ヘルドッグスのレビュー・感想・評価
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潜入捜査官ならヤクザを殺しても罪にならないんですね。
11年前、好きだった女子高生を殺された元警官の兼高は、犯人達を探し当てぶっ殺す。それが理由で警察をクビになったのだが、潜入捜査官として警察の仕事を続けていた。彼はバディになった室岡と共に関東一のヤクザの若い組長のボディガードになる。岡田君昔はSPで政治家を守っていたのに、今はヤクザを?
やっぱり自分には相性の悪い殺し合い映画。登場人物も多くて頭の中はゴチャゴチャ。ちょっとした事で殴り合い、仕事だからバンバン撃ち殺す。登場人物全員人殺し。暴力は嫌いなんだけど1番嫌なのが人殺しに作戦が無いところ。目先のアクションばかりで、ご都合主義になっちゃうところ。最後はビックリで終わったけど、モヤモヤしっぱなしで残念。
はんにゃの金田さん頑張ってた!
もちろん岡田准一さんを堪能しに行ったわけですが、
ファブルのように強く(でも今回はファブルと違い何人も〜ですが)
いや〜車の中に呼び出され、隣の人から銃を突きつけられても「俺を脅してただで済むとおもってるのか??」って言えてぐあーーの数秒で平然と4〜5人をのして颯爽と車から出る、いやーカッコ良かったです!!
そして予告編にもあった坂口さんのサイコパスっぷりも予告通りで良かったんですが、予想外にはんにゃの金田哲さんが出番も多く、重要な情報に関わってくる役どころで後半まで出ていてびっくりしました!
組織の人っぽくない風貌だけどだから余計にちょっと怖さもあり。
ちはやふるで見た松岡さん、可愛いけど大胆で、やっぱり可愛かったです!
まさかあの人もそういうことか~!という脚本でもあり、見応えありました。ちょっと亡くなる人多すぎでしたが。とりあえずやっぱり岡田准一さんはカッコ良かったです。
鈴木亮平の圧勝
ヘルドッグスというタイトルからクレイジーな主人公2人を想像したが、孤狼の血の鈴木亮平を見た後では狂犬ぶりは足元にも及ばない。
まあでも、ヒリヒリする極道社会の構図は味わえたし、いちいちキザな仕草ばかりのヤクザもMIYAVIが演じると許せる。楽しかった!
まるでマーティン・スコセッシ作品のように超絶怒涛のハイテンポで突き進むバイオレンス極道アクション
この作品は冒頭から物語の突き進むスピード感がとにかく異常でした。
岡田准一演じる兼高の過去、そして極道潜入捜査官になるまでの経緯がオープニングまでの短い時間で怒涛のように描かれる。
そしてそこからは極道に潜入した岡田准一がMIYAVI演じる極道組織の会長の護衛任務を任されるようになるというストーリー。
ざっくり説明するとそこまで複雑なストーリーじゃないけれど、とにかくセリフ量と情報量がめちゃめちゃ多いので序盤は内容を理解するのに必死でした。
ただ中盤以降は日本で岡田准一にしか出来ないであろう日本最高峰のアクションをたっぷり堪能することが出来てめちゃめちゃ楽しかったです。
まずビックリしたのが高級クラブのホステスが実は女殺し屋で岡田准一と死闘を繰り広げるアクションシーン。
ここではソファーやテーブルなどの遮蔽物を上手く利用しながら寝技なども含めた超近接アクションが見ることが出来て素晴らしかったです。
単純にパーティードレスに身を包んだ美人ホステスが血みどろになりながら襲いかかってくるギャップだけで個人的には100億点でした。
あとアクションで1番素晴らしいなと思ったのは、死体処理場で繰り広げられるショットガンを使ったウルトラハイスピードのガンアクションでした。
なかなか日本のガンアクションではお目にかかることが出来ないショットガンという銃器のチョイスも最高ですし、まるでリベリオンのガン=カタのような岡田准一の銃撃と近接格闘術を組み合わせたアクションが本当にカッコ良すぎました。
終盤が若干尻つぼみな印象であることが否めなかったりストーリー的に不満がない訳ではないですが、とにかく岡田准一のアクションを楽しむっていう観点で言えば大満足でした。
あと、燃えよ剣に引き続いて原田眞人作品に出演しているはんにゃ金田哲は役者としてめちゃめちゃ良いなって思いました。
バイオレンス極道アクション
岡田准一さん演じる主人公は兼高昭吾の偽名で暴力団組織に入り込んだ潜入捜査官。
密命を受け優れた格闘技術を用いて組織の中で上り詰めていくのだが――
極道ものなのでかなり暴力的なシーンが多くて見ててちょっと目を背けたくなるようなシーンも(PG12区分)
ストーリーは潜入捜査という危険な任務のハラハラ感がたまらない。
組織の中でコンビを組むことになる室岡(坂口健太郎さん)との関係にも注目。
バイオレンスに満ちたクライムアクション映画かと思いきや、岡田准一のモテモテぶりを愛でる為に作られたのかと錯覚しそうになる一作
『金融腐食列島 呪縛』(1999)は、描きたいことは良く分かるんだけど力が入りすぎたゆえの演出のわざとらしさばかりが気になってしまい、その後なかなか作品の鑑賞機会に恵まれなかったという、個人的に相性の悪さが印象付いてしまっていた原田監督。
実は本作もそれほど多くを期待していなかったんだけど、冒頭から一気にやられてしまいました。紛れもなくイケメンなのに「サイコボーイ」の異名通りどんな残虐行為も楽しそうにやってのける室岡(坂口健太郎)をはじめとした、強烈な個性の登場人物、極道とオペラのアリアといった意表を突きまくる演出、ワンシーンどころかワンショットのレベルで、「ありきたりな映像は絶対撮らない」という気迫が伝わってくる絵作りと、高い密度と創意工夫が随所に張り巡らされていて、130分以上の上映時間が全く気になりませんでした。余計な前フリや説明的な台詞を極力排除していることも、この疾走感を高めています。
特に本作の台詞の使い方は非常に面白く、言葉が多くなる場面になるほど、(間違いなく意図的に)やたら早口だったり、口ごもっていたりして内容が良く聞き取れず、「何かを喋っている」ということを伝える程度にしか機能していません。序盤の演出で台詞に余り意味を持たせない、ということをそれとなく観客に伝えているため、観客は前フリもなく展開する物語に集中することになります。
もちろん全編暴力に満ちあふれていて、その描写もかなり直接的かつ刺激的なので、そういった描写が苦手な人にも諸手を挙げてお薦めする、とはいかないのですが(『グッバイ・クルエル・ワールド』がR15+の一方、本作はなぜかPG12)、なかなか近年お目にかかれないほど、映画に対する「熱」が伝わってくる作品です。紛れもなく傑作。
犯罪アクション映画というジャンルにおいて、CGの技術もアクションの迫力も、近年の韓国映画などと比較すると停滞している感がありましたが、超絶的なCGに頼らなくても、演出やカット割り、アングルの工夫でここまでできることを身をもって実証したことに強い感銘を受けました。
ありきたりな「絵作り」を拒絶する一方、古今東西の犯罪映画のオマージュや引用が随所にちりばめられていて、それを探す楽しみまで用意しているというサービスっぷり。『金融腐食列島』では、この「監督の見せたい絵」が演出と噛み合ってなくてちぐはぐな印象を受けていたんだけど、本作は一つひとつの描写が物語の要素として溶け合っており、原田監督の円熟ぶりを実感することができました。
予告編で強調されていた、「相性」云々以前に、出てくる登場人物が(男女問わず)みんな岡田准一が好きで好きで仕方なくなっているところはちょっとおかしかったんだけど、ラストシーンでそのおかしさが一気に哀しみに変わるところも見事。最後のワンショットまで手を抜かない、原田監督の手腕と熱意に脱帽しました!
ピカレスクロマンに酔いしれろ!
燃えよ剣に続き、原田眞人監督と岡田准一タッグ
どういう状況かを理解するのと、ドンドンとカットが入るのでついて行くのがやっとだったけれど、それに馴れてきた頃合いにMIYAVI登場でボルテージが一気に加速。全員、悪漢ですが、カッコよくて見惚れました。
坂口健太郎も動けていて目を引く陽性が備わっているなと。吉原光夫ことクマのキャラには脱帽しました。酒匂芳もいい役で良かったそして怒っている松岡茉優が好物なのでありがたい。
美術やロケーションにとても拘る原田監督らしさが随所にありゴージャスでいてシャープな画面もスゴい
最後に岡田と坂口のシーンもクローズするには効果的だったなと感じました
原田ノワール
今回も堪能しました。
キャラ立ち過剰な面々
主演2人の孤独と友情
岡田准一と坂口健太郎の風格
極上のエンターテイメントでした
原作とは違う、独り歩きしたストーリーには、この流れのまま続編を期待したい
この広い世界と比べて、狭い日本社会でいくらサイコパスと戦っても、 ...
この広い世界と比べて、狭い日本社会でいくらサイコパスと戦っても、
ほんの小さい一面を切り取っているにすぎず、スケール感が全くないんですよね。
それも日本の俳優では。完全に国内向けの作品として、回収しようとする映画かな。
好みかな~
何も情報入れず岡田准一目当てに観ましたが…
冒頭5分ぐらいで観たことを後悔した
ヤクザの抗争劇(ファブルとは全く違う)
アクションしながら話す(喋って)大変だろうな~とか思ったり
なかなかstoryに入っていけなかった
中盤以降MIYAVI さんが出てきた辺りからオモシロクくなってきましたが…
自分には合わない作品だったかな
と思った
…story
よりもアクション系なのか
…意味のある抗争劇に思えなかった
余談…岡田君がますます渋くなって
真田さんに似てきた感じ。
日本ヤクザ映画での最高峰
最近韓国に押され気味だったけど、主演問わずスタイリッシュな近代ヤクザ映画って感じに魅了した。
MIYABIが良かった。岡田は背が低いからえんしゃと並ぶシーンが工夫されていた。
イケメンなんだけど…
王には玉、飛車には飛車、角には角⁉️
【反社会的勢力】
暴対法でもはや、箱もの(目に見える形での存在感)としてはあまり目立たなくなった暴力団。
実際は特殊詐欺や違法ドラッグや似非宗教法人などに形態を変えているのかもしれませんが…
【広義の公安】
そもそもCIAのような専門性を持つインテリジェンスがあるとは思えないわれらがニッポン。
闇落ちした有能な人材を超法規的に国家権力(この映画では警察ということであってるのかな?)のために使うノウハウがあるとも思えません(もしそれがあるようなしたたかな政府だったら、厄介な隣国との外交ももう少し上手くやれるはずです)。
というわけで、この映画の世界観はほとんど日本の現実からすれば絵空事なのですが、なぜか全体として妙にリアリティがあるのです。
どうしてか?
①人物造形が抜群
ヤクザの幹部たちの、〝あるある〟な個性が、身近な感覚に訴えてくる。
②強いけど、興醒めするほどには強すぎない主要人物たちのアクション。
③後悔と贖罪…命に関わるほどのものかどうかは別として、誰しも過去の過ちと償いというテーマを考えるキッカケになるような経験があるはずです。ここに共感性を覚える人にとってはこの映画がリアルな距離感で感じられると思います。
暴力に溢れた映画ですが、正視に耐えられる範囲の描写だし、何しろ面白い‼️
アクション凄いし多分面白かった!
岡田さん出てる作品はアクション全部凄い印象あるけどこの作品も当てはまってました。
グロさも相まって戦闘シーンは息をするのを忘れるくらいでした。
俳優陣の演技とキャラが相まって、すごく深みとリアリティがありました。ぶっ飛んだ設定だと思うけどリアリティ?根拠?を持たせてて本当にすごいと思いました。世界観に入り込めました。
内容は途中セリフが聞き取れなかったりテンポが良すぎて少し置いていかれた感否めないですが、それ以上の満足度だったので見て良かったです。
以下は個人的なメモです。
岡田さん、警官で女子高生殺したやつに人生かけて復讐するの犯罪臭したけど、それ以上の犯罪してるからあんまり問題視されてなかったな。
純情ボーイって言われるの納得だし、最後も純情ボーイな終わり方だったな笑
坂口さん、あんだけ岡田さん慕ってたから愛が転じて憎しみになったのかな?それとも岡田さんに自分を選んで欲しかったのかな。サイコボーイだから選んでくれた途端松岡さん撃ちそうだけど。普通の人なら拳銃に弾入ってないのかなとか思うけど、岡田さんの選択によっては普通に撃ちそうだもんな笑
抜群の相性だったから岡田さんはそれを理解して撃ったのかな?
負けるのわかってたけどずっと嘘つかれてたのが許せなかったのかな。内容的には尊敬する人が憧れの人だった的な事なのにな。
後MIYABIさんハマり役すぎる。北村一輝さんとかみたいに極道感があまりなくてスタイリッシュだなと思ってた。後かっこいい。総じてキャスティングは神だった。
宗教とか世界観練られすぎてて全部描かれてない部分あるけどその辺も知りたいな。
本当は坂口さん生き残ってPart2作って欲しかったなー
もう一回見ても楽しめる作品だと思った。
面白かった。素晴らしい役者達のコラボ
ノアール映画はとても好きで、岡田くんのアクションもいつもとても好きなので、すぐに観にきた。そしてみに来た甲斐が大いにあった。
アクションがまずすごい。そしてノアール映画なのにエログロではなく品がある感じなのだ。でも物足りないわけではないという、とても絶妙なバランスだった。アンダーカバーのストーリーなので、根底に信念があるのだ。
それと、岡田&坂口の持ち味ではないだろうか。
坂口は元々、こういう役だとは思ってもいなかった。こういう役もできるのかと驚いた。ちょっといっちゃってるところのある、でも可愛げを備えた暗殺者を見事に演じていた。そして、松岡茉優はさすがだ。好きじゃないけどうまいなぁ。また、ボス役のMIYAVIとその秘書役、その妻など、あまり知らない役者が多く出ていて、それぞれがハマり役と言えるような演技で素晴らしかった。
段々
岡田准一さんのアクション作品は凄みが増してきましたね。2時間半近くあるのに飽きさせない作りは流石ですね。最後の1年後の話は、出てきた人が全員死んだ人だったのは、兼高も死んだと言うことでしょうか。
ヤクザ映画というファンタジーにも最低限のリアリティーは必要だ
岡田准一の映画というと、どうしても怒涛のアクションを期待してしまうが、冒頭こそアクションで始まるものの、それ以降は延々とセリフ劇が続いて、期待をはぐらかされる。しかも、そのセリフが聞き取りづらいため、登場人物たちが、何を目的として行動しているのかがよく分からず、なかなか話に入り込めない。
ホステスを装った刺客が現れたあたりから、ようやくアクションのエンジンがかかり出すが、それでも、銃撃戦や肉弾戦に目新しさはなく、やはり期待を裏切られる。
潜入捜査がバレそうになるサスペンスも今一つ盛り上らないし、主人公が、潜入先の会長や相棒に共感を覚え、彼らを裏切ることに葛藤するといった描写もない。それどころか、会長や相棒をあっさりと殺してしまう主人公自身に、共感を感じることができないのである。
主人公が、わずか1年で、会長の秘書にまで上り詰めるのは現実的でないし、2つのヤクザ組織が、いとも簡単に壊滅してしまう展開も乱暴過ぎるのではないか?警察の手の内を知り尽くしているはずの会長が、主人公だけでなく、マッサージ師や部下の愛人の正体に気付かないのも、不自然としか言いようがない。
今の時代、ヤクザ映画は、もはやファンタジーなのかもしれないが、それでも、最低限のリアリティーは必要なのではないだろうか?
散逸感。何を軸につくろうとしたのかみえない。
薄っぺらい感じの映画でした。薄っぺらい映画でもここぞといった場面でぐっと来るようなものもあるものですが、この映画にはそれさえなかったと言う印象です。
何を軸に脚本を組み立てたのか、例えば、復讐ならば、主人公・兼高のたぎるような思いをもっと俳優の寄りのカット、表情やそこに至る苦悶、後悔、怨念、そういったドロドロしたものがあってこそ、外のクールさとの対照が活きるのに、それがないから、表面のバイオレンスだけがザワザワうるさい。
とにかく、騒がしい映画です。ヤクザものも静からバイオレンスにバンっと切り替わるドキドキ感もあんましないので、精神年齢低い大人がギャーギャーうるさい軽薄さが目立っていました。だから殺しも安易なものに写ってしまう。
もう一度言います。何を軸に組み立てたんですかね。兼高と室岡の関係もそこまでの絆が結ばれたのかよくわからない。原作を読んでないからというなら、読まずに観るひとのために、もっとテーマを絞り込むべきなんではないですかね。
群像劇みたく、いろんな関係性をみせられて、どれもが深まらずに中途半端に終わっている感じ。そういえば、この原田監督の「燃えよ剣」もどれもこれも盛り込もうとして散逸感あったことを思い出した。この監督、もっと、軸をもった映画を一から出直して考え直すか、それが無理なら、別の監督持ってきてほしい。
岡田准一と大竹しのぶの演技力が唯一のみどころ。特に、大竹しのぶが最後の復讐を遂げる場面はさすがの演技でした。
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