「「弟」はアホばかり!?」アキラとあきら Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
「弟」はアホばかり!?
クリックして本文を読む
原作未読、TVドラマ版未観賞
大手銀行に同期入社した超有能な生い立ちの違い過ぎる2人の「あきら」が繰り広げる企業融資の話
小学生の頃親父の経営するプレス工場が倒産した経験をもつ山崎と、祖父から引き継いだ大企業を巡って揉める父親と叔父達をみてきた皆堂という設定で、皆堂はただただ有能でけど山崎は情に流され過ぎてヤバイ様にも。
池井戸潤作品の映画化の割には演技やセリフ回しの大袈裟さは控え目な印象。
ストーリー展開はとてもドラマチックだし面白いけれど、エピソードの詳細は中学生でもそんなアホなとツッコめそうな寓話レベルのアホっぷりの連続で笑えてしまう程。
最後だって、逆にそれを通さないとかあり得んだろうっての。
まあ掴みのベアリングだってプレス工場ではつくれるものじゃないしねw
そんなチープなエピソードをまとめたら、それなりに面白いものになっちゃうんだから大したものだとは思うけれど、もう少しでいいからリアリティを持たせてほしかったし、巨大な損失に加担した龍馬の最後の表情もやっぱりアッフォ丸出しってことで。
コメントする
bloodtrailさんのコメント
2022年8月28日
ポールベアリングは狭い工場でも作れると思いますが、数億の設備投資が必要なので、従業員4〜5人の町工場では、ちょっと無理あり過ぎですね。が、その程度の雑なリアリティが「池井戸品質」って事でw