すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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異色の天才よ。どんなメッセージを込めたのか
君の名は。、天気の子と立て続けに大ヒットを記録してきた新海誠だが、今作においてメッセージの込めかたをガラリと変えてきた。今一度我々は監督が前2作で何を伝えたかったのかを考えなければならない。
まだ観てないなら上っ面だけを拾うのではなく監督が何を伝えたかったのかをよく考えて観て欲しい。
小さい椅子が可愛い
当たり前の日常の大切さ
色んな見方ができるロードムービー
震災を物語の軸にしているので、見る人によっては辛い見づらい部分もあるけれど、どんどん舞台を移動して色んな価値観の人に出会うロードムービーとして面白かった。
ラストの近くの子供のころのすずめとの対話は感動した
相変わらず風景は美しい
しかし神と人というスペクタルファンタジーはもう3回目‥壮大な描写のないような「言の葉の庭」のような大人の長編作品が見たいな
もはや後戻りできない天才よ。戸を締めて行ってきますを誰に言うのか。
集大成にして最高傑作というあまりにもハードルを上げるストレートなコピーを冠せずにはおれなかった宣伝担当スタッフの興奮が良く分かる。私が何を言おうがシネコンでの上映回数がいきなりどこも20回以上で大ヒットが確定していおりこれによって排除された個性的な映画たちが何本もあることよ。予告編を何度も見ていた限り「君の名は」の焼き直しでRADWIMPSの音楽がジブリ寄りでさらにどこでもドアかよあげくにキュウべえも…と思ってしまうのだがそれが仕組まれたものかどうなのか最初の10分くらいでとんでもない浅はかな間違いであったことを思い知るのだ。新海誠のテーマはぶれずに一貫していて「君の名は」の時空を超える手続きを扉で簡略化し「天気の子」にもあった上京物語をさらに分厚くしてテンポ良く凝縮して詰めるだけ詰め込んでなんとか2時間におさめましたという感じだがますます宮崎駿リスペクトオマージュは濃くなっている。「君の名は」があまりにもヒットし過ぎて彼に関わることで食べている取巻きが増えすぎたであろうことは重々想像ができマクドナルドとのタイアップをはじめいろいろな部分が会議によって周囲の圧力によって決められ(おそらく結末も)良くも悪くも観客ファーストなのだがその状況に屈しない芯の部分はますます純化して研ぎ澄まされ間違いなく面白くてあらゆる映画を凌駕していて泣けるのだやっかみたくもなる。地震が起きた高校の描写にバスケの練習をしている生徒たちをワンカット入れる事、これが新海誠の良さである。
最高傑作や!
毎回楽しみ最高傑作!作画も超良いし、ヒロインすずめの声がマジで最高やったぁ。2時間がホントに一瞬で終わった!
毎回楽しみにしている新海誠監督の新作。だが、予告だけを見ている限り「恋愛要素強めかなぁ。あんまりかもなぁ。」って思い、期待と不安を胸に映画館に入った。でも、見終わったら最高過ぎて、グッズもサントラやクリアファイルなと¥8000分も買ってしまった。個人的には「君の名は。」「天気の子」よりも面白かった!今回は前2作品の神秘的な要素と「君の名は。」の災害要素(3.11など)を踏襲し、実際に作品の中に入り込めた。
東北へ向かう高速を走ってる中で懐メロが流れてたけど、それもテンション上がった。
日本的アニミズムがやっぱりいいなぁ。2回目は細かい所に注意して見ようと思ってたけど、フェリー乗って四国に行くところから作品に入り込んでしまって結局フツーに楽しんでしまった笑。鈴芽が床世に行って草太さんを救ってるシーンで気づいてそこからまた注意して見ようとしたけど、結局あんまり気づけんかった。でも、それだけこの映画がのめり込めるぐらい面白い作品やってこと!!3回、4回、5回と普通に見れるなぁ。受験終わっても、人気で”君の名は。”みたいにロングランすると思うから、絶対IMAXで何回も見る!!
鈴芽の声めっちゃいいからボイス付きのLINEスタンプ発売してほしい!!
あと初めてTOHO プレミアムシアターで見たけど、なかなか良かった!!
君の名は。天気の子。すずめの戸締り。を災害三部作って言うらしい。
今回気づいた新しい点
・冒頭の草太が鈴芽の部屋で治療受けるシーンで、散らかってる鈴芽の部屋のたくさんの物の中に「看護師になるためには」って言う本があった。お母さんが看護師やったから鈴芽も看護師になりたいんやなぁって思った。
・最後の駅で草太が鈴芽にハグしたシーン。鈴芽の顔がめっちゃかわいかった。その後に、スズメが空に羽ばたいていっていた。コレは鈴芽がこれから、羽ばたいていく!っていう暗示かなぁ。
・最初はダイジンに対して優しかった
→いろんな人に優しくされる。
・東京でダイジンに冷たくする
→東京の人に冷たくされる。服破れてたりしてても、陰で言われるだけで何もしてくれない。
ついにファンタジーをも成功させた新海誠
試写会を観た人のレビューでは賛否あったので
正直、『天気の子』のように
「君の名は。と似つつ、それを越えられない作品」なのかと不安でしたが、
どうやら杞憂だったようです。
確かに過去の新海作品よりは
『君の名は。』『天気の子』テイストが多く含まれていますが
なにより『星を呼ぶ子ども』のような
強いファンタジー色が今作で取り入れられており、
なおかつ120分のエンタメとして見事に昇華されていました。
『星を~』の時はどちらかというと
芳しくない意見が多かった印象です。
それ以降SF設定は用いれど
ファンタジーに手を出していなかった
新海監督でしたが
今作で遂に新海誠が監督する
『秀逸なファンタジー作品』が生まれた気がします。
内容についてはあえて触れません。
他の方や公式が言っているように
東日本大震災を扱った映画のため、
様々な理由で鑑賞に不安な方は
各々で判断をお願いします。
演技面で言うと
主人公の原さん、ダイジン役の山根さんなど
全体的に演技は素晴らしかったです。
特に草太役の松村北斗さん、お見事です。
「ジャニーズを起用」という点だけで叩いていた人は反省すべきだと感じました。
そもそも公開もされていない作品をネットニュースや予告編だけ見て叩く人は個人的には理解不能なのですが。
批判するならお金を払って映画館まで足を運んで映画を見て、その上で批判するかどうか考えたいものです。
話が逸れましたが
「君の名は。」があまりに注目されすぎて
このまま右肩下がりになってしまう心配も少しありましたが、どうやらまだまだ第一線で売れ続けてくれそうだと感じました。
後半のとある展開が少しひっかかったので
星は4.5にしましたが
映画館まで観に行く価値は十二分にある作品ではないかと思います。
~~~~~~
あれから10年以上の時が経ち、
アノ震災を扱った作品も多くなってきました。
そしてその多くは『亡くなった方々』に向けた作品だと感じていましたが
この作品は『残された人』に向けられた作品です。
勿論それがどう心に響くかは
各々の心に委ねる他にないのですが
私はこの作品を映画館で観れて良かった、
と思いました。
※一部追記アリ
メインキャストの声は最高だった!
新海監督の作品で、1番の大作
映画を見てる最中に、このテーマを扱うことに対する監督の覚悟を感じた。
震災の映像や緊急地震速報など、実際に経験してしまった方々にはかなり辛いと思うし、正直見ることはお勧めできない。私は岩手の内陸だったので、そこまで被害はなかった地域だが、当時、緊急地震速報が頻繁になり、今でもトラウマに感じているほど。
それでも監督がこの映画を作ったのは、震災を忘れかけている私たちに対する警鐘なのかもしれない。忘れないで、日々を大切に生きてほしいという、新海監督の心を受け取ったような気がする。
ちなみに、個人的にはダイジンを見ていたら、早く家に帰って飼い猫を抱きしめてあげたくなりました。
映像美と音楽、そして椅子が良かった!
まず「君の名は」程の衝撃はなかったけど「天気の子」があまりピンとこなかった私には比較的楽しめました。
ただ「閉じ師」って昔は何人がでミミズを退治、というか封じたようなこと言ってたけど、現代ではあれだけ都心で大事になったのに他に閉じ師居ないのかなぁということの方が気になってしまった。
まぁその疑問を抱えたままでは映画を楽しめないので置いといて、映像美が素晴らしく、その映像美に合った音楽がとても良かった!
さらに主人公達を取り巻く他のキャラクター達も活き活きとしてて観ていて楽しかったです。
何より椅子に人が宿るとこんな感じかも、と思わせてくれるくらい椅子がまるで表情があるように見えるのが良かった!(笑)
これ、ネタバレになるのかな?よくわからないので一応ネタバレにしておきます。
何でこんなにもこの映画が好評なのかわからんし高評価つけてる人たちは...
何でこんなにもこの映画が好評なのかわからんし高評価つけてる人たちはいったいどういう感性をしてるわけ?
実際に震災にあった人のことをバカにしてるのかこの映画は。
作品としてもどこをとっても陳腐なところだらけだし
御茶ノ水のあの辺ね
開けたら…
開けたら閉めましょう。
っと、冒頭、心の中で思いました…
すずめの戸締まり
予告編で、かなり出し切ってる感がして本編が心配でしたが、そんな心配は不要で、始めから引き込まれました。
オーディションで選ばれたとはいえ、また声優さんではないキャスト…。これもまた心配でしたが、その心配もまたまた不要でした。
原菜乃華さん、松村北斗さん、とてもお上手で「声優さんです」と言われたら、そのままそうなんだと思うくらいでした。
個人的には、ダイジン役の「山根あんちゃん」の声がとても好きでした!女優さん、声優さんとしてこれからの活躍が楽しみです。
絵はとても綺麗なのですが「ごはん」があまり美味しそうに観えなかった点、車で移動している時に流れる曲が、宮崎駿監督を意識しているように思えた点が残念でした。
「君の名は」「天気の子」そして「すずめの戸締まり」新海誠監督の作品の内容は、ほぼほぼ似通っているなぁと感じますが、その中でも1番良かったと思います。
とってもよかったです!
久しぶりに映画館で映画を観ました。君の名は、天気の子の新海誠監督なので安心して観に行きました。予想以上にとってもよくて、君の名は、天気の子よりも数段よかったです。ただ、劇中、少し気持ちが落ち込む場面がありましたので、メンタル落ち込み目の方は注意が必要かもしれません。日本人の忘れてはいけない良い面を沢山観れました。
よかったけど、そういうの求めてないかも
全体的にはなしがよくわからんのよなー。
猫は何がしたかったん?
主人公は文句なしで可愛く、凛々しく主人公らしい主人公で、非常に好感が持てる。
ロードムービーとしては良かったんだけど、最後の妖怪大戦争はいらんかな。
前2作の少し不思議レベルを求めてたんだけど、むっちゃ不思議やん。
そこまでは求めてなかったかも。
後半のちょっと暗くなる場面での芹澤君は本当にいいやつだなー
新海さんの進化を見た
前2作は自己中心的な子どもが大暴れしているのを、ひたすら映像美で誤魔化している感じがしていました。
今回は伏線も沢山あり、
すずめ(子ども)がいかに責任のない行動をとっているのか、おばさん(大人)というキャラがいるからこそ分かりやすくなっています。
ダイジン=すずめ自身であり、
ダイジンの気まぐれさはすずめ自身の自由さとリンクしていました。
おばさんはすずめを「うちの子」にして責任をもって育ててくれましたが、すずめはダイジンを「うちの子」としてちゃんと扱いませんでした。
ダイジンはある意味、「捨てられたバージョンのすずめ」だと言えると思います。
私たちの記憶が封じられ、風化し、3.11のことが忘れられ始めた今、
扉を開いて記憶を呼び覚まし、ちゃんと要石(心に刻む)役割を果たしたこの映画は、新海監督の進化を表していると思います。
あと家族要素と恋愛要素のバランスが良かったです。どちらかに寄せすぎてよく分からなくなる作品もあるので。
今回ジブリっぽいなと思いましたが、悪くない寄せ方だったので今後も同じようにして欲しいです。
サスペンス特有のスロースタート
【イマイチなところ】
・前半の没入感が微妙
→次から次へと新しい伏線や設定が出てくる
・主人公をあまり好きになれない
→特に前半は、良くも悪くも子ども
(過去が判明した後はかなり好きになれる)
・万人受けはしない
→設定が複雑で子ども向けじゃない。地震の描写がリアルでかなりキツい
【良かったところ】
・設定がめちゃくちゃ凝ってる
→考察の余地が沢山あり、何度も見返したい
(名作ホラーゲームの「Cat in the Box」を思い出す)
・圧倒的な背景と音楽
→これだけで見る価値あり
・サスペンスとしての面白さ
→ジャンルが”サスペンス”となっている通り、「君の名は」「天気の子」と比べ、あっと驚く展開が多い。途中で何度も伏線回収がある。緊張感のある展開も多い
・心情描写が良い
→主人公の過去の心情描写がとてもいい。
前半では好きになれない主人公も、過去が明らかになった後はかなり好きになれる
・メッセージ性の強さ
→作品の芯の部分がしっかりしている。泣ける
【まとめ】
サスペンスに主軸を移した。少し年齢層が高くなった
ただそれだけに前半は準備段階で、あまり楽しめない。
しかし駆け上がるような後半は圧巻!!見て損はない。オススメ!
声優も併せて宗教映画みたいな児童文学映画感
アニメとしては無難によくできてると思います。
ただ内容と配色のせいで凄まじく某宗教アニメ映画のような印象を受けて仕方ない。
そしてそこにさらに松村北斗さんが露骨に「有名人(アイドル)がアニメの声やってやってるんだぞ」みたいな声の当て方をするせいで、さらに某宗教アニメ映画感が加速する(笑)
とりあえずエルなんたらだの、降霊術だの、宇宙人だの仏陀やイエスが降臨などと言い出さなくて良かった(笑)
正直映像としては近年のアニメらしく凹凸の合わないような背景や、背景と合わないキャラの動きと移動。そしてアニメでありがちなその場ステップな歩行など、ちょっといつもより粗は目立っていた印象。
キャラの動き、特に猫や椅子の動きに関しては今までの作品と比べてもかなりアクションやスピード感がしっかりしていてファンタジー的な動きがよくできていたかと。人の動きも天気の子と比べるとかなりよくなっていた感じがします。
反面、キャラの動きと背景の合わなさ、凹凸や地形との動きの違和感、わざとらしすぎるキャラの仕草の数々など、どうしても天気の子と同様に「君の名は」でウケのいいキャラクターの動かし方を学んだのでディズニーやジブリみたいな無理にアニメアニメしてますというような動きがどうしても気になります。
今のアニメにどっぷりで、アニメキャラはアニメっぽい動きをして当たり前、現実は見たくないみたいなタイプのアニメファンにはこういうののほうがいいんでしょうが…。
とにもかくにも作品としては新海誠らしいキャラの静かな動きや心情の機微みたいなものがあまり無く、どちらかというと良くも悪くも夏休みにありがちな児童文学の映画化と言う印象。
笑わせポイントや感動ポイント、泣き所も無駄にアピールが激しく、些細なところで何かを感じさせるような新海作品の良さはなかったかなと。
悪い言い方をすればバカでも泣けて笑えて、にわかでも知ったかができるエンタメ作品。と言う点ではよくできていたかと。
内容に関しては地震が主題にはなっていますが、まぁ内容としては「地震は実は未知の大いなる存在が引き起こしているんだ!真実を知るのは僕たちだけなんだ!」「なっ、なんだってー!!」
みたいな、まぁよくある長編アニメ映画的なノリ。
内容も実際問題、関東大震災、東日本大震災や阪神淡路大震災は多くの方がなくなり日本人にはとても辛い記憶であり、地震の恐怖を感じさせますが。
そもそも阪神淡路大震災、関東大震災は火災が原因ですし、東日本大地震は津波の被害がメインなので、日本ではかなり大規模な地震があっても建物の倒壊や単純な揺れでの被害は言うほどではないので、正直なんだか少しズレてはいるなーという印象。
その場で生きている人や、被災にあった人の表面的というか絵に描いたような恐怖感ばかりで、リアルな人達が感じた日常や温かみの喪失というような何かそういう等身大の喪失感があるわけでもない…。
声優に関しては全体的に悪くなかったのですが、松村北斗さんの演技が正直酷い。
ハウルの動く城のキムタクとよく似た感じですが、がキムタクと比べると声の質は画面映えしますし、比較的喋り方も下手ではない。
のですが、とにかく口パクとセリフが合わない、一人だけマイクの距離感間違ってないか?といいたくなるレベルで声が浮いている。加えて「僕はアイドルだけどアニメ声優もできまーす」みたいな感じの喋り方や演技ががとにかく目立って、アニメや声優を馬鹿にしてんのか?という印象を受けてしまう。
開始からそうそうにキャラを椅子にしたのは本当に英断です。そして要石になった瞬間は正直「よくやった!」と思ってしまった(ファンの方すみません)
そして彼の存在と演技のおかげで神木隆之介さんの声にも違和感から入る形になってしまいさらに地獄に…。
この手のアニメ映画にアイドルや芸人、芸能人を使うのはよくあることですし、個人的にはジブリや長編アニメの棒読み芸能人もそれはそれで味だなとは思いますが…。
風立ちぬの庵野監督があれだけ序盤違和感があっても、だんだんと聴き慣れるように、本来は演出やキャラの描き方、音の調整が行われるのでしょうが。
松村北斗さんの場合は声質や喋りがそこそこできてしまったが故に、余計に半端感や「アイドルの自分」を捨てきれないような演技になってしまっている印象を受け、それが製作者の顔や意図を意識挫折しまい、映画全体の所謂メタ的な要素にも監督や客寄せ用芸能人たちの「お前らこう言うの好きなんだろ?」という部分に視聴側の意識も「見せられてる」という意識に拍車をかけてしまった感じに…。
ようは製作者の顔がちらついてしまい作品のキャラクターのリアルに没頭できないんですよね…。こうなってしまうとこの作品の根幹である被災者達の失われたリアルも、余計にただの絵ぞらごとになってしまって、ただの御涙頂戴の戯言にしかならない。
色々言いましたが、アニメ映画としてはとにもかくにも可もなく不可もなく。露骨につまらないと言う感じもありませんでしたが、別に面白くも得るものもなく、それなりに綺麗にそれなりによく動いて、笑わせどころも泣き所も用意された、ベタなアニメ映画だったなと言う印象。
天気の子ほど酷くはないですが、まぁ…新海作品である必要もないかな?と言う感じでしたね。
この内容ならある意味では星追う子供のほうがマシだった気もします。
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