「あの世にいるときは過去も未来も知ってる、かも。」すずめの戸締まり シマリス琥珀斎さんの映画レビュー(感想・評価)
あの世にいるときは過去も未来も知ってる、かも。
★四つ以上
★★★★☆
★五つ未満
ぼくの個人的な見解です。間違ってるかもだけど悪しからず。
ネタバレあります。
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■自分が地獄を引き寄せたと思う人はこの映画をみて過去を思い出すかもしれない。
ボクは思い出した。
■お母さんの思い出は、やっぱりお母さんなんだと思う。
■おばさんとの口論は、昔のことおばさんが忘れるわけないから、たぶん記憶がすぐに思い出せなかったか、多層世界の重なり具合で違う世界の同じ姿かたちの、ちょっとイライラしてる世界のおばさんだったと思う。
■あの世で人に会う場面、台詞が思い出の
と違うけど、今回の主人公目線ではその台詞になってて、主人公としては今回の台詞で会話したと認識されて、
一方で
相手が受け取った台詞は映画での今回の台詞とは違って昔通りの台詞になってるんだと思う。
■同じ世界にいるのに災害の予兆が見える人と見えない人がいる描写があるから、
自分が認識してる言葉のやり取りにも、
個人個人で個別に違ってると、拡張解釈してみた。
■あの世では服が自動修復されてる感じだから
あの世にいるときは服にも命が宿ってるのかもしれない。
だから重要アイテムもあの世にあるときは命が宿って自動修復されてるんだと思う。
■あの世で魔物を鎮めるクサビ形の石になる存在は、次第に神の力を得る台詞とか、人間でもなれるかもしれない描写があるから、元人間なのかなと思う。
■無邪気なあいつは、あの世にいるときは時空を超えて未来と過去の事を繋げて認識してて、それで関係あるスズメがどんな人か知ってたんだと思う。
この世にいるときは超越認識ができないから
ただのイタズラっこな子供みたいになってたんだと思う。
■この映画は女の子と無邪気なあいつがダブル主人公だと思う。
助ける対象(男性&姫属性)も主人公仲間とカウントすればトリプル主人公だと思う。
■最後の方で思い出が嘘だったんだと思ったら涙がすこし出ちゃったけど、思い出を見てる主体ごとに、別々の世界を見てるとしたら、別になにも失っていないんだと思うし、泣く必要なかったな、と思う。泣いて損したというか、もっと違うときに泣けるようにしたいと思った。
■現実で同級生が泣いても、現実で親が泣いても、ぼくは現実のことでは泣けないから。
共感力が無いのと、人の気持ちに鈍感で、いつも批判的な意識で緊張してるんだと思う。
現実でも悲しいときに流れる定番のBGMがラジカセAIから自動的に流れるAIシステムあれば泣けると思うけど、それは現状無理だから困る。
■これは恋人向けなので、仲良くなりたい人と一緒に見ることをおすすめ。