劇場公開日 2022年11月11日

「現実味がなさすぎるのがちょっと」すずめの戸締まり 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0現実味がなさすぎるのがちょっと

2023年1月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

背景や自然描写、水の表現などは素晴らしい。のはいつものことなんですが、いつものように突然なにかに選ばれた人間1人に多大すぎる責任を押し付けるストーリーが唐突すぎて共感できない。一応子供の頃にタイムパラドックス的な邂逅があったのはあったんだろうけど、感情のままに突き進むのはある意味壊れた人格だからこそなので、共感できると思えるわけがない。結局のところ感情の動きに作意が溢れすぎててご都合主義っぽく見える。下手に現代設定なせいで余計にそれらが浮き上がってて最後まで納得できなかった。正直もう現代劇のアニメ映画は見るのやめた方がいいのかもしれない。

木花咲耶