「現実とファンタジーのぎりぎりを攻めた」チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい Shi-Roさんの映画レビュー(感想・評価)
現実とファンタジーのぎりぎりを攻めた
まずタイトルをドラマや原作のファン層にしかわからない略語(チェリまほ)にしてしまったが為に、一般の人たちへの門戸が狭まった感があるのが残念。
「30歳まで童貞だったので触れた人の心が読める魔法を手に入れた」という主人公の設定はファンタジーだが、人を愛する事で湧き上がる感情の高まりや同性間の恋愛の難しさなど内容は至極現実的。ファンタジーと現実のぎりぎりのラインを淡々と攻めた事で、観る人の心にヌルっと染み渡る作品になっているのではないかと思う。
コメントする