「足がついてる」クリフハンガー フォールアウト 鰹よろしさんの映画レビュー(感想・評価)
足がついてる
ロッククライマーのケリーは友人のソフィーと共に何か思い入れのありそうなアンテラオ山(ドロミテ?)を訪れる。そこで2人は女性蔑視のドクズ男1人と辛うじて良心が残っているものの流されていく3人の男と出会うのだった。
なぜかソフィーはそんな男4人と意気投合。しかし調子に乗り茶化しに茶化した挙句乱暴され殺されてしまうのだった。その現場を目撃・録画していたケリーは4人に追われることになり断崖絶壁の岩棚を軽装備で逃げ惑う...
かつて最愛の人と2人で制覇できなかった山を今度は独り最愛の人を偲びながら~、とケリーという女性の自律の物語がメイン。同情の余地の無いドクズな男たちという胸糞な障害がそれを後押しする。
ただなんだろうか、上と下と下と上と断崖絶壁におけるケリーと男どもの優劣然り繋がりが描かれそのシチュエーションを機能させようとする試みは感じ取れるものの、その場所でありながらの緊張感をあまり感じず単純にヒヤヒヤしないのは致命的。
あとケリーがクライミングに来た動機は頷けるんだけど、男どもはなんで来たの?と終始疑問が付き纏うのもなんだかなぁ~・・・
「クリフハンガー」(1993)...「バーティカル・リミット」(2000)...
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