劇場公開日 2022年11月11日

「ダイジンは言う、傍観者のままでいいのか。」すずめの戸締まり 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ダイジンは言う、傍観者のままでいいのか。

2023年1月12日
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古事記、日本書紀、
の編纂からはじまり、
寺院庵を造営して鎮魂し、
神社を建立、豊穣息災を祈る。

何の為に、
壮大な政(まつりごと)を、
行ってきたのか。

みみずが出ない為、
ではなく、
みみずは出る、
古今東西、
間違いなく、
絶妙なタイミングで、
出現する、
神戸の東?
太陽の塔?
神田明神?
アキバ?
付近。

100年後、
1000年後、
にも伝えないといけない。

出現した時に、
いや、
出現する前に、
出現に備えて、
あるいは、
出現してしまった場所、
人々に、
こちら側が、
何に耳を傾け、
心をひとつにし、
どのように対応するか。

ではなかったか。

キュゥべえみたいな、
ダイジンは言う、
【人の手で元に戻して】
とは、
どう意味なのか。

人とは?
何を元に戻す?

宮崎駿作品と異音同義、
違う所は、
設定は今のリアルな日本。
なので、
メッセージの強度は、
ジブリより高い、濃い、キツい。

311後の日本、
117を経験した日本人。

すずめにに何を望むのか、
観客全員が主人公、
主人公なら何をするのか。

きゅうべえ、
いや、
ダイジンは何を望むのか。

美しさ、ダイナミックさ、
精霊馬、精霊牛のような、
精霊椅子?
良かった。

蛇足軒瞬平太