「なるほど」バブル 亀吉さんの映画レビュー(感想・評価)
なるほど
クリックして本文を読む
あまりに酷評なので興味が湧き見てみました。
ストーリー性がないというか、ストーリーの作り方が稚拙。たぶんアクションシーンをかっこよく描きたい!泡とか水の表現をここぞとばかりに見せつけたい!みたいなのが先行してそれをベースに作ったんじゃないかなと思える。なんというか、壮大に見せかけてるけどめっちゃ小規模な世界をハリボテをかき集めて誤魔化した感じというか。
アクションや絵の美しさを重視しすぎてそれ以外は全てそれの為に無理矢理こじつけた設定・キャラになっちゃってて深みがなくて愛着がわきにくい。というかそもそも製作側からそこらへんへの愛情を全く感じられない。
人魚姫のオマージュと言われても、ただ最後の泡になるとこだけじゃね?なんで泡になる結末になったか知ってる?と聞きたくなる。人魚姫の良さって、声を犠牲にしてでも会いたいと恋焦がれた王子と結局結ばれなくても、それでも嫌いになれなくて殺せなくて自分が代わりに消えるっていう人魚姫の心の在り方が哀しくも美しいってとこだと思うんだよね。
泡が美しいんじゃない。『彼女』が泡になることが美しいんだよ。
などとつらつら書きましたが、要約するとつまらないと毛嫌いする作品というより、琴線に全く触れなかったので二度と見ることはないだろうな、とただ漠然と思った作品でした。好き嫌い以前の問題。あ、でも人魚姫の絵本の絵がすごく素敵だったのは高評価です。
コメントする