「タイトルは少し変わっているが、内容は「きのう何食べた?」と似た、割と真面目で好感の持てるBL系の映画。」チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 細野真宏さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルは少し変わっているが、内容は「きのう何食べた?」と似た、割と真面目で好感の持てるBL系の映画。
本作の設定は、「タイトルの部分」だけは普通と違います。
ただ、その設定以外は意外にも真面目で、しかも同性愛に負い目を感じることなくキチンと現実に向き合おうとしている姿勢など、好感の持てる作品でした。
テレビドラマの映画化ということもあり、きっとドラマの最初の方は割とコミカルで面白いんだろうな、と感じました。
映画版は、良くも悪くも真面目な感じです。
これまで赤楚衛二、町田啓太は、画面越しでチラッと見ても私は魅力を感じていませんでした。
ただ、何気ない映像でも、こういう視点で映画を通してみると、魅力的な俳優だと分かりました。
間違いなく2人の代表作になると思います。
「触れた人の心が読める魔法」は、あくまできっかけに過ぎず、そのきっかけがあったからこそ、普段の思考が深まっていく展開も良かったです。
そして、この映画版ではキチンと出口を模索していくので、テレビドラマを見ていた人はきっと満足できると思われます。
また、テレビドラマを見ていない人でも、冒頭で紹介があるので映画からでも大丈夫です。
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