「体感1時間は伊達じゃない!」スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース nekoさんの映画レビュー(感想・評価)
体感1時間は伊達じゃない!
1作目の時出遅れて配信で観たにもかかわらず衝撃の作品だったのに、それが3部作だったなんて。
「そんなん蛇足になるに決まってるじゃーん。」って普通の感覚で鑑賞して度肝抜かれた。タイトル出るまでで、もう1作目から段違いのアップグレードがされている。
キャラクター性から感情まで、画面から滲み出ていて手に取るようにわかる。押し付けじゃなくて、説明セリフもなくて、ちゃんと伝わってくる。アニメーション表現の極地。
この体験を過去の作品で例えるならば、マトリックスをリアルタイムで劇場鑑賞した時に似ている。身震いする程に映像表現に感動した。まさか、またそんな体験が出来るとは。こんなに上映時間長い筈なのに、体感時間は1時間。一瞬で過ぎ去ってしまいもったいないくらい。
鑑賞した誰もが、グウェンに惚れ、スパイダーパンクに惚れ、スパイダーキャットの可愛さに昇天するんだろうな。
ただ、メチャクチャ画面の情報量が多いため、字幕で観ると結構ハード。観終わった後、目が疲れまくっているのが実感できる。吹き替えの方が、じっくり映像を楽しめそう。
ラスト、マイルズが1作目で描いた自分の理想と対峙し、グウェンは最高のバンドを組むってもう最高。
星を4.5にしたのは、最終作で最高点を叩き出してほしいという希望から。
コレ、絶対観た方がいい奴。
コメントする