「小説のように行間を読む映画」スターフィッシュ Nightwalkerさんの映画レビュー(感想・評価)
小説のように行間を読む映画
説明の少ないストーリーと比喩に満ちた映像からなるミステリー。
小説を読むように受け手が行間を埋める作品なので好き嫌いが分かれそう。
本作は確かに主人公の精神世界の描写という意味でパンズラビリンスを連想するがそれよりもっと主人公個人の心に焦点を当てている。
壊れた心や罪悪感からどうやったら自分は救われるのか?という非常に私的で狭い範囲の物語だが、今の時代だからこそ共感を得て心に響く人が多そうな気がする。
「え?ここで終わり!?」と最後に明確な救済を描いている訳ではないので後は観た人がどう捉えるかに委ねられている。
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