「例えば 真実とか」特捜部Q 知りすぎたマルコ MARさんの映画レビュー(感想・評価)
例えば 真実とか
未解決事件を追う特捜部が、小児性愛者の疑いのある男が行方不明となり、その人物のパスポートを持つ少年が保護されたことから始まる物語。
人気シリーズの特捜部Qの第5弾。とは言え、キャストが一新されたことにより、楽しみ半分不安半分で鑑賞。
最初こそ、カールさんもう5歳ほど若々しい方が良いかな~なんて思いつつ…う~ん、相変わらず良質なミステリー‼ちょっと不器用で強引な性格はそのままに、多少の素直さ(デレ?)を新装備したカールの捜査が始まっていく。
初っ端から意味ありげな少年の確保に始まり、行方不明になった男の元同僚や家族、カールの上司含め登場人物揃いも揃って何となく不信。僅か2週間で打ち切られた捜査、水泳クラブでの出来事、少女の絵、ベッドに横たわる男…謎を呼ぶピースが随所に散りばめられ、それらをつなぎ合わせていく様は非常に見応えがある。加えて、ちょっとコミカルな演出も。
キャスト一新による毛色の違いは当然あったが、特に奇をてらっているわけでもない王道ミステリーでありながら、ガッツリのめり込んでしまうつくりは流石特Q‼ちょっと都合が良かったり、思いの外あっさりしている場面もあるけれども、それも気にならない魅力がギッシリ‼
やっぱりミステリー映画は良いですね。本シリーズやヒットマンシリーズとかのヨーロピアンミステリーはどんどんと上映されてほしいです。
複雑すぎない相関図でありながら、ある程度の考察を要する心地よい難しさにどっぷりと浸かれた作品だった。
そして、この場を借りてちょっと愚痴をこぼすことをお許しください…。
上映中に外に出るなとは言いません。お手洗い行くことだってあるでしょう。
でも、劇場のドアを開けっ放しにして行くとか、冗談キツすぎです。光が入って集中できないので。。
こんなこと言うくらいなので、代わりに閉めに行くことも考えましたが…よりにもよって終盤の一番盛り上がる場面だったので席を立つ気にならず。。
当人にとっては関係ないことでしょうが、私にとってはずっと楽しみにしていたシリーズの新作で、しかも一番の山場シーンでこんなことになって、とても悪い気分で劇場を後にすることになったのが残念です。
…以上すみません、作品の感想レビューとは関係ない事ですが、どうしても言いたくなっちゃいました。。