「帰って天カス学園のBlu-rayを見ました」映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝 あんさんの映画レビュー(感想・評価)
帰って天カス学園のBlu-rayを見ました
※別の所でレビューしていたものを、サイトを統一するために持ってきました。以下それと同じです。
しんちゃん映画ワースト一位です。星0.5です。 ワクワクしたのは見る前だけでした。
感想初めて、一回しか見ていません。 時系列ぐちゃぐちゃです。
疑問点、不満点
・忍者の母親が妊婦なのはもちろん構わないのですが、自分が野原家を巻き込んだのに決着の場面になって生まれるからと離脱するのはどうかと。産まれそうなのに参加しろということではありません。勝手な理由で野原家を巻き込んだならきちんと責任を取って欲しかった。丸投げじゃないですか。そもそもこの設定がいるのか?(一応記述しておきますが妊婦さん批判ではありません。)
・忍者の母親と夫は、子どもの世話のことでちょっと揉めていました。この2人が分かり合えたのはヘソがはまって無事解決したから。(へそを抑えるために忙しいから夫は子どもの世話を手伝えなかった、と解釈) 根本的なことは何も解決していません。またへそが出そうになったら同じことになるんじゃないの?
・忍者の子供が使えなかったもののけの術?を何故防衛隊がパッと使えたのか。(ヘソが外れてエネルギーが…、元々もののけの術は子どもの術だから…とありましたが、なら何故忍者の子供はそれまで使えなかったの?子供が使えていないのに子供の術というのはおかしい。辻褄が合いません。そこらへんの説明が無い。才能の問題だとしても、へそ塞がったらエネルギー足りないからいつかは使えなくなっちゃうんじゃないですか?)
・ポッと出てきた防衛隊が、周り大変なのにキャッキャキャッキャと術を試すのは違和感がありました。周り大慌てでへそをどうにかしようと頑張っているのに遊んでいる。子どもだから状況が把握できていないのかもしれませんが、いつも危機を察知して全力で頑張るカスカベ防衛隊です。みんなを助けよう!からの術試しなら分かりますが忍術使ってみたい!楽しそう!わーい使えたー!はどうなんでしょう。ちょっと周りの状況と合っていない。場違いすぎる。
・場違いと言えば、周りてんやわんやなのに忍者の子供が防衛隊の踊りに僕も混ざりたい!と地面に寝転がって駄々をこねるシーンがありましたが、これも何故今?と思いました。親も微笑みながら見てましたがそんな状況じゃないでしょう。 混ざりたそうにしているシーンは冒頭にありました。その抑えていたものをとって親に自分の気持ちを出すシーンは重要ですが、もっと他の場面で上手に混ぜたら良かったのでは?無理やり入れた感満載でした。
・途中出てきた忍者の女の子のいる意味がない。最後へそをはめるのに出てきましたがそれだけ。
・ラスボス?黒幕?のおじいさんが何の報いも受けず川に流されて終わり。何の伏線もなく裏切った、横暴さに耐えきれなくなった秘書がブチギレて術を返して川に流れて退場。その後も反省して村に戻ったのか、どこかに行き着いて呆然としているのか何もわからない。おじいさんが里の外の文化を取り込んでいるのは分かりましたがそれが?←このおじいさんがそれを禁忌としていましたが、別に村人にも解放していいのでは?支配力を高めたいのかもしれませんが。へその金を自分で溜め込んでるだけでよくなかったですか。悪いキャラなのは分かりましたが、魅力のある悪役では無い。ラスボスを懲らしめること、へそをどうにかすることが目的だと思っていたのであまりの雑な退場に唖然としました。すっきりしない。
・みさえが母親に助けて欲しいなら言いなさい的なこと言いましたがこれは新婚旅行でも言ってませんでしたか?そういう良いキャラなのは重々承知ですが、同じパターンをするのか…とキャラの押し売りのようなものを感じてしまいました。
良い点
・「しんのすけ」とみさえとひろしが名前を呼ぶところを回想するシーン。名前が書かれた幼稚園の必要な道具が並んでいるシーンは、何気ない場面ですが2人からのしんのすけへの愛情をとても感じ、自分の子供の時を思い出して、うるっときました。
・しんのすけとひろし、みさえの再会シーン。しんのすけが涙をこらえるシーンはやっぱり子どもなんだな、とかわいらしさを感じました。
・エンディング
エンディング早よ来てと思ったのは久しぶりです。 話が急スピードすぎて感情移入が出来ず、忍術も名ばかり。何でもあり。忍術である必要がない。 天カス学園が凄すぎたので期待値をあげすぎたのかもしれません。 帰って直ぐに天カス学園を見ました。何回も見ましたがやっぱり最高でした。