「シンプルな筋書きを承知で、活躍する幼な子たち」ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)
シンプルな筋書きを承知で、活躍する幼な子たち
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劇場版第一作は観ています。ゲームは今回のオープニングやエンディングで、改めて知った感じです。
ヒーローを目指すあまり、ゆき過ぎた活躍で強盗を追って街を破壊してしまう。どこかで見た展開。音速が売りのスピード野郎そのままに、ソニックは顔つきも考えも行動も直線的で幼い。それこそが大きな魅力と言うことでしょう。今回はさらにあざとく可愛いテールズも参加したけれど、青いハリネズミ小僧も爽快で愛らしかったです。
◉悪の権化のロボトニック
笑いを誘うギャグの多いロボトニックなのに、その志向するところは唯我独尊。パワーの独り占めに向かって、真っ直ぐに突っ走って、巨大なエッグマンに化身してしまう。殺りくと破壊しか頭にない真っ正直な悪なのに、見ていて笑ってしまうのが可笑しい。
◉ナックルズはプレデター
野太い声でソニックを押し潰そうとしたナックルズがまるでプレデターのように見えて、ちょっとドキドキしました。体型も戦士としての出身もそれっぽかった。
クールで残酷な振舞いを続けるかと思ったのですが、割にアッサリとソニックの仲間となりました。このあたりも、ひたすらシンプルを目指す。
緑のエメラルドを求めて、青・茶VS赤・赤からの、最終決戦は黄金VS黄。それで次回はVS黒になる? 浅い深いではなく、こうしたゲームベースの物語と思えば楽しめます。
それにしても、捜査官が偽新郎になってソニックを追っているとバレた時に、おっ、リアリティを追求してきたなと、奇妙な盛り上がりを感じました。
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