すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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なんでも文句いう人に言いたい。
もう、批判のための批判なんて誰も聞かないよ。
好き嫌いはあるでしょう。テーマは重いし、震災の描き方も嫌な人はいると思う。でも、新海さんの体重ががっつりかかった意欲作であることはよくわかる。
クソモノマネコンテンツが氾濫する現代に、これだけ体重かかったものがいくつあります?
前向きに批評して、文化を前に進めなきゃ、ほんとに日本はダメになるよ。
新海さん、そして、他のクリエイターの皆さんも、気迫のこもった作品待ってます
女子高生は東北を目指す。
2022年。新海誠監督。九州に住む女子高生がイケメンの旅人と出会うことで、災害から日本を守る不思議な仕事に巻き込まれ、運命の恋に落ち、自らの過去と出会う、という話。新海監督の真骨頂である、intimateな二人関係と世界の崩壊、現実にはない光の描写が満載。
九州(宮崎県日南市らしい)から震災があった故郷・東北(宮城県大槌町らしい)へと移動する女子高生が、様々な人に助けられながらなんとか移動していくのは2020年公開の諏訪敦彦監督の実写映画「風の電話」のよう。もっとも、淡々と、一途に、故郷だけを目指すあちら(広島から大槌へ)に対して、こちらはその都度目標が変わって最終的に故郷に向かうことになるのですが、地震と災害がテーマである限り、最終地点が東北になるのは避けがたい。そういう意味で、震災被災地(故郷・大槌)への女子高生の旅、しかも親切な人々の手助け、という同一テーマの二作品ということになる。女子高生は東北(大槌)を目指す。
新海監督は「ほしのこえ」デビュー以来、セカイ系の第一人者とされていたわけですが、大ヒット作「君の名は。」以来明らかになっているのは、親密な異性愛カップルが直面するのはセカイの崩壊ではなくジモト(よくてもニホン)の崩壊であること。タイムトラベルとか気象とか地震とかを扱いながら、そこで問題になるのは日本古来の儀式や言い伝えである。しかもそれを世界に発信するような工夫があるわけでもなく、日本国内に向かって「わかるよね」と目くばせするような仕上がりになっている。なんとも内向的な。しかも、親密な二人の関係よりも前、自分(現在)で自分(過去)を慰める構造になっている。大げさな仕掛けのわりに、物語は極私的な「私」のなかで完結している。ここに、閉鎖的、内向的な現代日本の姿を見出してしまう気がする。
ソータがブサメンの閉じ師でも物語は同じように進んだのでしょうか
偶然出会ったイケメンの閉じ師のソータを追いかけてヒロインのスズメは廃墟を訪れ災いを封じるための要石を抜くところから話が始まります。
この後、いろんな出来事が起きるのですが、閉じ師ソータがブサメンでも同じように物語は進むのでしょうか・・・
まわりくどい言い方をして言いたいことは結局何かというと、ヒロインのスズメが自分自身を危険に晒してまでソータの復活に励む動機がとても弱いということ。
ヒロインに限らず、登場人物の動機についてはどれも弱いです。経済的な見返りなしに代々閉じ師家業に従事する宗像家の方々をはじめとして、愛媛の女子高生も神戸のスナックのママも東京の教員志望の人も・・。
来場者に配布されたパンフレットに新海監督は悼む気持ちを表現したいと書いてありました。
震災を絡めるとどうしても作風が重くなって避ける人も出てくるでしょう。それにもかかわらず震災を描いた点は評価しますが、さて、どこまで観客に受けるのでしょうか・・・
いろんな視点で楽しめそうな
いろんなキーワードが浮かんで来た。
オープニングから、魔女の宅急便、千と千尋の神隠し、もののけ姫等々の宮崎駿オマージュ。
天の岩戸神話。玄界灘の古の豪族。
片割れ時。南海トラフ地震。阪神大震災。東日本大震災‥
まだまだ気づかないキーワードがたくさんありそうな予感ありありです!
昭和歌謡とあの時を忘れないように、
(個人的な調査内容で恐縮ですが思ったところも)基本的に今週の本命枠。
今年323本目(合計598本目/今月(2022年11月度)10本目)。
まぁ、「いろいろな意味で」評価は割れると思います。映画内で描かれている「ある事項」についての配慮の論点(公式サイトなんてみなさん見られるのでしょうか?)、あるいは、映画館が事実上この作品ばかりで他作品とのバランスがおかしい等いろいろあります。
ただそれらについてここで言い合っても仕方がないと思うので…。
個人的には、前者(特定の「ある事項」を連想させる内容)に関しては、現在でもセンシティブな事項で、もう少し情報を先に出してもよかったのでは…とは思えます(少なくともここでは出ておらず、公式HPにいかないと出てこなかった)。
アニメ作品といえばストーリーの解釈として、
・ いろいろな見方ができ、何度か見て、あるいは強烈なファン等がいろいろ調べて内容や隠された「意味」などを探るタイプ (本映画や「ヴァイオレット~」などが該当。後者は花言葉などまでまで知っていないといけなかった)
・ 一見何か隠された意図があるが、実は何もないもの
・ そもそも明確に存在しないもの(完全なギャグ漫画の映画化など)
…という3類型あると思いますが、一番最初のグループであり、かつ、映像もそこそこきれいです。こうした点は日本映画の誇れる点なので今後、2023年以降も続けばよいな、と思っています。
映画の趣旨うんぬんは他の方が多く書かれているし何度も書いても仕方がないので、個人的に思ったところです。
なお、「映画館の本数バランスがおかしい」は減点対象外、「特定の事項について配慮がやや足りない」は指摘はしてもそれだけで0.3以上はひけませんので、4.8以上ある時点でフルスコアにしています。
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(考察/「ミミズ」の指す意味は何だろう?)
・ この映画の一つのファクターとなる「ミミズ」です。
ミミズは理科上の「脊椎動物」にはあたらない生き物です。また、食物連鎖ということを考えると、一番下かそれに近いところになります。したがって、「食物連鎖に代表されるピラミッド」を考えれば「一番か、それに近いほど低い存在」であることがわかります(通常は、ヒトを一番上に置く)。この点においては「ヒトとミミズの差は天と地ほどある」わけです。
しかし、ミミズがある場面では逆転するところがあります。
先ほど「食物連鎖」とかきましたが、ミミズはその生物の単純さ故に、ある程度の悪環境においても生きることができます。そのため、汚染された土壌や、毒性がある土壌など、何らか「問題がある」土壌にも普通にも生きますが、ミミズはその生物の性質上、その毒や汚染物質等を体内に大量に蓄えてもそのまま生きます。
ここで発生するのが「食物連鎖」で、ミミズという小さい生き物は他の生き物に食べられ、さらに例えば鳥が食べ、それを人間が経て…と、数段階経て人間に届きます(人間は「普通は」直接ミミズを食べません)。このとき、もとのミミズが汚染された環境であると、毒性等が食物連鎖の「鎖」においてつながっていき、やがて「人間に悪影響を及ぼす」事例はいくらでもあります。経験則として(積極的な工場設置といった論点がなかった、古代中世から)知られていたことです。つまり、「状況によっては、ミミズが人を倒してしまうことがある」のです。これは映画で「ミミズの描き方」と(立場が)一致します。
・ ミミズは何かと存在が(日本人には)恐れられていたものでした。ミミズはその生物の性質上、眼を持ちません。したがって、「目見えず(めみえず)」と呼ばれていた地方もあります(今日(こんにち)においては差別的な表現になりますが、あえて使っています。以下も同じ)。この「めみえず」の表現がさらに変化し、今でも方言として「めめず」を使っているところはあるとされます(特に四国地方)。この「め」はもともとは「眼」であり、人にとって大切なもののひとつです。
そして多くの方が知っていらっしゃる通り、「ミミズに向かってお手洗いをしてはいけない」(表現を緩和しています)という伝承があります。これもその理由が「眼が見えなくなるから」です。もちろん科学的には根拠はありませんでしたが、古い時代には「お手洗い」の環境は良くなかったので、このような言い伝えが日本で発達しました(日本に限らない。文化の発達したヨーロッパの文化でも似たような言い伝えは多少変化しても残っています)。つまり、「ある意味」、人はミミズを恐れながら生活していたのです。
こうした部分は映画ではいっさい触れられていませんが「人とミミズの関係」が逆転するケースです。映画内では別の解釈がされていますが、人とミミズの伝承は私が別にあげたように他にもあり(ほか、ギリシャ・ローマまで含めるといくらでもあります)、こうした文化まで実は含んでいるのではなかろうか…というところです。
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その意味では、「花言葉」などまで含めて解釈する必要があった「ヴァイオレット~」などと同じく「噛めば噛むほど味がする」作品なのだろう(=換言すれば、2回3回行くことを想定している?)という気がします。
深海誠の
ジブリ映画オマージュ作品?かな?
ジブリのあの作品たちを思い出させるような場面が沢山あって、あー好きなんだねぇって思いました。
作品自体は普通に面白かったてす。
クスッと笑えるところも、ほろっとするところもあって。親代わりの叔母さんの気持ちはちょっと泣けた。
でも普通。
戸締りが地震を抑えるっていう事だったのかと。
描き方は賛否が分かれそう。
芹沢の神木隆之介がやっぱり上手かったと思う。
あと椅子の動きが好き。欲しくなった。
18時の時間帯だったからか高校生が多かった。
若い層にどこまで響くかで名作になるか普通になるかになりそう。
タイトルなし(ネタバレ)
今作は「まぁどうせいつもの新海誠やろ?背景綺麗でしょ〜RADWIMPS聞いてね〜みたいなそういうやつやろ?」の期待値で観に行ったらあまりの素晴らしさに腰が抜けました。
なんやこれ。
新海誠らしさはそのままに、全体的に完成度が爆上がりしている…!
前情報通り、地震速報は何度も鳴りますがこれは必要な演出。
ほくちゃの声優もどうかな?と思っていたけれど、草太の純朴で優しい人柄にマッチしていて素晴らしかったです。
個人的にはダイジンがもう本当に切なくて…
鈴芽のことが好きだっただけなんだよね…
最後要石になってしまった時は映画館で咽び泣きそうだったよ…そばにいてあげられなくてごめんね…
映画が終わったあとは泣き腫らした目でそのまま売店に。
私みたいな人がたくさんいてよかったです。
みんな大量にグッズを買い込んでました。わかるよ〜ダイジン、かわいかったもんね…
実は私、アンチ新海誠だったんですがそれは今日で卒業しました。
売店で鍵のネックレスを購入したので今日からは閉じ師として生きていきます。
よろしくお願いいたします。
現実に起きたこととも思える
3.11という現実に起きた出来事を絡めることで、本当にあった話のように感じられた!
各地の移動まで現実世界とのギャップがない、、
宮崎-愛媛間のフェリー、予讃線、明石海峡大橋、東海道新幹線などの移動、そして伴う時間の流れ、そんなふうに作品に入り込める作品でした!
過去への扉
「君の名は。」(16)、「天気の子」(19)、そして今作ときっちり3年毎に大作を世に出す力量に感心してしまいます。物語のエンタメ度は圧倒的に「君の名は。」かなと思いましたが、今作もオープニングのジェットコースター的な疾走感で一気に引き込まれました!新海作品ならではの映像美は勿論のこと、声に乗せられた言葉の力を今作でも存分に感じました。鈴芽役の原菜乃華さんも草太役の松村北斗さんも声優初挑戦とは思えぬ表現力があって、とてもすばらしかったです。クライマックスで今作のモチーフが明らかにされ、主人公が扉の向こうで「ある人」に会い、たくさんの声が聞こえてくるシーンに大きな感動がありました。ただ個人的に何故かロードムービーが苦手で(例外もありますが)、最初と最後がとてもよくて、間のロードムービーが物足りないかな…という印象でした。
異色の天才よ。どんなメッセージを込めたのか
小さい椅子が可愛い
当たり前の日常の大切さ
色んな見方ができるロードムービー
震災を物語の軸にしているので、見る人によっては辛い見づらい部分もあるけれど、どんどん舞台を移動して色んな価値観の人に出会うロードムービーとして面白かった。
ラストの近くの子供のころのすずめとの対話は感動した
相変わらず風景は美しい
しかし神と人というスペクタルファンタジーはもう3回目‥壮大な描写のないような「言の葉の庭」のような大人の長編作品が見たいな
もはや後戻りできない天才よ。戸を締めて行ってきますを誰に言うのか。
集大成にして最高傑作というあまりにもハードルを上げるストレートなコピーを冠せずにはおれなかった宣伝担当スタッフの興奮が良く分かる。私が何を言おうがシネコンでの上映回数がいきなりどこも20回以上で大ヒットが確定していおりこれによって排除された個性的な映画たちが何本もあることよ。予告編を何度も見ていた限り「君の名は」の焼き直しでRADWIMPSの音楽がジブリ寄りでさらにどこでもドアかよあげくにキュウべえも…と思ってしまうのだがそれが仕組まれたものかどうなのか最初の10分くらいでとんでもない浅はかな間違いであったことを思い知るのだ。新海誠のテーマはぶれずに一貫していて「君の名は」の時空を超える手続きを扉で簡略化し「天気の子」にもあった上京物語をさらに分厚くしてテンポ良く凝縮して詰めるだけ詰め込んでなんとか2時間におさめましたという感じだがますます宮崎駿リスペクトオマージュは濃くなっている。「君の名は」があまりにもヒットし過ぎて彼に関わることで食べている取巻きが増えすぎたであろうことは重々想像ができマクドナルドとのタイアップをはじめいろいろな部分が会議によって周囲の圧力によって決められ(おそらく結末も)良くも悪くも観客ファーストなのだがその状況に屈しない芯の部分はますます純化して研ぎ澄まされ間違いなく面白くてあらゆる映画を凌駕していて泣けるのだやっかみたくもなる。地震が起きた高校の描写にバスケの練習をしている生徒たちをワンカット入れる事、これが新海誠の良さである。
最高傑作や!
毎回楽しみ最高傑作!作画も超良いし、ヒロインすずめの声がマジで最高やったぁ。2時間がホントに一瞬で終わった!
毎回楽しみにしている新海誠監督の新作。だが、予告だけを見ている限り「恋愛要素強めかなぁ。あんまりかもなぁ。」って思い、期待と不安を胸に映画館に入った。でも、見終わったら最高過ぎて、グッズもサントラやクリアファイルなと¥8000分も買ってしまった。個人的には「君の名は。」「天気の子」よりも面白かった!今回は前2作品の神秘的な要素と「君の名は。」の災害要素(3.11など)を踏襲し、実際に作品の中に入り込めた。
東北へ向かう高速を走ってる中で懐メロが流れてたけど、それもテンション上がった。
日本的アニミズムがやっぱりいいなぁ。2回目は細かい所に注意して見ようと思ってたけど、フェリー乗って四国に行くところから作品に入り込んでしまって結局フツーに楽しんでしまった笑。鈴芽が床世に行って草太さんを救ってるシーンで気づいてそこからまた注意して見ようとしたけど、結局あんまり気づけんかった。でも、それだけこの映画がのめり込めるぐらい面白い作品やってこと!!3回、4回、5回と普通に見れるなぁ。受験終わっても、人気で”君の名は。”みたいにロングランすると思うから、絶対IMAXで何回も見る!!
鈴芽の声めっちゃいいからボイス付きのLINEスタンプ発売してほしい!!
あと初めてTOHO プレミアムシアターで見たけど、なかなか良かった!!
君の名は。天気の子。すずめの戸締り。を災害三部作って言うらしい。
今回気づいた新しい点
・冒頭の草太が鈴芽の部屋で治療受けるシーンで、散らかってる鈴芽の部屋のたくさんの物の中に「看護師になるためには」って言う本があった。お母さんが看護師やったから鈴芽も看護師になりたいんやなぁって思った。
・最後の駅で草太が鈴芽にハグしたシーン。鈴芽の顔がめっちゃかわいかった。その後に、スズメが空に羽ばたいていっていた。コレは鈴芽がこれから、羽ばたいていく!っていう暗示かなぁ。
・最初はダイジンに対して優しかった
→いろんな人に優しくされる。
・東京でダイジンに冷たくする
→東京の人に冷たくされる。服破れてたりしてても、陰で言われるだけで何もしてくれない。
ついにファンタジーをも成功させた新海誠
試写会を観た人のレビューでは賛否あったので
正直、『天気の子』のように
「君の名は。と似つつ、それを越えられない作品」なのかと不安でしたが、
どうやら杞憂だったようです。
確かに過去の新海作品よりは
『君の名は。』『天気の子』テイストが多く含まれていますが
なにより『星を呼ぶ子ども』のような
強いファンタジー色が今作で取り入れられており、
なおかつ120分のエンタメとして見事に昇華されていました。
『星を~』の時はどちらかというと
芳しくない意見が多かった印象です。
それ以降SF設定は用いれど
ファンタジーに手を出していなかった
新海監督でしたが
今作で遂に新海誠が監督する
『秀逸なファンタジー作品』が生まれた気がします。
内容についてはあえて触れません。
他の方や公式が言っているように
東日本大震災を扱った映画のため、
様々な理由で鑑賞に不安な方は
各々で判断をお願いします。
演技面で言うと
主人公の原さん、ダイジン役の山根さんなど
全体的に演技は素晴らしかったです。
特に草太役の松村北斗さん、お見事です。
「ジャニーズを起用」という点だけで叩いていた人は反省すべきだと感じました。
そもそも公開もされていない作品をネットニュースや予告編だけ見て叩く人は個人的には理解不能なのですが。
批判するならお金を払って映画館まで足を運んで映画を見て、その上で批判するかどうか考えたいものです。
話が逸れましたが
「君の名は。」があまりに注目されすぎて
このまま右肩下がりになってしまう心配も少しありましたが、どうやらまだまだ第一線で売れ続けてくれそうだと感じました。
後半のとある展開が少しひっかかったので
星は4.5にしましたが
映画館まで観に行く価値は十二分にある作品ではないかと思います。
~~~~~~
あれから10年以上の時が経ち、
アノ震災を扱った作品も多くなってきました。
そしてその多くは『亡くなった方々』に向けた作品だと感じていましたが
この作品は『残された人』に向けられた作品です。
勿論それがどう心に響くかは
各々の心に委ねる他にないのですが
私はこの作品を映画館で観れて良かった、
と思いました。
※一部追記アリ
メインキャストの声は最高だった!
新海監督の作品で、1番の大作
映画を見てる最中に、このテーマを扱うことに対する監督の覚悟を感じた。
震災の映像や緊急地震速報など、実際に経験してしまった方々にはかなり辛いと思うし、正直見ることはお勧めできない。私は岩手の内陸だったので、そこまで被害はなかった地域だが、当時、緊急地震速報が頻繁になり、今でもトラウマに感じているほど。
それでも監督がこの映画を作ったのは、震災を忘れかけている私たちに対する警鐘なのかもしれない。忘れないで、日々を大切に生きてほしいという、新海監督の心を受け取ったような気がする。
ちなみに、個人的にはダイジンを見ていたら、早く家に帰って飼い猫を抱きしめてあげたくなりました。
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