劇場公開日 2022年4月1日 PROMOTION

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シャドウ・イン・クラウド : 特集

2022年3月22日更新

クロエ・モレッツ VS グレムリン&日本軍・ゼロ戦――
私達の愛すべき【ジャンル映画の究極体】がやってきた

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よっしゃよっしゃよっしゃよっしゃ! こういうのを待ってた! ありがとう、映画の神様~~~~ッ!!

と、仕事もなにもかも忘れて夢中になってしまう驚天動地の痛快作、それが4月1日から公開される「シャドウ・イン・クラウド」だ。

主演は「キック・アス」などの人気女優クロエ・グレース・モレッツ。同作に負けず劣らずのアクションを披露しつつ、大空を飛ぶ爆撃機内で“グレムリン”と呼ばれる空の怪物、そして日本軍のゼロ戦とバトルを繰り広げる――こうして整理して書いてみると、どこまでもむちゃくちゃな字面だが、本当に“こう”なのだから仕方がない。

トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で“観客賞”を受賞した、まさにジャンル映画の究極体とも言うべき類稀なる渾身作。アクション、サスペンス、80年代オマージュ……本作が持つ魅力を、まとめて“試食”していただこう。


【予告編】

【好きな人は本当に好きな映画】こういうの待ってた…
唸れ絶叫!最大級のジャンルバトルをとくと観やがれ!

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監督した新鋭ロザンヌ・リャンいわく、本作は「降りられないジェットコースター」。


[ストーリー]

1943年、第二次世界大戦下。ニュージーランドからサモアへ、最高機密の“カバン”を運ぶ密命を受けた連合国空軍の女性大尉モード・ギャレット(モレッツ)は、B-17爆撃機フールズ・エランド号に乗って空へ飛び立つ。

爆撃機内はなんと、セクハラとマンスプレイニングを鍋で煮詰めてジャムにしたような“究極の男社会の縮図”だった。モードは男性乗組員たちから心ない言葉を浴びせられながらも、ひたむきに任務を遂行しようとする。

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やがて、高度2500メートルの上空で、自機の右翼にまとわりつく謎の生物を目撃……。飛行機を壊すという怪物“グレムリン”が襲来したのである。

同時に、雲の切れ目から日本軍のゼロ戦が飛来! 次から次へと想像を絶する試練に見舞われるなか、モードは大切なカバンを守りながら、決死の戦いを繰り広げる。

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[クロエ、久々のアクション]グレムリンと殴り合いなど壮絶シーン連打!

「キック・アス」(2010)で、当時12~13歳にして壮絶なアクションを披露し、(役どころの道義的問題はひとまず置いといて)瞬く間に世界的人気を獲得したクロエ・グレース・モレッツ。近年は「彼女が目覚めるその日まで」「グレタ GRETA」などで演技派としての魅力も見せているが、今回は久々にアクション全開、躍動に次ぐ躍動で観る者を圧倒する!

詳細は予告編などで垣間見てもらえればと思うが、「このクロエならSASUKE全ステージを簡単にクリアできる」と思うようなアクロバティック・シーンが連続。さらにグレムリンと遭遇した際には、叫び、逃げ惑う……のではなくキッと睨みつけ、なんと勇猛果敢に殴りかかるのである。

えっ嘘だろ、こんな怪物と肉弾戦!? しかも両者ベタ足インファイトの瞬間もあるじゃん。なかなかないよ、こんな展開!

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[絶賛、続々]あのトロントで“観客賞”受賞! ジャンル映画の極北をいく痛快作

グレムリンやゼロ戦との驚がくバトルだけでなく、「『大乱闘スマッシュブラザーズ』の上Bだこれ」と思うような意外性&破壊力抜群のシーンの数々に喫驚(きっきょう)すること請け合い。さまざまな映画を見届けてきた鑑賞者であろうとも、大満足の映画体験が味わえるだろう。

その証拠に、トロント国際映画祭(アカデミー賞の前哨戦とされる)でも喝采を浴びている。熱狂的な映画好きが世界中から集い、ユニークなジャンル映画を浴びに浴びる「ミッドナイト・マッドネス部門」で上映され、観客賞に輝いたのだ。

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内容に興奮、実績は十二分! ジャンル映画の極北をダンプカーで突っ切るような豪快、痛快、大喝采の一作を、とくと映画館で御覧あれ!


【サスペンスも実に面白い】
徐々に明かされる謎が、物語への加速度的没入を生む

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突き抜けたアクション映画としての魅力もさることながら、サスペンス映画としても面白いからすごい。本編で描かれる数々の謎のなかから3つをピックアップし、ネタバレにならない程度に「どう面白いのか」をご紹介しよう。


[謎①]グレムリンとは――?

モードたちを襲うグレムリンだが、その見た目はコウモリによく似ており、貧相なサルのようでもあり、角度によっては焼け焦げたチワワのようにも見える。

空軍パイロットや兵士たちの間で度々目撃情報が寄せられており、「飛行機を壊す悪魔」「故障はグレムリンの仕業」と多くの報告がもたらされたが、地上の兵士たちには「任務失敗における責任転嫁の口実」として、相手にされていなかった。

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しかしモードは、実際にグレムリンと会敵する。獰猛な性格に鋭い鉤爪を持ち、人間を的確にイラつかせる知能的行動を繰り返すこの怪物は、一体どこから来たのだろうか? そして、どのように戦えばよいのだろうか?


[謎②]主人公モードは何者――?

英国空軍に所属しており、飛行機の整備と操縦ができるというモード。ゲス男どもを英国アクセントで罵倒する様子は爽快極まりないが、その行動には不審な点がいくつも見受けられる。

離陸直前、強引に乗り込んできた理由と目的は何なのか? なぜ左腕を骨折しているのか? そして、運んできたカバンは、一体何なのか?

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[謎③]カバンの中身は――?

物語の核心が、モードが機内に持ち込んだカバンだ。これの保護が彼女の任務であり、中身は極秘。「開けたら軍法会議もの」だという。

男たちが群がろうと、モードはこれを肌身放さず「何よりも優先」「極秘任務」と繰り返すだけで具体的なことは何も教えてくれない。何が入っているのだろうか? それが明らかになるとき、物語が大きく、大きく動き出す。

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【80'sオマージュもアツい】映画愛溢れる仕掛けの数々
思わず笑顔になる“そうそう、コレコレ”な映画体験!

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最後に、映画ファンであればあるほど大好物な“オマージュ”について。本作にも映画愛に溢れるオマージュが散りばめられているので、その一部を紹介する。


[オマージュ①]キャラクターはもちろん「グレムリン」

空の怪物グレムリンの造形と物語は、もちろんスティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ジョー・ダンテ監督作「グレムリン」や、「トワイライトゾーン 超次元の体験」の一編「2万フィートの戦慄」を明確に意識している。

「シャドウ・イン・クラウド」のメガホンをとったロザンヌ・リャン(中国系ニュージーランド人の新鋭女性監督)は、本作のグレムリンについて「象徴的な映画のモンスターにしたいと思った。エイリアンやプレデターの仲間に入れるような」としており、「だから今までないようなデザインをしようとした。恐ろしいと同時に、少しいたずらっぽいモンスターのように」と語っている。

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[オマージュ②]戦う女性像は「エイリアン2」

リャン監督は本作において、第二次世界大戦に従軍した女性兵士たちへのリスペクトを表明しながら、新たな闘うヒロイン像を鮮烈に描き上げた。そのインスピレーションの基となったのは、ジェームズ・キャメロン監督作「エイリアン2」だという。

「シャドウ・イン・クラウド」の主人公モードは、ハラスメントを連発する男たちにイライラをつのらせ、そこへ降り掛かった苦難にくじけるのではなく“ブチギレ”、決めゼリフとともに球形銃座を豪快にぶっ放す。その姿は「エイリアン2」のリプリーを彷彿させ、私たち観客のアドレナリンをドバドバと放出させるのだ。

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[オマージュ③]欠点だらけの主人公が成長…80年代アクション映画の系譜

さらにモードのキャラクターについて、リャン監督はこう話している。

「能力はあるが、同時に弱さも持ち合わせている。そして詐欺師的な面もあり、完ぺきではない。それは私がアクションヒーローを大好きな理由なの。『ダイ・ハード』『ターミネーター』シリーズなど、史上最高のアクションヒーローは“完ぺき”とはほど遠い。クロエはそれをすばらしく演じてくれた」

品行方正かつ公明正大なヒーローではなく、欠点を抱えた個人が成長しながら英雄的行動を果たす……80年代アクションの主人公たちと同じように、モードは内面世界を刻々と変化させながら、物語のクライマックスへと突き進んでいく――!


独創的なシチュエーション、サスペンス、アクション、ホラーの要素も惜しみなく盛り込み、怒涛の映像世界を創出した本作「シャドウ・イン・クラウド」。シンセサイザーが効いたBGMも、1980年代のテクノポップを感じさせて心地よい。予想もつかないスリルとサプライズを体感しに、映画館へいざ走れ!

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