ムーンライト・ダイナーのレビュー・感想・評価
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女優陣には見どころあるが...
私はインディーズの映画を見るのが好きである。その未完成なところを含めて好きである。ただ、この映画の特に前半はインディーズによくある、舞台演劇のような語り口が多く、見ていて落ち着かない。大手の映画の名優たちの自然に見える演技というのは実は凄いのだなと逆に感心する。保安官やドルっぽい札束など無国籍ないしウエスタン風の設定も特に奏功しているとは思わない。それでも、女優陣の演技や撮り方には上手いなと思うところは多々あった。男優陣は中心となる人以外は俳優の演技というよりも、役柄の造型と演出が不自然だったと思う。エンドロールにクラウドファンディングの協力者の名前がズラリと並んだのを見て、この映画の監督やキャスト、スタッフは幸せだなと思った。
がんばれ保安官
人里離れた場所にあるダイナーに偶々集まった何かを抱えた人達の話。
放浪する女の子だったり、面接に来た女性を貶めようとする夫婦だったり、夫婦の車を盗んだ男だったりが、入ったダイナーで不穏な事態が巻き起こり、そこからのことやそこに至ることをみせていく。
ハードボイルドっぽいテイストに笑いを織り込んではいるけれど、それが中途半端だし、回収する気も無いのに話を拡げ過ぎてまとまりがなく、それからの話もそれまでの話も結局のところ「そういうものだから」で押し通されているような感じ。
自分にはほぼ全てが中途半端に感じてハマらなかった。
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