「サイコパス室岡は寂しがり屋さん」ヘルドッグス 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
サイコパス室岡は寂しがり屋さん
岡田准一氏のバトルセンス又はアクションデザインは文句の付け所なく大胆且つ勇ましかったし艶やかだ。坂口さんも素晴らしかったです。
ただ、初見で楽しもうと前情報を持たず鑑賞したが失敗、一先ず人物相関図だけでも確認すれば良かった。縦横軸のパワーバランスや名前さえ把握するのに一苦労。早送りのような台詞まわしで日本語字幕が欲しかったくらい置いてけぼりを食らった。
それでも物語の中で好感が持てたのは、
吉原さんの熊沢、抜群な歌唱力で配役が決まったと言うようなカラオケシーンと頼れるガタイを活かした戦闘力。
中島さんのルカ、可愛らしい女性から一変アクロバットな身のこなしの殺し屋、彼女の裏設定を知りたい。
金田さんの三神、今時のヤクザらしいインテリチキンの演技は違和感もなく世界観に溶け込んでいた。
兼高と室岡の相性98%に実感を持てず、様々なシチュエーションで二人のバディ感を見たかったので、馴初めが浅いことで全体的に物語が薄くなり感情移入が出来なかったことが残念。
私は原田監督作品にハマれない側のタイプでした。
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