屋根裏のラジャーのレビュー・感想・評価
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対象年齢はかなり低めでしょう
子供の頃に見たらを影響うけそうな絵本的な作品です
【推奨したい方】
幼稚園から小学校2〜3年までのお子さんがいる親子さんがお子さん連れで
【気になる点】
安藤サクラさんの声がキャラクターと合っていなかった
【総評】
ズバリアニメ版のネバーエンディングストーリーです、トイ・ストーリー的な大人になって失ったものを取り戻すような作品を期待していくとがっかりします
かなりの背丈の伸びと成長の話題の…?
イマジナリーフレンドって人じゃないの?
2023年劇場鑑賞300本目。今週全国公開されるのがこれとウィッシュ、パウ・パトロールだけという年末らしい構成。パウ・パトロールは置いておいてポノック対ディズニーという構図になっています。
うわぁ公開初週の土曜に自分ともう一人しかいねぇ〜。
予告でイマジナリーという単語が出てきていましたが、まんまイマジナリーフレンドのことでした。ただ、他人のイマジナリーを見ることができる人がいるのは斬新。イマジナリーフレンドを生み出した人が忘れたり死んだりしても図書館にいけば消えずに済むのも斬新だし、役目を終えたイマジナリーが他のひとのところにいくのも斬新です。いや、どういうことだよ!ついていけねぇよ!設定がどうも馴染めずイマイチ入り込めませんでした。
終わってみれば良かったかなー
冒頭の360°飛翔感の疾駆するファンタジーはアニメならではの魅力...
冒頭の360°飛翔感の疾駆するファンタジーはアニメならではの魅力たっぷりで素晴らしい。屋根裏が空想で異世界に「開いて」いくシーンも良い。が、物語が進むにつれ、雰囲気が暗く重くなっていって、結果的には思ったより遠くに飛べなかった、という印象になってしまう。ラストの狭い病室での決戦はなかなか意外性があるのだが、ここも敵との決着、親子の和解、主人公たちの再開、母親の過去(老犬はズルいし泣かされたけど)とイベントが渋滞していて、あまり上手くオチていない。あんな図書館に寄生して週5で労働しないと生存できないシミったれたイマジナリ(あんまり可愛くないのも問題だ)より、貞子似の黒髪美少女をスタンドにして永遠を生きるイマジナリ喰らいの不老不死の敵役(イッセー尾形の怪演のせいもある)の人生の方が面白そうなのもどうかと思う。
ところどころ誤訳のある海外の児童書の翻訳本・・・みたいな作品
表題がまどろっこしくてすみません。
例えるなら古典的な洋書の翻訳がたまたま売れて有名になり大御所になった高齢の作家が、現代の児童書の骨子を正確に捉える能力に欠けスラングを直訳してしまうなど、ところどころ大事な部分を「誤訳」してしまった・・・様なイメージの作品です。何か伝わりづらいなあ(笑)。
装丁・・いや、映像は絢爛豪華だしよく動き本当に美しいんです。非の打ち所がない素晴らしい出来です。
しかしストーリーはというと、登場人物の役割や発言、それぞれの行動、世界のしくみやイマジナリの定義など・・・何か誤訳みたいな違和感、そして設定の後付け感が常に付き纏い作品世界に没入できないもどかしさが正直ありました。
読み聞かせの理不尽系絵本みたいでもありました。たぶん子供は喜ぶかもですよ。
ただ私はおじさんで意味不明な理不尽は嫌いです。
特に役割的に分からなかったのが図書館仕切っていたお姉さんですかね。
説明不足のままいきなり現場に連れてって死ぬか生きるかの危ない目に合わせたり、ラジャーの発言をなんの根拠もなく頭ごなしに否定したり、あとで自身が間違っていたことに気づいてもまるでそんなこと無かったように振る舞ったり、まあまあやってることは支離滅裂で酷い・・・なのに古株っぽく行動が派手ですごく偉そう。
この姉さんは実力ないのに口だけ達者で新人には態度が横柄なバイトリーダーに重なって見えてしまいました(笑)。
このあたりから心が作品自体に寄り添えず、傍観者になってしまった様に思えます。
お父さんの思い出とか、ところどころ泣かせるところはありましたがそれも単発に終わり、また、悪役も行動が単純で深みと魅力に欠けてましたのでそこもマイナスポイントですかね。
素直な気持ちで
眠くなった…
所はエゲレス国(だと思う)時代は10年位前みたいな感じ。
とある町の本屋さん(本屋を止める)の娘(小学生年少位)アマンダ。彼女は3階となる屋根裏部屋を遊び場にしており学校から帰ると屋根裏部屋で自らが生み出した想像(イマジナリー)の少年ラジャーと想像世界で冒険をして遊んでいた。
ある日お店にMrバンティングと言う如何にもな感じの変態紳士と怪しい少女が尋ねてきた。
そこから物語が動き出す。彼らは執拗にラジャーを追い掛ける。アマンダの想像でしか無いラジャーが彼らには見えるのだ。
色々あってラジャーは彼らから逃げてジンザンと言う猫のイマジナリーに出会いイマジナリーの町(図書館)に逃げる。
ラジャーの運命や如何に?イマジナリーの見えるMrバンディング達の目的は何か?アマンダはどうなってしまうのか?見てからのお楽しみ。
映像は素晴らしい。幻想と現実が入り混じる不思議な感じなので頭がこんがらがるが小さな子の想像の世界の中にいる様だ。
ただそれ故に眠くなる。凄く心地良い感じで意識が飛ぶ。物語的には凄く良い事を言っていて感動的な話なのだがどうにも頭に入って来ない。ある意味冒険アニメで動きの激しいシーンも多いのだが、ぼんやり夢の中の様な感じの映画。
エゲレス国なので文字は皆英語かと思いきや、小さなお友達に配慮したのか人名とか本のタイトルとか重要な部分は最初から日本語(ひらがな、カタカナ)だ。
若干不自然だが英語で書いて日本語字幕を付けるより良いと思う。
絵本の素敵な物語
いろんな過去作品をミキサーに入れてかき混ぜたような出来ばえ。
それなりに良い作品だと思います。
この作品は、オマージュやパロディ作品ではないですよね。
冒頭の「想像」の場面で大男が農作業をしているシーン。その大男の登場が、「太陽の王子ホルスの大冒険」冒頭の「岩男のモーグ」登場のシーンと酷似していると思ったのは、私だけでしょうか。(解らない人ごめんなさい)
パクリとまでは言いませんが、キャラクターや、ストーリーが過去の作品を彷彿させる部分がふんだんにあるように思いました。
制作者に明確な意図があるかどうかは分かりませんが、もし、意図がないのであれば、制作者の脳裏に、過去の作品の名キャラクター、名シーン、名ストーリーが、強く刷り込まれているのだなあ、と感じました。特に宮崎駿氏の影響を色濃く感じました。
当然、ビジネスなので、結果的に人気が出て、売れる作品を作らなければなりません。
オリジナルのコンセプトを設定した上で、名作のいいとこ取りをして繋げれば、そりゃあ、それなりに「いい作品」に仕上がるでしょう。実際仕上がってます。
確かに、良い作品です。
でも、物足りない。どこか新鮮味が足りない。いつか見たような話、絵、場面。
それを差し引いても、作品としては充分に及第点だと思います。
現実世界の舞台設定ですが、登場人物の名前、町並み、バスや看板等の英語表記、車両の左側通行等から考えてイギリスかと思います。
なのに、一部の掲示物のみ日本語表記は不自然この上ないです。
小学生以下の鑑賞への配慮だとは思いますが、文字は英語に統一して翻訳字幕を付けたほうが良かったと思います。現に他の文字は全て英語なのですから。
おそらく海外配給の場合は、日本語部分を英語に差し替え編集するのだろうと思いますが、
舞台を日本にせず、外国(イギリス?)にしておくあたり、営業戦略が垣間見えました。
だんだん忘れていく想像力の大切さ
人間は、子供の頃は様々な夢を持ち空想するが、だんだん歳をとっていくと「現実は子供の頃の想像とは違うな」と感じる大人は多いと思います。
本作では、大人になって忘れ去られていく夢や想像(イマジナリ)を再度呼び起こすことによって、現実(リアル)ではもう無理だと感じることも可能かもしれないという希望を持つことができ、未来につなげることができるのだと感じました。
最初、映像の画質が少し薄いかなと思いましたが、だんだん気にならなくなりました。
音楽もインパクトは薄めでしたが、想像力のバリエーションが豊富で、飽きない物語の展開でした。途中で出てくる犬が印象に残りました。
先述したように物語は奥が深く、子供の頃の想像力を今でも持ち続けていきたいなと思いました。
海外向けかも
結構楽しめはしたのですが、前半に演出的なモッタリ感があって眠気を誘うのには要注意。
アマンダを取り巻く環境の説明が多いし、またラジャーとその母体となる少女アマンダのどっちが主人公なの?という混乱もあるし。
ひとつひとつのシーンは美しく動きも見事なのだが、画に派手さが薄く、レイアウト的な面白みが弱く、終わり方も地味。
他国輸出を考えた前提の作りなのかもしれない。
たとえば作中に出てくるインスタントカメラのフォト下に書かれた文字は、日本語だけでなく他言語に容易に差し替え可能に思えました。
幼児期から個室をあてがわれる欧米だと、1人の寂しさからイマジナリ・フレンドを生み出す素地があるかもしれないから、海外受けしそう。
特に、原作の刊行されたイギリス、原作のヒットしたフランスなどでは需要が大きいのではないだろうか?
日本は数人が一緒に暮らす家の構造で、イマジナリ・フレンドを生み出しにくそうだし、右へ倣え的な幼少時に奇異な言動をすれば変な子扱いで片付けられるだけだし。
と書きながら、自分がこの物語に一番素直になれない理由が、イマジナリで最初に思い出すのが『アンネの日記』のキティだからであり、ナチの所業とイメージがリンクしているからかもしれないと思い至りました。
ラジャーの男の娘っぷりで加点。
絵が好きです。
ピュアで不思議な感動
イマジナリーフレンドは子供だけのものなのか
一人っ子や友達がいなく引きこもりがちな子が生むケースが多いイマジナリーフレンド。西洋では幼少時から部屋が与えられて一人になる環境が整っているので、フレンド形成率(?)は日本よりも高いとか。ぬいぐるみ相手に遊ぶのも要はイマジナリーフレンドなので、テディベアに魂が宿ってしまったコメディ『テッド』は一番分かりやすいイマジナリーフレンド映画だろうし、『となりのトトロ』も実はイマジナリーフレンドの要素を持っている。
そんな、子供の時は欠かせない存在だったイマジナリーフレンドも、成長するにつれいなくなってしまう。本作はそのフレンドのラジャーにスポットを当て、主人公の少女アマンダの成長を描く…のだが、その実のテーマは「大人になったらイマジナリーフレンドは不要なのか」にあると思う。何もそれは現実逃避しろという事ではなく、大人になっても童心を持ち続けてイマジナリーフレンドと共存するのも悪い事ではないというメッセージだ。そもそも『テッド』もそんなお話だったし、極論を言えばサンタクロースだって年に一度訪れるイマジナリーフレンドみたいなもの。『メアリと魔女の花』はジブリアニメへのアンサーフィルムになっていたが、本作は子供向けの皮を被りながらその実は大人に向けているピクサーアニメへのそれを感じた。人物皆西洋人なのに、使用文字が日本語という多国籍感はディズニーアニメっぽかったが。
壮大な世界観のように見えるも要は想像上の出来事なので、ストーリーが矮小化している感は否めないし、クライマックスでのあのキャラの心の変容(?)ぶりが唐突過ぎたのも気になった。『メアリと魔女の花』が良すぎた為に期待値高めで観たのがいけなかったのか。でも映像はキレイだし、イマジナリーフレンドがいない子を持つ親は一緒に観ながら説明してあげるといいかも。
タレント吹替に関しては、ラジャーを寺田心が演じるという情報しか入れずに観たのが奏功したか、違和感はそんなに感じず。山田孝之が声優っぽい発声だったのが印象的。安藤サクラは『ゴジラ−1.0』といい東宝づいてるね。
最高の友達
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