「話は良かったがモヤッと。」劇場版ラジエーションハウス John Doeさんの映画レビュー(感想・評価)
話は良かったがモヤッと。
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序盤は、臨床現場で突きつけられる問いに対し医療従事者(診療放射線技師)としてどう応えるのかにフォーカスを当てる話。
終盤は、災害現場で医療職として出来ることは何かを問う映画だった。
話の中盤辺りで夫が意識レベル3桁の妻に対し赤子を帝王切開して救出するのか問うシーン。
加害者である患者にその現場を見せて、自責を問うのは良いやり方だとは思うけど、正直、罪の重さを感じさせるには弱いと思う。
そのシーン以降加害者の登場は無く終盤へ。
確かに新しい生命の誕生は喜ばしい事だと理解はできる。ただ、あれだけ口にしてた妻は意識が戻ってないのに夫は泣くほど喜べるのかとか、技師長がわざわざその現場を見せてまで伝えたかったメッセージは、加害者に届いてるのかとか。
フラグ回収されずに終わりモヤッとした。
映画で見るほど価値があったかと言えば自分は無かったと感じた。
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