アキラとあきらのレビュー・感想・評価
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ドラマ版に負けない映画用にうまくまとめた池井戸作品
向井さんと斎藤さんのドラマ版は素晴らしく、回数を重ねられるメリットを使った人間ドラマの背景を丁寧に描いていたので、正直映画では無理だと思った。
しかし、焦点を絞ったことでうまくまとまっていた。
横浜さんは本当に素晴らしく、冷徹そうに見せて実は、というあきらを見事に演じていた。
あとは江口さん
この作品のキーになる人物の表現はお見事。
江口さんからキャストを決めたのかと思うくらいピッタリ。
映画を観てよかったです。
原作、ドラマ、どちらも見ていませんが、こういう内容なんだろうなと予想のできるストーリー。
でも、よかった!わかってるのに、よかったです。
とくにキャスティングがよかったと思います。
アキラ、あきら、どちらもよかった。合ってると思います。
そして、塚地さん、ユースケさん、もらい泣きしてしまった。
内容も大事だけど、配役ってホント大事!ドラマはどうだったのでしょう?でも、この映画が正解かなと思うくらい、良い映画でした。
最後のアングルが綺麗でした…。
スリリングで爽やかな「瑛と彬」。
池井戸潤の作品では、使命感を持って理想に向かう人を応援し、私利私欲や保身に囚われる人を嫌う。竹内涼真演じる山崎瑛はまさに理想に生きる男であり主人公にふさわしい。主人公は一人でいいはずだが、これは山崎瑛と階堂彬二人が主人公の物語である。理想主義の山崎に対して超現実主義の階堂は最初から激しく対立する。竹内涼真と横浜流星の対立する演技はとても際立っていてインパクトがある。この作品のテーマは既に十分伝わっている。そんな犬猿の仲であるはずの二人が、力を合わせて会社再建に取り組む姿は美しい。本来、理想主義と現実主義は対立するものではなく、折り合いをつけてより良い方向を目指すべきものであることを教えてくれる。
池井戸潤の作品ではおなじみの悪役が今回はいない。悪役と思われていた人たちが、結末ではそうでないことが分かる。銀行上司の不動は出世と会社の利益しか頭にない堅物かと思ったら違った。階堂の叔父達は無能で嫉妬深いダメ経営者かと思ったら違った。両者とも二人のアキラが乗り越えるべき壁であった。乗り越えて初めて気が付く。
今までの池井戸作品とは少し違った、スリリングで爽やかな印象が大きかったです。
おもろすぎた
後半くらいから5分に一回心の中で面白いって呟いてた。今年は映画と当たりが多いけど、トップガンやジュラシックワールドやキングダムを抑えて今年の第一位だと思う!
期末棚卸資産残高が〜とか、ホテルアメニティ費用と売上の増加比率が〜とか、この営業外収益はなんですか?とか会計マニアックなシーンが個人的にまた響いた。
後半が見事でした
本は読んでいました。2人の幼少期部分の映像が少なかったですが内容に支障はなくすんなり入っていけました。竹内さんの人を救いたいと願う言動、特に目が見ている私も応援したい気持ちになりました。後半から横浜流星さんがどんどん動いてゆくシーンは迫力があり一気に時間が過ぎました。ラスト叔父との対決は見事です。強い部分と父に似た優しい部分が相まって素晴らしかったです。江口洋介さんやユースケさんの演技も素晴らしかったです
面白いんだけど、
原作も脚本も面白いんですが、
出来過ぎ感で、どうも白々しく思ってしまう。
特に今、親族の経営する会社で悩んでる最中で、余計にそう思うのかもしれませんが。
まあ現代の大岡越前のようなものだし、
ここは割り切って見るべきか。
それにしてもアキラとあきら氏の苦悩の種が
努力しても工夫しても上手くいかなかった不運の会社ではなく、
あまりに傲慢で能力不足の経営者のせいって、
何だかなあ、、
話の筋は良いとして…
主人公の二人が若すぎて…。
例えば、彼らの二年とか三年生ぐらい先輩にも頭抜けた人材はいなかったんだろうか?
そんな大手銀行で大丈夫?
この話が、主人公達が中年ぐらいになった時だったら、もっと、良かったのではないだろうか?と思った。
彼ら主人公達より、達者な役者・コメディアン?も沢山脇を固めており、それらの演技が良かった。
例えば、不動の表情。稟議を通す前と後で、目つきが変わり非常に感銘を受けたし、東海物産社長の嫌みったらしさも、この話をより魅力的にみせたのではないだろうか?
まあ、腐らず、やることはやる!
これが、この映画の教訓だろうか?
宿命か偶然か?
原作小説も読み、WOWOWドラマも視聴済みです。
内容にとても感動し、スゴい興奮して一気に読みました。
あの分厚い内容を、どう2時間でまとめあげるのか…
正直、あまり期待はしていなかったけど、想像以上に良かったです。
まさか、あの人(Y氏)のあのシーンでウルっとしてしまうとは、思いもしなかったです。
重要なシーンでした。
産まれた時から将来を決められて生きていく苦悩。
2人が作り上げた奇跡。
2人だから乗り越えられた。
出逢いは宿命か?偶然か?
「すべてはこの日の為にあった」なんて言える…感動。
WOWOWドラマで、もう一度観たくなりました。
映画の2人も良かったけど、こちらの2人の方が好き😄
素直に胸にくる
テレビドラマでおなじみの池井戸作品。役者陣の演技はくどくなく、しかし熱い演技で感動!
竹内さん、六本木も熱いですけど、こちらも熱かったですね。ザ熱い男がやはり似合う。それに対して横浜さんの彬はだいぶこじらせてる男子に設定してきましたね。最初の方の冷たい顔からの家族の危機にどんどん熱い男に変化していくさまが良かったですね。とくにユースケさんに立ち向かう迫力が凄かった!階堂は山崎に対して最初は鎧をまとってる。でも山崎を知るにつれて、鎧をそぎ落として同じように心が熱くなっている。二人の熱い友情に感動でした!
そして江口さん、ユースケさんらの実力派俳優の助演最高でした!wowowより主演が若いって言われてましたけど、この助演の大人たちに対する青臭い若者たちの対比がよりいい意味で出てて良かった!上白石さんもコミカルでよかったし、髙橋くんも熱演でした。
やや駆け足気味でしたが、2時間という尺の中でよい作品に仕上がっていたと思います。
半沢直樹が二人
予想通り無難な仕上がりでとても良かったです。山崎豊子の「沈まぬ太陽」の終盤で展開するホテル不正の話とラップしましたが、オマージュなのかたまたまなのか。いずれにしても主役の二人はそれぞれの役にピッタリで素晴らしい存在感でした。半沢直樹が2人出てくる感じで安心して楽しめました。
観に行って良かった!
池井戸小説の中でもこの作品は一番二番を争うくらい好きなので、小説はもちろんドラマも観ています。
正直、あの長編小説をたったの2時間でどう脚本、演出するのだろうと、観に行くのを躊躇してましたが、とんでもないです!
観に行って本当に良かったです。
結末を知っているのに、最後のシーンは鳥肌!泣きそうにもなってしまいました。
(やっぱりユースケ・サンタマリアさんの演技は最高!)
また、主役の2人(竹内涼真さんと横浜流星さん)は、ちょっと配役違くない?とも思って観に行くのを躊躇してたんですが、とんでもないです!
ドラマの主役だった向井理さんと斎藤工さんも良かったですが、個人的には竹内涼真さんと横浜流星さんの方が感情移入してしまい、最高でした!
他の配役も全員ピッタリでしたね。
江口洋介さん、怖いΣ(゚д゚lll)、カッコいい(^^)
小説もドラマま観てない人でも、絶対に楽しめると思います!
コンパクトにまとまっていた印象
120分という限られた時間で、この小説を描き切るのは大変だったと思いました。
しかし、非常にコンパクトにまとまっていて、かつ私のような素人にも分かりやすく仕上がっていました。
想像以上に面白く見入った映画になりました。
まるでJTのCMの映画版のよう。アツい気持ちになれる。
JTのCMのような真っ直ぐなアツさを映画にしたような作品だった。
スタンスの違う2人の主人公を演じる2人は当たり役といえるし、周りを囲むキャスト陣すべても違和感のない当たり役だと思った。
キャスト陣の演技に安心感があるので、真っ直ぐなアツさを真っ直ぐな演出で表現しても、恥ずかしい気持ちにならずに気持ちよく楽しむことができた。
人を救うバンカー
さすが池井戸潤だね。まさに見ごたえがあったな。竹内涼真と横浜流星がそれぞれの容姿、印象度など踏まえて最大限に活かしたキャストだと感じた。
舞台はメガバンクに同期入社した東大卒のふたりだが、片や大企業の御曹司、片や倒産した町工場の息子がそれぞれの宿命を背負って戦っていく。人を救うバンカーを目指してはたしてトップバンカーになれるのか? 奥田瑛二と江口洋介が貫禄をもってがっちり脇を固めていたね。がっぷり四つのふたりの姿にやっぱり同期入社の絆は特別なものだとつくづく思ったよ。これはお薦めだね。
合わない
131本目。
スプラトゥーン3、メッチャやりたいけど我慢。
ビーストの前に何かとチョイス。
公開前は観ようと思ってたけど、監督の名前見てまたこの人、今年で何本目?
何か合わないなあと思ってたけども、まあいっかと。
対比の設定、分かり易いキャラ設定に演技。
自分の中でハマる事もあるけれど、今回も何かしっくり来ない。
ちょっと、くさ過ぎだよと思ってしまう。
でも、最後の終わり方は好きではある。
アキラとあきらとあきら
好きな作風でした。
私自身は会社員の子供で、私自身も会社員になり、周りに町工場のああいうのとか知りませんが、資金繰りさえ何とかいけば世に出た素晴らしい技術とか、きっとたくさん埋もれていったのでしょう。
ああいう気骨と価値観のバンカーが、リアルにいて欲しいですね。
そして大企業のトップにも。
実際にはユースケと大島さんの感じ多いんだろうな。
確実性があったと発言した江口洋介の顔に、自然に刻まれていたシワが、とても格好良かったです。
横浜流星のクールさ、竹内涼真の必死さに熱くなり、塚っちゃんと宇野さんにジンワリし、あきらに「そうか100%だもんね」と気付いてからクスリときた、そんな映画でした。
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