「ノスタルジーと切ない感じと笑いのツボ」サバカン SABAKAN かぴばららさんの映画レビュー(感想・評価)
ノスタルジーと切ない感じと笑いのツボ
あまり期待せずに鑑賞。でもフタをあけたら笑いのツボが散りばめられていて油断できん!と思わせてくれたぐらいセンスよかったです。
子供の繊細な心の揺らぎと、乱暴な扱い方との落差がリアルでした。子供って本当によく見てるんですよね。大人が気付かない大事な事を。「笑わなかったから」のセリフにはしばらく余韻がつづいてしまって涙が勝手に流れて困りました。渾身の「決めろ!」も響きました。子役の子たちがイキイキとしていてイヤミがなかった。今しか撮れない貴重な彼らの一瞬をこんな形で切り取った監督さんはすごい。
鑑賞した劇場はほぼ満席でした。驚いたのは私の隣と隣の子が中学?高校生っぽかった事。そして泣いていたようです。幸せな時間でした。
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