「サイコパス不在」ヘルドッグス uzさんの映画レビュー(感想・評価)
サイコパス不在
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全体的に台詞が聞き取りにくく、役者の滑舌以上に録音と調整(BGMや効果音とのバランス)が悪い。
と、思いきや、他レビューを見るとこの監督の作品はこういうものらしい。
個人的にはメリットを感じず。
設定や人物名が入ってきづらかったせいで、主人公のロリコン具合が浮き上がってしまったように思う。
カット割の細かさも合わなかった。
場所も次々に入れ替わるので、続いているのか、数日経ったのか、回想なのか、切り替わるごとに考えさせられる。
服装も黒スーツを中心に数パターンしかないので、余計に。
また、スーツはMIYAVI以外は似たようなものばかりなので、アクションシーンは誰が誰だか分かりづらかった。
勿論、アクション自体は素晴らしかった。
演技も誰一人として下手な人がおらず、緊迫感の演出も際立っていたと思う。
それだけに、前述した設定の呑み込みづらさが没入を阻害してしまった。
やはり自分は、人物や背景あっての物語でないとダメらしい。
最後に、室岡はまったくサイコパスに見えません。
それは坂口健太郎の演技よりも、脚本。
特に彼だけカタギとの絡みがあり、しかもその対応が普通なため、むしろ室岡に一番人間味を感じてしまった。
予告であんなに強調しなければよかったのに。。
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