屋根裏のラジャーのレビュー・感想・評価
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ラジャーの目に映るアマンダの成長物語
全面から感じられるジブリっぽい予告に興味をもち、たまたま応募した試写会に当選したので、ひと足早く鑑賞してきました。試写会を催してくださった関係者の皆様、本当にありがとうございます。
ストーリーは、イマジナリのラジャーと一緒に想像の世界を冒険することが大好きな少女・アマンダが、イマジナリを食べようと襲いかかる謎の男・バンティングから逃げる途中で事故に遭って意識不明となり、存在が消えかかるラジャーが、逃げ込んだイマジナリの町で出会った仲間とともに、自身の存在とイマジナリの世界を守るため、バンティングに立ち向かうというもの。
イマジナリーフレンドを扱った作品はこれまでにいくつもありますが、イマジナリ自身を主人公にしてその世界を描くという試みが斬新でおもしろいです。そんなイマジナリの世界を、それこそ想像力豊かにいきいきとスクリーンに描き出します。現実世界がみるみると姿を変え、ありえない世界がそこに広がっていく映像表現は圧巻です。あとで知ったのですが、制作のスタジオポノックは元ジブリスタッフが立ち上げた会社だそうで、この表現力も、予告で感じたジブリテイストにも納得です。
本作のモチーフとなっているイマジナリーフレンドは、一人っ子や一人目の子に多く見られる現象で、話し相手やストレスの発散などの働きがあると聞いたことがあります。アマンダもこれに当てはまるようで、ラジャーが生まれた理由は物語の中盤で明かされます。そして、冒頭で描かれながらも意味のわからなかった「屋根裏の誓い」も、ここに根ざしています。その意味がわかり、ラジャーを生んだアマンダの心の内を思うと、胸が締め付けられます。
そんなアマンダと対比させるように描かれるのが、大人である母・リジーと謎の男・バンティング。リジーは、忘れていた幼き日のイマジナリを思い出し、想像力を取り戻します。一方、バンティングは、他人のイマジナリを食らうことで、自身を保っているような存在です。一緒にいる女の子とともに「現実」のメタファーとして描かれているのでしょうか。「想像」の前に立ちはだかる「現実」が、子どもたちから夢や希望を奪い、打ちのめしていく様子を表しているように感じます。これが、“大人になる”ということだと突きつけられたようで、我が身を振り返ってドキっとします。
ラストでアマンダとラジャーは「最後の冒険」に出発します。これでラジャーとはお別れです。両親の愛をしっかり感じ取ったアマンダは、もうラジャーがいなくても、未来に向かって踏み出していけるのでしょう。そしてラジャーも、また誰かのフレンドとして一緒に遊びながら、イマジナリの町からアマンダを見守り続けるのではないでしょうか。
こんな感じで、子どもも大人も楽しめる作品だと思いますが、欲を言えば前半がもう少しテンポよく進むとよかったです。物語が大きく動き出すまでがやや長く感じます。また、母のイマジナリの伏線が終盤に回収されるのですが、このフリがわかりやすすぎます。子ども向け作品なので、あえてそうしているのかもしれませんが、ちょっと萎えます。
キャストは、寺田心くん、鈴木梨央さん、安藤サクラさん、イッセー尾形さん、仲里依紗さん、山田孝之さん、寺尾聰さんら。寺田心くんはアニメ映画初参加らしいですが、なかなかの演技に驚かされます。一方、イッセー尾形さんは個性が強すぎてご本人の顔がチラついてしまいます。また、安藤サクラさんの演技はイマイチで、没入感を妨げているように感じて残念です。声優を起用しないこだわりもジブリ譲りなのかもしれませんが、ここだけは改めていただきたいです。
小さい子注意!気持ち悪い敵、怖い敵、ショッキングなシーン有!
声を大にして言いたいのは小さい子連れていく方は注意してください!ということです。
敵がかなり気持ち悪いです。
怖いです。ちょっとトラウマになっちゃうかも。
小さい子にはショックだろうな、というシーンもあります。
ジブリ独特のゴボゴボグエエエエみたいな気持ち悪さに耐えれる子なら…。
個人的には小学校中学年以上推奨かな…。
映像は夢があり綺麗です。
舞台はイギリスかなあと思うのですが、ちょっと日本ぽさもあるかな。
いろんな世界に連れて行ってくれるような、
ディズニーランドに入った瞬間の気持ちみたいな、
ワクワクが詰まった世界観になっています。
話はちょっとあいまい。
はっきりしない。もやもやが残る、謎が残る。
登場人物もどこからやってきてなぜそうしてるのか、全く分からなかった。
イマジナリと現実の分別もあいまいで、
イマジナリの世界という感じじゃなかった。
涙もろい大人は泣くだろうシーンはあるけど、
話に感動するということじゃなくて、
人が危険な目に合ったり不安にさせるという泣かせ方なのでいい意味の感動とはちょっと違うかなあ。
キャラもかわいいです。ほねっこちゃん、小雪ちゃん。
声優さんも豪華でした。
安藤サクラさん、(高山みなみさん演じるクレしんのおケイさんみたいな)感じですごく好きな声でした。
イッセー緒方さん、声だけで存在感すごい。
(所ジョージさんを低く低くしたような)貫禄のある声が本当に怪演!
心君もばっちり、本人はもう中3だったと思うのですが、子供の声優として全く違和感なかったです!
一龍斎貞友さんの声はこの先もずっと好き。
自分もきっと忘れてしまったのでしょうね。
大好きなアニメになりました💕
く〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!
冷蔵庫〜〜〜〜〜〜〜〜!!
言ってくれるぜぃ❤ ❤ ❤
初っ端出だしの『見たこともない夜』の何層にもなって奥行きのある夜空の画に心奪われちゃいました✨✨✨その後もずっとキラキラした光の使い方がとっても綺麗で美しかったー。
アマンダはおてんばな“小公女セーラ”みたい。エミリーは仲里依紗にしか見えないほど絶妙なキャスティング。イッセー尾形の声の特徴あり過ぎ。黒い子怖い。小雪ちゃんの一人称はボク。図書館の仲間たちはみんなとってもキュート過ぎ🍀
エミリーと黒い子には若干謎が残るけど、すごく好きなアニメになったー✌️
子供の頃イマジナリーフレンド作っておけばよかったなー、あたしも。
明後日参加予定のイベントでこの作品の監督とプロデューサーがいらっしゃるのはめちゃ嬉しい(´∀`艸)♡♡ 今日は試写会だったけど、公開されたらもう一度行こっと💜
#44 やっぱり原作は
日本じゃなかったのね。
あまりにもストーリーや設定が突飛だからなんとなく日本人が作ったお話じゃないなってわかった。
想像上の人や物が見えるなんて発想は日本人にないもの。
とは言いつつ内容は結構現実的かつ哲学的で大人でも十分楽しめた。
それと声優さん達がめっちゃ豪華。
誰が誰役だったかエンディングロールで流して欲しかったな。
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