すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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ストーリーは既視感たっぷり
映像は綺麗でした。
以上。
、、、。
設定が斬新なだけでストーリーはありきたりの展開。
ハイ、次はこうだよねが読めちゃう。既視感たっぷり。
多くの人が書いているようにジブリ感すごい。
設定も細かな説明がなくて困る。
3.11という日本中が心に何かを背負う出来事を扱う割には、設定が激激激激甘で、これでよく絶賛する人が沸くなとおもう。
・ダイジンの設定が謎すぎる。これは丁寧に説明して設定しないとダメ
・サダイジンはもっと謎。蛇足すぎる
・要石の場所知らないのに閉じ師を名乗るとは?
・イケメンってだけで惚れるクソ薄い恋愛のわりに自らの命かける謎
・余韻というか間がなくて忙しない
・閉じ行為を繰り返し見せられて飽きる
・後ろ扉、閉じ師など、言葉のチョイスがダサい。伝統あるんだろう?もう少し気の利いた言葉を使ってほしい
・環さんの扱い雑すぎ
・序盤にスズメの家庭環境や過去をちゃんと描いてないから感情移入できない
新海ファンは星五個つけるとは思うけど、冷静に見るとなんでもない御伽話。
新海は絵だけに専念して、別の人と組むとか、ストーリーを別担当にするとか、編集をガッツリ入れた方がいい。
矛盾ないストーリーで、センスある言葉選びができれば、他人に勧められる。
トータルして、オレの描写すごいだろうーーーって自慰行為を見せつけられてる気持ちにすらなる。
絶賛するほどでないかな。
映像は綺麗だし泣いたけど…
色々と現実味がなかったり、昭和歌謡がやたらでてきたりでちょいちょい冷めてしまった…。
映像はとっても美しかったし、東日本大震災に対するメッセージ、というか描写にはやはり泣いてしまったが、いまいち登場人物に感情移入できず終わった感じがした。
すずめがソウタを好きになったのは一目惚れ、というのはまだ分かるが、自分の命をなくしてもいいほど好きになったというのは無理がある気がしたなぁ。
でも個人的には「天気の子」よりは良かった!!
難しい
テーマがかなり重い。
正直賛否両論ありそう。
途中のシーンでかなり辛いな、というところも。
相変わらず絵は綺麗。
ストーリー的にもテンポ、展開も良く、見やすい作品でした。
全体的にまとまっており、主人公や周りの人が前へ進む、というのは良かったかな。
こう、地震のメカニズムとか、要石とか、独特な解釈含めて良い作品でした。
これは個人的な意見ですが、君の名は、みたいなメッセージ性があまり社会的すぎない方が好みではあった。
シンプルに二人のキャラクターの関係性や世界観などワクワク感があったかな。
天気の子にしろ、今作にしろ、微ファンタジーを入れ、薄めてはいるけどあまり重くないのもまた作って欲しいなぁ。
3.11をはじめとする震災を彷彿させる描写が印象的
新海誠ワールドならではのタッチがとても綺麗ですが、ストーリー含め良くも悪くも少しワンパターンな気が…
前情報無しで観に行くと、天気の子や君の名はのようなもちろんフィクションストーリーではあるが、全く別物。
3.11や関東大震災、阪神・淡路大震災のようなリアルな描写が入り混じり、特にすずめが東北の故郷に帰った後半は観るのが辛く苦しくなる。。
映画の入りはあまりにファンタジー感に溢れ、現実離れしており少し拍子抜け。
ストーリー冒頭は、幼少期のすずめが迷い込んだ扉の先の常世(死者の国)で自身の母と会っている記憶から始まる。
この伏線回収として、最後のシーンにすずめはの幼少期のすずめと対面する。
この時のシーンが冒頭と全く同じ描写であった為、実はすずめはすでに死んでいたのか!と解釈したつもりが、終わってみれば生きながらえておりなんとも不可思議な気持ちで終わってしまった。(私の解釈不足もあるかとは思いますが、、)
何はともあれ、震災をテーマにしていたので再度観たい!とまではならないかも…
震災を意識した作品?の為、私には評価不能です。
ベスティアで鑑賞。
IMAXで見るか迷いました。
同じく迷う方はIMAXでの鑑賞を薦めます。
まず表題通りで、物語を通して3.11の震災を意識した作品に感じました。私は直接この震災の被災者ではありませんので、この作品が被災者の視点からどう感じるかの想像がつきません。
こういった作品の評価は非常に繊細だと思います。
逃げるようですがこの点で評価を私の平均点にさせて頂きました。
震災を扱った作品を作ってはいけないとは思いませんが、作ったならばそれを評価して良いのは被災者の方だけで、作り手はその声を真摯に受け止めるだけだと思います。
個人的にはストーリーはまあまあ、キャラもまあまあ、絵は素晴らしく(IMAXで見た方がよい理由)音楽はverygoodと言ったところでしょうか。震災を意識してない作品なら★4をつけたと思います。
自身の感性だと、悲しく切ない中での明日への希望、的な余韻だったでしょうか。
どうかこの作品を被災者の方が見た時にその方の心に寄り添う作品であることを祈ります。
芹澤くんとのロードムービー
やや遅めながら娘が見たいと言うので映画館へ。見たいと思ってくれた映画はできるだけ見せてあげたい。
主人公のすずめが「ミミズ」と呼ばれる地の底に流れるエネルギー(龍脈的なもの?)が引き起こす地震を防ぐために「後ろ戸」の鍵を閉めていく物語。途中から東北の震災と津波につながる話になってきて思いのほか重いものがバックグラウンドとして匂わせられるが、そこに関しての明示(直接的な震災の様子とか母親の死因とか)はされない。美しくダイナミックなアニメーション、日本各地を移動していくロードムービー的な雰囲気、神木隆之介の最高の使い方も相まって重くなりすぎずちょいちょい笑いも含みつつな雰囲気は結構好き。
ミミズが倒れ込むと地震になるが、東北の震災とその関連性については触れられない。閉師の爺さんが隻腕な理由とか、親父はいないのかとか、他の閉師はいないのかとか黒猫の方の要石は誰が抜いたのか、などなど気になることはあるけどそれは想像で補うところかな?
何はともあれ芹澤くんが最高にいいキャラなので彼がいてくれて良かった。ルージュの伝言、ゲストに合わせた素晴らしい選曲!
悪くはないが…
東日本大震災から今年で12年経つが賛否両論が未だにTwitterで分かれる作品。
まず最初に残念ながら内容が地震と切っても切れないので東日本大震災や阪神淡路大震災などを経験し家族や大切な人を亡くされた方々やトラウマがある人にはあまりおすすめはできない作品です。
私は1人鑑賞が主なので影響はなしですが、カップルや友達で観に行くときはトラウマを掘り出してしまうため注意しましょう。
最初から最後までファンタジー要素が満載ですが、主人公すずめが各地で出会う人や芹沢という教師志望の青年との交流は見ていて普通に見ていて楽しいです。
すずめの母亡き後世話をしている叔母の発言についても色々な意見がありますが、積もり積もった辛い思いがつい吹き出してしまったんでしょうね…
あの場でいうのも確かにどうかとは感じますが少し理解ができます。
終盤でソウタを助けるために戦うすずめの姿にはカッコよさを感じました。
え?何でこの感想で星4つなの?って感じられる方もいるかも知れませんが、新海誠作品"君の名は"と"天気の子"を今まで劇場で観たことがありますが、この二つと違い、物語に強く引き込まれる感じが残念ながら全くなかったからです。
つまらなかったとは言いませんがこの作品の推され方を"かがみの孤城"でやれば"すずめの戸締まり"以上に流行ったのではと感じてます。
女子高生の行動力すげえ
絵がとても美しく、音楽も心地よい
それだけで映画館で観る醍醐味があった。
中盤は単調なところがあって、少しだけ寝てしまったのが残念だ。
ストーリーは女子高生の鈴芽が、青年の草太に出会って廃墟に向かうことから不思議な悪霊退散の物語が始まる。
人々の怨念が集結して巨大な悪霊(ミミズ)となって起こす災害を未然に防いでいく二人。
なぜかミミズが見えるのは限られた人だけなのだ。
悪霊退散がドアを閉めて鍵を掛けるのだが、そのアクションが気持ちいい!
草太があるタイミングで悪霊を封印する石になってしまったが、好きになった草太を鈴芽はなんとか助けようと奮闘する。
また、鈴芽は震災で母親を亡くしていたが、叔母の環さんがその後の生活を支えていた。
環さんと鈴芽の想いが互いに交差する。
鈴芽をなんとか止めようとしていた環さんだが、ネコの守神の力で心の奥にあった鈴芽への本音を鈴芽にぶちまけてしまう。
お互いに本音をぶつけ打ち解けあい、環さんも鈴芽を協力するようになり、草太の友達と3人で目的に向かう。
草太を無事に救出して、悪霊も派手に退散した。
鈴芽は小さい自分と触れ合うことになり、震災で母親を亡くしたが環さんにずっと支えられていたことに気づく。
震災で傷ついても、前を向いて生きていこうというメッセージと南海大震災などこれらか来るであろう震災に備えようという思いを感じました。
好き嫌いが分かれるのでは
震災経験者ですが 緊急地震速報は ギンギンに鳴るわけではないから大丈夫です。
それより、これ子どもが見て内容わかりますかね…
君の名は、がいまいちと思って、違う作品なら?と思って観ましたが うーん さほど良いとは思えない…
合わないのかもしれません。
迫力あるアニメだとは思いますが 今後は観ません。
それが残念
こんな作品をずっと待っていた。
反対意見も山ほどあると思う。もしかしたら傷ついてしまった人もいるのかもしれない。けれどもそんなことを議論させる、ということも含めてこの映画の意味はあった。
緻密なリアルさを追求してきた新海誠が、「若女将は小学生」風とでも言おうか、艶のある、少し子供向けな作画をしていた。細かいリアリティはすっ飛ばして展開していく物語も気になったりはした。説明も多かったな。
でもこれって難しい表現を追求した上での’分かりやすい表現'なんだよね。だからただ単純な作品とは違って気になったとしてもそれで集中力が切れる、なんてことは起こらない。あえてこの分かりやすさへ挑戦したことに、新海誠がどれほど本気で創り上げたか、が凝縮されてると思う。
地震というテーマをエンタメとして描く無鉄砲さは充分理解してるはずだ。そこにあえて挑んだ。しかも人気を得てきた自らの美学、作風を捨ててまで、すべての人に観てもらえるような仕上がりになっている。
新海誠は評価されるためにこの映画を作ったのではない。見てもらうために作ったのだ。だから賛否などどうでもいい。この映画を観て議論させることが大切。そしてそれは実際今起こっている。ここまで含め新海誠という作家の力量だと思う。常に本気で挑むその姿勢に、作品から溢れ出すメッセージ性に富んだ熱量に、心を動かされた。素晴らしい。ようやくこんなアニメと出会えた。
もう久しく映画のレビューはしていなかったけれど、どうしてもこの作品に関しては書きたくなりました。ではまた今度。
ミミズは、村上春樹の「かえるくん、東京を救う」がオマージュ?
素晴らしい作品に尽きる。
タイトルから予想しなかった展開が繰り広げられ、日本列島駆け巡る旅は、面白おかしくも考えさせられ、最後にはハッと気づき涙が止まらない映画でした。
地震をテーマにしている映画に付き、日本人にとっては非常にセンシティブな内容で見る人にとっては、辛いと思う人も多いかもしれません。
それでも監督はあえて作ったといっても過言ではないでしょう。それは、忘れてはならないもの、ただ乗り越えていかないといけないもの。
映画を観終わって、エンドロール中に出ていく人が居ませんでした。それほど、日本人の我々には深く刺さる映画なのでしょう。
新海誠監督作品ということで、『君の名は』『天気の子』に続く3部作とも紹介されていたりしますが、前2作とは全く違う、そして別格な映画と思いました。ただ、この3部作は自然災害というテーマでは繋がってはいますね。
アニメーションの素晴らしさ、風景などの映像美、魅力的なキャラと演出と、新海誠監督の集大成!っと思える程の、素晴らしい作品でした。
希望に満ちた映画
この映画は「前へ進もう」というメッセージ性の希望に満ちた映画だと思う。
誰が見てもこの作品は東日本大震災について扱っていることがわかるだろう。震災から12年たとうとしている今、あの日のことを改めて考えさせ、前を向き明るい未来ヘ進もうとエールを送っているような素晴らしい映画だと思う。
すずめは幼い時に東日本大震災にあい、母親を亡くす。彼女はその後叔母に引き取られ、楽しく暮らしているように見えたが、実際は過去にとらわれていた。幼いころ母親を探し常世に迷い込んだときのことを、何度も夢で見るほどだ。
物語の終盤彼女は草太を助けるために、故郷である岩手に帰る。そこで彼女は今まで心の奥底に封印していた記憶を思い出すことになる。つまり震災と向き合うのだ。
ミミズを要石で倒した後、すずめは幼い自分と出会い、母親だと思っていた女性は自分だったと知り、やはり母親を亡くしていたと彼女は再認識し泣きそうになる。しかし彼女は幼い自分を前に我慢し、幼い自分を励ます。「未来はこわくない」と。「光の中で大人になっていく」と。2回目の鑑賞では個々の場面でボロボロと涙を流した。
ここら辺の話はいい意味で運命論を信じているのだなと感じた。あと小説を読んだほうがより感動する。
そして彼女はこれから前を向いて生きていこうと、「行ってきます」と言って扉の戸締りをする。
つまり「すずめの戸締り」とは、震災のつらい過去と向き合い戸締りをし、前を向いて未来へと歩んでいく映画なのである。
次はサダイジンとダイジンについて考えたい。
最初映画でサダイジンを見たとき悪役にしか思えなかったけど、小説を読んで、彼は二人の本音を引き出すために、すずめに自身の余裕のない突っ走った姿勢を気づかせるために登場したのだなと感じた。
またサダイジンは役割を放棄したダイジンを要石に戻すためにも表れたのだと思う。そんな彼の姿は我儘な子供を叱る親のようだった(小説でも親子のようだという描写がある)。
しかしダイジンがそんな我儘な態度を取ってしまうのも分かる。何年間も石の姿でミミズを止め続けるのは、ひどく孤独で退屈なことだろう。実際、すずめは草太が要石となって、孤独のなか地震を抑えていることに涙を流している。
すずめはそんな悲しい要石の役割を和解したダイジンに再度任せることになり涙を流す。感動的な場面ではあるが、結局人間中心主義で物語は進んでしまうのだなとも感じた。
最後に何故草太はすずめに魅力を感じているのかが少しわからなかった。彼女が自分のことを鑑みずに彼のことを助けてくれたからだろうか。しかし大体草太が悲惨の目にあったのは、すずめが原因だ。すずめは草太との出会いによって、本当の意味で前を向いて生きられるようになったが、すずめの存在は草太にどのような変容をもたらしたのだろうか。
新海誠の作品は神話と結びついていることが多いので、その辺の設定も今後新海誠本を読みながら考察していきたい。
消化不良な感じ。
新海さんって天才だな
草太は現世のダイジンは常世の魂の鎮魂か
低評価などを読んでいたのですが予想以上に良い映画でした!見終えた直後はダイジンの役割りが今ひとつなんだったのかモヤモヤしたのだけど配布された小説を読んだりして私が思い至ったのはダイジンは常世でまだ現世に未練を残している人々の魂の化身であり最終的には鎮魂であるということかなと。そして戸締りをする運命の草太は現世に遺された人々の魂の嘆きを鎮める役割なのかなと。いずれにしろこれは天災と鎮魂の物語なのだと思いました。RAD の音楽もこれまでに比べると全面に出ていないがそれでいて場面場面でとても重要なサウンドを響かせていて良かった。所々であれ?これジブリ映画?と思ってしまったが決して悪い意味ではありません
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