「映画のテーマは「運命」ではない 「バンカーとは?」でもない。」アキラとあきら YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
映画のテーマは「運命」ではない 「バンカーとは?」でもない。
原作もWOWOWドラマにも触れていなかったが、好きなドラマ「ハゲタカ」や「半沢直樹」ポイ匂いがしたので、鑑賞しました。
この映画のテーマは。。。
すべての人が それぞれの職務(仕事・役割)を遂行する過程で
"世の中の正しい歯車になれる"ように、各自が 心がける事 が大切 である。
上白石萌音さんは 比較的好きな女優さんだが、この映画では間違ったキャスティングをされてしまい
"品の良いお嬢様キャラ"を活かせずに、逆にこの映画を"思い切りぶち壊す方向"に働いてしまったのが、とても残念だった。
彼女は銀行員ではなく、融資される側の家族に配役してくれれば、何倍にも活きた働きをした筈だ。
主人公に「ベアリングに拘らせたい」ならば、父の工場はプレス工場ではなく、
ベアリングの玊を作成する下請工場にするか、キチンとしたベアリングが製造可能な会社にしてリアリティを出して、欲しかった。
新会社の役員構成等の顛末を明確に示してから、映画を終わらせてくれなかったので、最後はモヤモヤが残ってしまった。
尺の関係で、本編にマトメ入れられなかったのならば、エンドロール中にでも、簡潔に魅せてくれれば、良かったのに。
この映画を観たら、どうしても ドラマ「ハゲタカ(NHK)」を見直したくなった。
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