ヘルドッグスのレビュー・感想・評価
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脇めっさイイ!
殺し屋岡田の真骨頂(純愛も少々)
最初の場面で、スーパーで亡くなった女子高生たちの復讐を成し遂げる岡田のシーンが出てきますが、全編に流れる不気味な緊張感の始まりでした。画面の色はあくまでも暗いイメージを演出するためにグレー系です。また、やくざ映画にありがちなグロテスクな殺人場面に度肝を抜かれます。今回の坂口はサイコパスの一面を持つ役ですが、最後には岡田にとっての宿敵になるところ、切ない気がしました。女性では大竹しのぶがマッサージ師(仮の姿)として登場しますが、殺された子供の復讐を成し遂げた時、ほろりとするものがありました。松岡茉優はヤクザの愛人の役ですが、最後には岡田を守ります。彼女は時々妖艶さを見せたりするところがありますが、その魅力に惹かれるたのは私だけではないでしょう。さらに、周りの人間がどんどんと殺されていく中で、最後には岡田も絶命かと思ったのですが、生き残ってくれて本当にホッとしました。いずれにしても、ヤクザの撲滅のために戦う岡田の優れたアクションに、最初から最後まで釘付けでした。
MIYAVIの意味
新しい任侠モノ
テンポ、スピード感がハンパない。
セリフも速い。
倍速で見ているかと思った笑
アクションもすごい。見ごたえ十分。
特に、岡田クン、ホントすごいな。
潜入捜査とサイコパス、相性98%というだけあって、息がぴったりの凄腕コンビ。
ところが、残り2%は・・・
坂口クンのムロオカはもっと狂犬なのかと思ったけど、
カタギとは普通に向き合える好青年なのは意外。
MIYAVIさんの会長、線が細くてどうかと思ったけど、クールでクレバー、
それでいて強く、かっこいい。
ヤクザ、任侠モノもすっかりハイテク。普通にパソコンやスマホを使って。
子供のころ見た、単純なドンパチしている映画とは全然違うんだな。
岡田准一の素晴らしさを堪能した
愛する人が銃殺される事件が起き、その事件の直前に銃を所持していると確信して職務質問しようとしたが、同僚に止められ、そして事件が起きた。あの時・・・との思いから警官を辞め、復讐のためだけに生きてきた元警官の兼高昭吾。事件を起こした犯人全員を殺し、復讐を遂げた後、その勇猛果敢な力量に警察組織が目をつけ、関東最大のヤクザ、東鞘会への潜入捜査を強要された。警察のデータ分析により、兼高との相性が98%という東鞘会のサイコパス、室岡秀喜に目をつけ、兼高と室岡が組織内で相棒となるよう仕向けた。タイで実力を見せつけ室岡とコンビを組んで組織の中で上に上がっていき・・・という話。
警察が犯罪者にあんな指示を出すのかどうかは別にして、バレたら消される怖さも味わえた。
ストーリーもよかったし、格闘シーンも素晴らしく、面白かった。
兼高役の岡田准一は相変わらずアクションが見応えあり、ヤクザの雰囲気を出してて良かった。室岡役の坂口健太郎のサイコパスはすごく似合ってた。松岡茉優、大竹しのぶ、も良かったし、木竜麻生はエロくて可愛かった。
中島亜梨沙のアクションと、拷問を受けるシーンは必見。
あと、吉原光夫の歌は素晴らしかった。さすが現役のミュージカル俳優の実力を見せられた。
コメディ的会話もあるし、見所が多くて面白かった。
スピード感が半端ない
アクションは流石 岡田さん!!!
Mad guys
映画全体の雰囲気のバランスが良かったです!
俳優の方の演技が素晴らしく、映画の世界観への没入感が凄かったです!
・岡田さんの潜入捜査官としての正義感
・坂口さんのサイコパスキャラ
・MIYAVIさんの組長としての威厳のあるキャラ
アクションもスピード感や迫力がありとても良かったです。
笑えるシーンがあるので、バイオレンスすぎずに息抜きになりました笑😂
予測不能なラストも兼高が愛する人を守るという使命を果たしていてスッキリしました!
予告の感じとは違ったけれど
2022年劇場鑑賞214本目。
予告では坂口健太郎が珍しく(とはいえシグナルでは荒々しかったですが)気弱な青年ではなくサイコパスのイカれヤクザを演じているようでしたが、実際は意味もなく人を殺す事はなく、カタギとは好青年の付き合いをし、組内では結構バカにされてる感じで岡田准一とのバディアクションだと思っていたらそんな事はありませんでした。そこが肩透かしだったのでちょっと減点。
昨日見てきた沈黙のパレ―ドで警察に取り調べを受けていた酒向芳が警察で、取り調べをしていた北村一輝がヤクザという逆転は面白いなと思いました。特に酒向芳は自分が知る限り一番かっこよかったです。
MIYAVI演じるヤクザの会長はいわゆるヤクザではなく極道といった感じで、敵には容赦ないけど味方にはめっちゃ優しいのがこの映画を観ていてちょっと楽だったところです。これが極悪非道でちょっとミスした部下を残虐な方法で殺す・・・みたいな感じだと2時間半きつかったと思います。
はんにゃの金田哲演じる若頭は演技は頑張っていたと思いますがやっぱり説得力に欠けましたかね・・・。
岡田准一は相変わらずかっこいいですね、岡田准一の作品を観た後は昔の高倉健やジャッキー・チェンの気分で出てくるようにあの体を丸めて歩く独特な感じで歩きたくなります(笑)
ロケ地がことごとく素晴らしい
岡田准一⇒『ファブル』的なハデなアクション物?深町秋生⇒『渇き』的なクレイジーな犯罪物?と思いきや、意外に洗練されたフィルムノワール。久し振りに演出の巧い日本の娯楽📽️を観た印象。
①白眉のシーンは処理場での派手な撃ち合いではなく、銀座のクラブでの新人ホステスに化けた女殺し屋の正体を暴いた後死闘に雪崩れ込むシーン。演出の流れが巧い。②フィルムノワールと言ってもアメリカものよりフランスものに近い感じを受けた。ヤクザ社会を舞台にはしているが、私たちが馴染んだ(馴染むなよ)ヤクザ映画やその中のヤクザ達とは趣が異なりギャング映画のような撮り方。だからフィルムノワールの匂いがするのかもしれない。銀座のクラブや表家業の会社のオフィスのセットなど明らかに普通のヤクザ映画で描かれるものとは違う。岡田准一や坂口健太郎の家もスタイリッシュなインテリアにしてありヤクザの匂いがしない。組長の住む日本家屋がかろうじて従来のヤクザものらしい感じ。③俳優陣も北村一輝が唯一馴染みのあるヤクザらしい雰囲気(しかし北村一輝って紋紋を背負うのが似合うよねえ)を漂わせているくらいで、MIYABIや金田哲、吉原光のような所謂ヤクザ顔でない役者を選んでいるのもそういう雰囲気に一役買っている。④潜入捜査であることがいつばれるかというサスペンスもあまりない。大竹しのぶの“あんたは99.999...%ばれないよ”という台詞に妙に説得力があってバレないんだと安心してしまったし、三神が兼高の正体に気付いたのに全く別の流れで室岡に殺されてしまうところからも、兼高の正体がいつ組織にバレるかというサスペンスを狙ったものではなく、室岡が兼高の正体を知った時に“さあ、どうするか”という方を狙ってるんだなと分かった。⑤ほぼ潜入捜査が成功して会長・組長たち三人を始末しに行く事になってからなんとなく「必殺仕事人」の感じになって来て、特に河内が典子に“八年間待たせたな”と言ったところは「必殺仕事人」のテーマを流して欲しかったくらい。勿論そうすると別の映画になってしまうので、典子が組長の屋敷に乗り込み十字架に仕込んだ細い剣で緒形拳みたいに組長の延髄を刺すところまでは頭の中で「必殺仕事人」のテーマが流れていました。⑥ヤクザ物は所詮縄張り争いや抗争ぐらいしか題材がないので、途中で筋を追うのはやめて原田監督がこの裏社会ものをどう撮るかの方に興味の舵を切りました。⑦ラスト、兼高が迷いもせず室岡を射殺したところも、日本的な湿ったヤクザ物ではなく、乾いたハードボイルドかフィルムノワールだったと再認識した次第。
アクション
緊張感が続くヒリヒリした世界観
ヤクザ組織の潜入捜査官と死刑囚の息子でサイコパスのバディがメインとあって、最初から最後まで緊張感が続くヒリヒリした作品。変なキャラクターや俳優がおらず、生真面目に作られた男臭くハードボイルドな空気感で世界観に浸ることができました。
アクションの迫力やカッコ良さはさすが。レーティングに配慮しつつ、ギリギリまで攻めていて気合いを感じます。
ただ、監督の他作品同様、台詞が全然聞き取れず、状況把握が困難なシーンが多々…。苦笑 これは相性だと思うし覚悟してたのですが、登場人物が多いので付いていくのが大変。
アクションに関してはカッコ良いけど遊び心というか面白みは欠けたかな…。スピーディーなアクションに終始した印象でした。
また、このテーマと世界観にしては、中途半端な気も。個人的にはあまり得意なジャンルじゃないので、このくらいの暴力描写で助かったのですが(笑)、R15までレーティングを上げてしまった方が演出の幅は広がったのではとも思います。
ちなみに、アクションが酷すぎる映画「バイオレンスアクション」と同じロケ地(多分)が出てきて、クオリティの差に笑ってしまいました。
岡田さんには今後も日本の貴重なアクションスターとして期待してます!
闇の奥は深い
80年代の香港ノワールや東映のVシネマを観ている感じ。そしてテンポ...
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