あの場所に突如として現れた椅子と考えると蝶々は両親で災害場所から持って来た可能性もあります。
大事にしてたから傷も災害時のまま部屋に保存。旅時は呪いのお陰で新たな傷はつかなかった可能性。
冒頭の蝶々の2頭は、いつも見守っていると言う父と母なのかも知れないですね。
---------------【完】------------
がっつりとしたファンタジーSF映画
無理筋はあるものの見る価値は大いにある
兎にも角にも画が強い。美しい。タイトルクレジットなんて特に感激してしまった。
「かつての人々の営み」という焦点も新海作品らしくなんともエモである。
今は廃墟でも、かつては誰かのために作られ、誰かが生きていた場所。「いってらっしゃい」、「いってきます」、「ただいま」。それらに想いを馳せながら成される「巡礼」のロードムービーとして、心底から揺さぶられるものがあった。
ただ今作で残念だったのは、(売れっ子監督としての責務故か)キャラクターが説明的すぎる点。
本来であれば、新海監督はキャラに多くを語らせずとも、日常の光景、動作ひとつを巧みに切り取り、その美しさを最大限引き出す演出、画力でもって語ることができるが、今回はやや大衆に分かりやすく作られ過ぎており、持ち味とも言える抒情性が薄れてしまっているように感じる。
また、物語を作るためにやや無理筋かつドラスティックな展開があったことも気になってしまった。悪く言えばご都合主義、よく言えばテンポが良い。スケールの大きいセカイ系よりも、二人の人間の等身大の関係性を描くことの方が「らしい」な、と。(秒速ファン故の拗らせ方かもしれない)
しかし詳細は省くが今作はあの災害以後を生きてきた私たちにとって大いに意味のある作品だったし、新海監督の作品は、観賞後の喪失感と、何気ない日常の美しさを感じられる点でやはり素晴らしいものである。
正直、見る側があの災害に直接的な経験があるか否かで評価が大きく分かれる作品だと思う。細かいところや設定の詰め込みでミソがついたし、「完璧な傑作」という作品ではないとも感じる。
それでも自分はまたこの作品を見に行くだろうし、今もこうして作品について文字を打ち込まずにはいられない、自分にとって忘れたくない映画となったことは間違いない。
万人に受け入れられる作品であるとは断言できないが、ぜひ一度は見ていただきたい。
圧倒的な絵力
教材のような映画
感動させられたというより、元から知っていた災害の凄惨さと登場人物とを結び付けて情が移ったという方が正しい。こちらの記憶や感性にここまで依存したアニメは初めて観た。ドントフォーゲット●●といった風に凄惨な記憶を呼び戻して、いろいろと繰り返してしまう人類を戒める目的が込められている。だから教材と呼ぶのが相応しい。
教材として魅せたいであろう部分同士をつなぎ合わせる要素(※つまりストーリーの本筋)に違和感が多くオリジナルアニメとしては星3つ。こちらの感性に頼らない部分が実に頼りない印象。普遍的なテーマがしっかりあるのだから、次回は教材と割り切ってもっと短い作品にしてもいいんじゃないかと思った。
死は常に間近にある
とりあえず一言素晴らしいかったです。
地震災害といった少し触れづらい題材を扱いながらも、地震大国である日本で起こり得る未来を表した作品でした。
被災された方々が多い日本で挑戦的な作品を作ったことで批判も多いかも知れませんが、地震被害にあったことがない方々にこそ観ていただきたい作品だと思います。
間接的にではありますが、被災された方の気持ちをアニメーションとキャラクターを通して味わわせてくれるのは、親身になって他人を悼み合うことのできる気持ちにさせてくれるイイ映画だと思いました。
途中にビビるシーンが多くありましたが、叔母さんが
心の中を晒すシーンは色んな意味で怖かったので、
お気をつけて鑑賞して頂きたいと思います。
改めましてとても素晴らしい作品をありがとう
ございました。次回作も期待しております♪
スケールの大きさは過去一
私には、響きました
人それぞれ、感じ方は自由なので酷評があることも理解出来ますが、私には素直に響きました。
廃墟を知らないかと聞かれ、気になったとは言えすずめの行動力ずっとすごすぎだろ、とか色々細かく突っ込みたくならないわけではないけれど、知らなかったにせよ自分が興味本位で引っこ抜いてしまったのが要石で、自分のせいでわざわいを呼び込んでしまったとなれば、そりゃ決着つけたいですよ、私がすずめだったとしても。
昔アルマゲドンを観て、いつかもしあんな場面があったらブルースウィリスになってやると思ったときと、何も変わってない自分に驚くけど、私も万が一のときは自分が要石になると叫べる人でいたいです。
何このレビュー、意味不明w
すずめの声優に抜擢された原さん、罪の声で大好きになりましたが、あのときは不幸な役、その後も真犯人フラグで散々な目に遭って、今回こそラスト幸せ真っ直ぐモードで何だか嬉しくなりました。
今後の活躍に期待してます。
相変わらずの映像美でしたが、私は所謂三部作では今作が一番好きです。
人々の何気ない暮らし、生きることを災いが断つ悲しみに、立ち向かっていくって素晴らしいストーリーです。
その、何気ない暮らしをとても美しく表現していました。
明日が幸せでありますように。
何年もこの幸せが続きますようにと、そんな気持ちを観ながら自然と実感させる映像は、今作が最高だと個人的には思いました。
また観に行きたい!!!
丁寧で流れの良い新海作品!
新海誠監督によるロードムービー
疎外感だけが残った
私にとっては 2016 年の「君の名は。」、2019 年の「天気の子」に続く3作目の新海作品である。結論から言えば、「君の名は。」を 100 点とすると、「天気の子」は 60 点、今作もまた 60 点で、かなり期待外れというのが率直な感想である。
まず、この世界のルールが最後まで観客に明かされないのが何より不満で、見終わった後にも疎外感だけが残された。何もかも謎だらけであり、その答えは見終わっても謎のままなのである。まるで犯人を明かさない推理ドラマのようであり、このため、終始観客は当事者意識が持てず、ただ画面の中で繰り広げられることを傍観させられるだけである。
魔物を封じる方法が戸を閉めて鍵をかければいいというだけではないらしいし、そもそも異世界への出入り口が魔物が出現した後でなければ分からず、予防できないのでは毎回ギリギリの対処が求められることになる。草太の姿を変えられた理由も方法も不明であり、そもそも術を解いて貰わなければ元に戻れないのであれば、上からの命令口調などはあり得ず、ひたすら低頭してお願いするしかないはずである。
魔物の姿も既視感があり、「もののけ姫」のでいだらぼっちのイメージが終始抜けなかった。魔物に飛びかかる巨大化した猫は犬神のようであったし、姿を変えられた主要人物というのは「千と千尋」の坊のイメージであり、終始猫が付きまとうというのは「魔女の宅急便」を想起させた。何だか何事にもこうした既視感がまとわりつくのを持て余してしまった。鈴芽が草太に惹かれるのも「ミステリアスなイケメン」という以外の理由が示されておらず、まるで「生きろ、お前は美しい」という差別意識丸出しのアシタカの台詞を彷彿とさせた。
世界のルールが不明なままでは、主人公の行動が良いのか悪いのかも判断できないということであり、全てが事後評価に頼らざるを得ないことになる。また、この監督は、目的を達成するためには多少の違法行為は許されると思っている節があり、「君の名は。」の変電所爆破、「天気の子」の実銃の発砲など、非常に気になっている。これは 1970 年代の共産主義思想を匂わせるもので、嫌な思いをさせられる。今作では、留め石を抜いてしまったら巨大地震が起きて 100 万人規模の犠牲者が出てしまう「かも知れない」のに、草太を救うためだけに抜こうとするのは、草太が救えるなら 100 万人が死んでも構わないという意思表示に他ならなかった。非常に不愉快な行動である。
声優は何と言ってもヒロインが素晴らしく、原菜乃華は容姿と同じくらい声も美女オーラが全開であった。草太役の北村北斗はもう少し切羽詰まった時の緊張感が感じられれば良かったと思う。
「君の名は。」ではビル街に静かに降る雪など、ハッとさせられるシーンが多かったのだが、見る側の馴れのせいであろうか、息を飲むというところまでは行かなかった気がする。特に星空と天の川はアニメにするには難易度が高過ぎると思った。人間側のドラマも深いものを含んでいただけに、疎外感のせいで十分入り込めなかったのは、つくづく残念としか言いようがないものであった。
(映像5+脚本1+役者4+音楽2+演出3)×4= 60 点。
新海誠作品は必ず観るとなっています!
期待に十分応えられたと思う
パンドラの箱を開けてしまったら、あなたはどうしますか?
2016年「君の名は。」は、250億円。
2019年「天気の子」は、100億円の興行成績でした。
知的好奇心から「パンドラの箱を開けてしまったら、あなたはどうしますか?」
きっと多くの方は、「スルーする」「無かった事とする」のでは?
でも、すずめは、責任感と正義感から、真正面から向かい合います。
新海誠作品は、過去もそうですが、序盤は「なんじゃ、こりゃ?」と
感じさせますが、終盤になると、ちゃんと筋が通ったストーリーに変化します。
ただ、車中でのBGMは必要なかったと感じた。
ちょっと、安っぽくなってしまったのが残念。
私の母は、87歳で10年前に他界しました。
私も高齢者となり、久しぶりに、会って話したくなりました。。。
Michi
あの日の出来事を過去のこととして忘れないために観るべき名作
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