「128分では描ききれない」アキラとあきら dakosukeさんの映画レビュー(感想・評価)
128分では描ききれない
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原作のボリュームから考えてもやはり128分にまとめるのは厳しいと感じさせる内容だった。
特に横浜流星演じる階堂彬の描写が薄く、優秀さを感じさせるところが皆無だった。
また幼い頃のエピソードなど人格形成への描写が少なく説得力に欠けていたため、「原作とかけ離れた人格」の受け入れを難しくしている。
逆に竹内涼真演じる山崎瑛はこの短い時間である程度描かれていると感じた。
ただし、これは原作に沿った人格であったため、ある程度頭の中で補足しながら見ることができたという背景もあると思う。
最後のスキームがどちらのアキラのアイデアかという部分は原作どおり。テレビドラマではこの部分が変更されており、山崎瑛(つまりはバンカー)の存在意義が薄れてしまっていたので、本作で原作どおりに描かれていたのは個人的に嬉しかった。
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