すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
全1232件中、341~360件目を表示
このテーマに触るならもっと真剣にやって欲しかった
映像、演出と声優さんは良かったと思いますけど…脚本で言いたいこと多すぎる。
細かいつっこみしたらキリがないから大枠だけあげます。
・テーマが多すぎ
テーマが多すぎて何が言いたかったのか全然わからなかった。災害に対する向き合い方、恋愛、家族愛、全部掘ろうとするから全部途中になっちゃって無理やりまとめられてるように感じた。やりたいことがたくさんあったのは伝わるけど…。
・実際の震災使う必要あった?
ここが1番気になるというか腹が立つんだけど、実際の震災を持ち出すならもっと真剣に向き合って欲しかったし、ファンタジーを入れるなら現実から少し離してほしかった。
テーマとして明示されている以上、被災者に対してセンシティブだとかは全然言わないけど、
あの時、私たち自身が真剣に災害や人々のことを考えたからこそ、そんな簡単に答えが出せたり割り切れる話ではないことはわかっているのに、変にファンタジーが入った状態でうまいこと言ったみたいにまとめられても全然響かない。
災害に抵抗できる世界感なのに、理不尽に家族を亡くした人へのメッセージがメインテーマというのも違和感…。(朝は来るとか長々語るんじゃなくて、映画ならセリフにせずともそう感じさせてくれってのは置いておいて。)
・尺が足りてないのか、十分な描写がない
設定や描写をカットしすぎていて、感情移入が難しかった。キャラクターの行動もろもろの動機付けが弱いし、いつの間にか恋愛になってて、?って印象。いやいやだとしてもそうはならんやろってところも多くて気になった。
・ファンタジーの入れ方下手くそ
この監督さんの癖な気がするけど、ファンタジーの入れ方が雑。というか既視感すごい。
ヒーローのデザインもそうだし、あと扉の向こうで過去の世界と接触するとかハウルでしかないやん…
君の名はが綺麗に組めすぎちゃってるかもしれませんね。
お返し申す!
扉を閉めることで日本中を大災害から救っている青年と共に、すずめが抜いてしまった留石(ネコ)を捕まえる旅に出る話。
新海誠監督がずっとやってた、災害を止めるか自分自身の大事な人を選ぶか、という題材を、大震災という私達の誰もが記憶していて永遠に身近にあるものにしたのはめっちゃ偉いと思う。前作の雨が降り病まず東京が水没はあまりにもファンタジーでピンと来なかったけど、それが私たちの経験した大震災でも同じことが言えるのか?って想像しやすいもんね。
だから、それなりに納得のいく決着をつけてくれるのかと思いきや、ぬるっと流された。あのネコは何がしたかったん??私の理解能力が低いだけですか?
私は新海誠の少女の表現がまじで苦手で、特に『君の名は』『天気の子』の運命を背負った少女を神格化させているような感じがダメだった。でも今作は立場が男女逆転ともあって、比較的日々を生きる地に足の着いた女性や少女達を真っ当に描いていたと思う。
それでも、やっぱりなかなか起きない草太(イス)に旅先で出会う女の子にキスしてみたらと言われて、それを真に受けて本当にキスしてんのキモだわ。最後の1回なら許すけど、何回もやらすなよ。あとは、純真爛漫な田舎少女が都会に来てうわぁみたいなの、今どき朝ドラでもやらんぞ。
そして、ここからは私の妄想考察なんだが、あのミミズが私には男の象徴のアレに見えて、今作男性が脇に置かれていることも思うと、女性が男性社会や男からのセクハラ的なものに立ち向かうフェニミズム映画にも見えなくもなかった(笑)それか、純潔な少女を悪魔のような男に汚させないぞ!っていう描写にも見えた(それならそれでキモ)。
やっぱ綺麗な風景や街の描写のクオリティはどんどん進化していくけどSF描写は物足りなかったな。
すずめという名
以前観たドラマのヒロインの名前がすずめだったので、どうしても身構えてしまう。←個人的な意見です
うーん。
絵はとても綺麗だった。
劇場で観たので臨場感もあり、吸い込まれそうだった。
時々笑いもあり。特に芹澤君がよかった。神木くんの声とは気づかず汗
扉が廃墟と化した場所にあるのは何故か。
温泉街だったり遊園地だったり。
かつての活気を感じさせるはずの看板が、かえって切なさを感じさせる。
扉を閉める時、人々に思いを馳せるシーン。
その場所で交わされたであろう会話。
どうして廃れていってしまうのだろうね。
地震と繋げなくても、廃れた街と繋がる扉、というだけでもよかったのにな。
しかし、東京の扉はどこにあったのか。
スマホ1つで高校生が宮崎から上京できてしまう世の中。
叔母じゃなくても心配するよね。
怪我をしたソウタを家に上げるすずめ。
先に2階に行って、というのを不自然に感じたのは自分だけか。
普通は玄関先。せめてリビングでは?
↑細かくてすみません
会う人会う人良い人ばかりですずめはラッキー。
そこは突っ込むのは野暮か。
妙な自信から人のいうことには耳を貸さないすずめ。
やはりあまり好感が持てず。
ところでお父さんは…もともといなかったのかな。
テンポが悪いわけではないのに長く感じた2時間だった。
楽しく鑑賞、だけど、1回観たら満足です。
大学生の息子に「よかったよ」と勧められて、友人と平日に鑑賞。
2人そろって、泣いてしまった。
女子高生・鈴芽(すずめ)ちゃんと、閉じ師(祈祷師みたいな感じ?)の大学生・草太くんのロードムービー。
最初からリズムよく、映画の世界に入っていけるところはさすが。
映像は迫力あるし、飽きない展開で心に残るシーンもある。
子を持つ親としては、鈴芽ちゃんにも、旅の途中で鈴芽ちゃんに力を貸した人たちにも言いたいことは山のようにあるけど、今の子たちは、こんなに突っ走るのかな?我が子もか?と怖くなった。
環さんの気持ちを考えると、ホント胸が痛い。
鈴芽ちゃんには、母になった暁に、この時の自分の行状を猛烈に反省してもらいたい。
新海作品は、近年のアニメ映画の中では、一番好みに合う。
だからこそ、大好きな宮崎作品と比べてしまう。
宮崎さんは、舞台を現代日本にしないこと、恋愛要素を前面に出さないことで、作品のメッセージがまっすぐ届くようになっている。
「風の谷のナウシカ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」は、2年前映画館で鑑賞し(コロナ禍唯一の功労)、作品の力に改めて圧倒された。
各々複数回観て(ナウシカは、映画館鑑賞最多回数6回を記録!)、心が震えた。
この、キャパオーバーで受け取り切れないからもう1回観たいという感覚は、「君の名は」「天気の子」「すずめの戸締り」には、なかった。
有名になると、期待値も上がるし、創る側は、大変だと思う。
宮崎さんも、毎回私の胸を打ち抜くわけではなかったし、どちらかといえば、「カリオストロの城」や「天空の城 ラピュタ」などの初期の作品たちの方が好きだし。
新海作品の中では、「君の名は」を観た後、過去作観たくてブルーレイで観た「言の葉の庭」が心に沁みたなあ。
何回も映画館で観たいと思う作品に出合えるかなと思って、次回の新海作品も観にいくと思う。
これは面白いのか?
地震の話らしい・・・程度で観に行ったが、正直、良いのか悪いのかよく分からん・・・・
途中、土砂崩れで、ある居住区域をまるまる廃墟としていたが・・・
雲仙のような、ポンペイ的な災害でもない限り、日本の災害復旧というのは、そうそう町を放棄するようなことはないはず。新海誠も土木建設系に関わりがあると思うので、その辺のリアリティの無さが、(あえてやっているのだろうが)あんまり好きじゃないんだよなぁ・・・
地すべりで崩れたとなったら、また話は別になるだろうが。
現実の災害に題材を求めるのは、正直どうなんだろう、と思うが、データ記録はせめて分散しておいてほしい(実際やっているだろうが)と、東京の風景を見ていて思った。
遷都を言われて久しいが・・・・
どーでも良いギモン
後半部にかかる曲・・・オジサン世代に馴染みはあるが、今の世代に刺さるのか?
そもそもオープンカーで音楽流して聞こえるのか?
(あと、お前は歌わないでいいから)
叔母と姪・・・婚活するなら、ハイジのようにジジババがいなかったのか?
(3.11で死んじゃった?)
宮崎から四国経由で東京・・・高校生が随分金持ちだなと
叔母さん・・・姪を探しに行くのに、おしゃれしすぎ?
(逆に田舎もんが東京に来るんだから、おしゃれするのが基本か)
次回・・・
この画と音響であれば、東京大空襲とか、戦争モノで凄いものが作れそうですが・・・
どうせ女子高生の話なら、もうちょっと地に足のついた現実味のある話でも良さそうな。
テンポ良かった
緊迫感とかテンポは良かった。全体的には楽しめる映画だと思う
地震の経験者の私は地震の震動や警報の場面は怖かった(自分で思ってるより恐怖が染み着いてる)
あと?って思ったのは田舎の高校生だがスマートに電子マネー使いこなしてるし、お金も結構電子マネー払いして(結構使ってるからクレジット?)
でも高校生だから叔母さんのクレジット?学校は休みの連絡いれてるの?とかアホなお節介ジジイみたいな考えが…
まあまあまあ(汗)でもでも今回の作品は楽しめて終われましたよ
ただ苦言ですが新海監督は一人で考えて作り過ぎかな
なんか単調になり幅がなくなってきてます
頭は1つより色々な頭があったほうが幅も色も増えますし物語の主人公も窮屈な動きから解放されるかも
次回で色々ことが決まりそう
うーん、好きじゃない
今までよりはキモくないよ、という噂は聞いたんだが、残念ながらやっぱ随所に漏れ出てる視点がダメだった。
全てが物語の為だけに動いてるから、観てて気持ちが乗らない。その上震災追体験までさせられてもさあ、誰向けなのコレ?とか、これを企画で動かした大人がいるなあ、とかどんどん冷めて寧ろ腹立たしくなる。
直接描くことと追体験させることはイコールじゃない。アニメーションだからできることがあるはずなのにずいぶんと短絡的な。
秒速とか言の葉の時はもっと襞のあることやってたじゃん。
これが新海の商業利用ってやつですかね。
流石
君の名はを昔見て泣いたんですけど今回のは泣くところなかったです個人的には、映像が金かかってる感と声優、後は震災の部分と主人公の小さい頃を3.11に重ねてるところは何か伝わってきました。ドルビーシネマで鑑賞しました。
今回は?
新海誠の新作でもあり、評判も良く、また大ヒットしている話を聞き見に行く。
結果は新海誠の世界観はいつも通りと思うが、少しつぎはぎ感で作ったよう。
震災の話と出かける際の挨拶や戸締りをモチーフに過去と未来をかける話は悪くないけど、展開がうまく繋がらない気がしる。
一つ一つのシークエンスは丁寧に作られているだけに、勿体無い。三陸を描いたり、震災を知らない人がきれいと言ったりすることは大切だけど、なぜ九州から神戸、東京、東北に行くのか。猫に連れられというのは少し安直な気がする。もったいないなあと思うのが正直なところかな。
主人公や男性に魅力を感じない...
君の名は、天気の子と観てきましたが
相変わらず今作も面白かったです。
ストーリーも演出も魅せ方音楽どれも良かったです
正直ストーリーや展開にツッコミどころは多いですがフィクションなので目を瞑ります
ただ男性に魅力を感じませんでした。
これまでの作品はヒロインにもきちんとスポットライトが当たっていて魅力を感じる部分が何度もあり主人公が惚れるのも納得。
しかし今回は謎の多いただのイケメン。
主人公は果たしてどこに惚れたのでしょうか?
イケメンだからなのか?
自分を犠牲にしてまで助けたいと思うほどの恋心の過程。その過程が今までの作品と比べて少なかったのが残念でした...半分以上椅子でしたし。ただの一目惚れで助けに行きますか?私なら絶対助けに行きませんね
今までの作品は主人公の行動の理由もしっかり理解できて共感も出来ていたのに今回は共感できなかった
草太の事はただの一目惚れで命をかけて助けたのに
気に入られて飼い猫にしてほしいとすずめを助けに来てくれていた可愛い猫は見捨ててる。
正直ダイジンのことも助けてほしかった。
そこだけリアルに書かれても...。人類や一目惚れした相手は助けるのに猫の犠牲には目を瞑る
なんなら自分から日本救おうとするほど正義感が強い主人公だったなら自分が犠牲になるオチぐらいあってもよかったのでは?
今回は震災の話で家族愛を描かれてる部分が多かったので家族愛メインでラブコメ要素を無理やり詰め込まなくても良いのにと思いました
やはり監督の理解あるファンのみが観る作品
この監督作品で普通の作品は無いのかな常に声優は有名タレントや新人を起用するが中身は普通じゃない世界や椅子の擬人化など不可解な状況 監督作品の理解あるファンでなければつまらないかも?
地震が人の行動で左右できるように描いてほしくなかった
映像や音楽は素敵でした。
でも地震が誰かの行動でどうにかできるものとしてほしくなかった。
異世界などのファンタジーならともかく、現実に起きた震災を連想させるならなぜこの描き方にしたのか。
以前、気仙沼の資料館で震災の映像にショックを受けて泣いてしまったときに、現地に住む被災者の方に「3.11は通過点だから、私たちはちゃんと進んでいるんだから泣かなくてもいいんだよ」と慰めていただいたことがあった。
こうして現実を生き抜いている人たちのことが頭をはなれず、個人的な気持ちや行動で大災害が起きるかどうかの瀬戸際になるストーリーがどうしても受け入れられなかった。監督の他の作品は好きだったので残念です。
天気の次は地震だ
後半でわかる震災孤児の話。
これで心動かない人はいないだろう。
はじめはイス?って感じで、後々の展開が不安になるが、ちゃんと回収してくれる。
映画という別のストーリの中でも、今後起こるだろう関東大震災の心づもりが必要なこと、東日本大震災は忘れてはいけないことが、はっきりと自覚できるいい映画だった。
美しさと恐ろしさのコントラスト
新海監督らしい幻想的で壮大な美しい景色が堪能できる映画館で観るべき作品。キラキラとした自然豊かな風景に差し込まれる禍々しい「みみず」とのコントラストや、何度も鳴り響く緊急地震速報の警報音が印象的で、ファンタジーでありながらも日常と隣り合わせの自然災害の恐ろしさを強く感じました。
すずめを中心にテンポ良く進むストーリーは、抽象的な表現も多く理解しきれていない部分も多くありますが、それでも十分に楽しませてくれるのはさすが。すずめが日本各地を旅する中で出会う人々との交流はとても心が温まりました。
不満点としては。個人的に今作は音楽の存在感が従来と比べて大人しめに思えてしまい、ちょっと残念。「カナタハルカ」がとても良い曲なので、監督らしい演出を見てみたかったです。また、すずめと草太の絆の積み上げがちょっと強引で、出会って数日ですよね⁈とツッコミがどうしても浮かんでしまいました。笑 まぁこれは運命の出会いとして納得するしかないか。
全体的には安定の面白さとエンタメ性で楽しく観れて満足です!
これは名作と言って良い映画である。
新海作品は、個人的にはハマらない。
前作の天気の子でようやく、自分としては見る価値があったと思える映画だった。
そして、今作。
前2作品よりも、かなり良い出来だと思う。
災害を真正面から捉えて物語にすると言う事と、観客に見せるファンタジーの要素が接妙にブレンドされていて、面白くて、苦しい、苦しいけど感動でき、結果楽しめる。
感情を大きく抉られるのだけど、見た事を後悔することは無い。
間違いなく映画館で見た方が良い映画。
おすすめします!
ただ一つ心配だったのは、実際に災害を受けた人は観れるのだろうかと言う事だけだった。
これは自分ではわからない。
ショック過ぎてしばらくレビュー書けなかった
物語が後半に進むにつれて
だんだんとシリアスさが増していき
黒塗りの日記の真実が明かされるシーンではショック過ぎて震えが止まらなかった
「君の名は」や「天気の子」でも
人間の力ではどうすることもできない
自然の理不尽さを描いくことで
あの震災を間接的に表現していたが
今回はストレートに触れられていて
非常に驚きを感じた
震災を体験した人がこの映画を観たらどんな感情になるのか、どんな受け止め方をするのか、そんなことを考えずにいられなかった
映画としてはきっと完成度が高いのだと思うが、ショックの方が大き過ぎたな、、という感想が残った
辻褄合わせがむずい
大地震と震災者と犠牲。
タッチが、背景と人物とミミズでちぐはぐしてるのが気になり、ダイジンとサダイジンの行動の辻褄合わせが難解で考察サイトを何個かみて、なんかいろいろ詰まった話だったんだなーと思ったけど、なんだかんだ環さんに感情移入してしまった。
観覧特典3弾の冊子は、環さん編で、こちらはもう完全に泣かせにきてる…!!!って出来だったけど、まんまと泣いたよね。
被災者の方が観たら、また違う感情が湧くんだろうな。
起きてしまったことを受け入れていくのには時間がかかるよね。
生きていくって大変よ。
ズシっ!
新海監督と最新作を観たいというだけで事前情報なく映画館へ。
冬休みにも入り、お子さん連れの親子や子供達だけのグループで鑑賞に来ている方々が大半。
ストーリーを全く知らずに鑑賞したワタシは心にズシっと重たいお土産をいただいて帰ることになりました。
子連れのお母さんは子供に教育の一環として連れてこられたかな?
子供たちのグループは先生に薦められて観に来たのかな?
ワタシと同じで面食らった人もいるのかな?
いずれにしても、多くの世代、人々が見るべき映画であると思いました
圧倒的な迫力の映像美に最初から引き込まれていった!
災いの元となる「扉」を閉める旅。宮崎から、愛媛、神戸、東京、そして東北。
惑星の衝突による天災を描いた「君の名は」、異常気象を描いた「天気の子」そして、今回は「地震」をテーマに描く。新海誠監督の集大成だという。
「扉」を閉める…
それは、廃墟と化した集落や建物、大震災のあった土地で、無念にも亡くなった人々の怨念を鎮める意味もあるかもしれない。
壮大なストーリーがある一方で、走る椅子や喋る猫「ダイジン」などの、面白くかわいいキャラクターが心を和ませる。また、各地で出会う人々との触れ合いも、デジタル化が進んで生身の人間との接点が気薄になってきた現代には珍しい心温まるシーンだった。
そして、旅と共に膨れ上がる恋心にも惹きつけられる!胸キュンすること間違いなし!
これは、映画館で見るべき映画の一つですね!
全1232件中、341~360件目を表示