ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
全316件中、121~140件目を表示
知られざるアニメ制作の裏側
アニメを作る人々を描いた今作でしたが、結果から言うと、今年観た映画でトップクラスに良い作品でした。僕自身アニメは嗜む程度に見る身です。もちろんフィクションも含まれているとは思いますが、1つのアニメを作るのがどれだけ大変で、複雑なものなのかとても実感できました。また、今作で描かれていた、アニメ作りを通して起こる、人間同士の衝突や結束、葛藤、アニメが人に与える影響など、すべてがとてもうまく表現されていて、とても見応えもありました。何かを全力で取り組む人たちは本当にかっこいいし、それを見て僕自身もとても元気をもらえた作品でした。吉岡里帆最高!!
ものづくりにグッと
ものづくりしている人には、自分に置き換えて思いを巡らせながら楽しめる映画。一方で、ものづくりしていない人にピンとくるのかなと疑問がわいた。また個人的には、話の展開が理想的すぎるきらいがあった。
とはいえ、もっと多くの人たちに観てもらいたいと思った。
小気味良いテンポと清々しい感動
時間があったので、何となくで見た映画でしたが、終始小気味良いストーリー展開で、原作を知らない人でも引き込まれる映画でした。
主人公やその他の登場人物にも、何かしらの共感を覚え、ジワジワと込み上げる物を感じる、そんな清々しい感動を味わえる映画ですね。久しぶりに、この映画を見て良かったと思える映画です。
いろいろガチだ。
派遣会社から来たアニメーターがやらかすコメディだと思ってたんだけどww....ぜんぜん違ったww
イケメンわがまま天才アニメ監督とその手綱をにぎる伝説のプロデューサーvs元公務員の新人アニメ監督と凄腕冷徹プロデューサーの同時間帯のアニメ視聴率対決の話し。
別に凄い展開とかはなく業界アルアルのエピソードだけで2人の監督がプライドかけてガチで良い物を作り出そうとして成長し、スタッフの協力を得て努力してそれを形にして行く姿を描いている。未読だが、たぶん原作が良いのだろうかなりエモい。
話に出てくる二つのアニメも声優もガチ高レベルの本物。たぶんそれに呼応する形で撮影部も頑張っている。本編内のアニメと比較されちゃうからヘタな絵撮れないよね。役者達4人の熱量も高い、私は特に男性部が印象に残った。天才と呼ばれた男の努力とプレッシャーを中村。沈着冷静、売る為なら手段を選ばない柄本、彼のジャンプ長塚京三のウイスキーのCM思い出したわ。
あとアニメ業界はまだフィルムの名残でラッシュ試写って言うのね。
かなり胸熱な作品でレビューも高評価なんだが、、、、見終わったあと日本のアニメや映画製作者の薄給について考えずには居られなかった。良いものを作りたい、前へ出たい!そんな若者のやる気を搾取してこの二つのブラック業界は成り立っている。
中国アニメーターに比べて日本アニメーターのギャラは半分以下だという記事を最近見た。日本の映画監督もそれだけで食えてる人はほとんど居ない。
欧米の監督のようにプール付きの家に住む事など夢のまた夢だ、、スタッフのギャラなど押して知るべし。
この映画を見て業界に入る人達の事を考えると悲しくなる、、、搾取構造、日本の暗部である。
刺さりました!
原作があることすら知らず、映画館での予告もあんまり記憶に残らず(ごめん)、とりあえず主要キャスト4人の名前だけで観に行きました。
観て良かった〜。刺さりました。
きっと大変なんだろうなってなんとなく思ってただけのアニメ制作の現場は、実際のそれを覗いちゃったんじゃないかと思うくらいリアリティーがあって圧倒されちゃったし、そうやって出来上がった作品は、チラ見だけでも感動しちゃった。
(でも、あんなに大変なお仕事で、ちゃんと見合ったお給料もらえてるんだろうか、こんなの見せちゃってアニメーターになりたい若者が減るんじゃ?なんて余計なこと考えてたのはナイショです)
アニメのチカラは、私ももらった記憶があるから知ってる。
熱い大人たちが、言っちゃえば命懸けで、作ってるんですよね〜。
彼らの届けたい想いが誰かに刺さって、そしてその誰かのチカラになる。
アニメもマンガも小説もドラマも映画も、作る人と届ける人がいて、やっとここに辿り着くんだよなぁ。
皆さん、いつもありがとうございます。
ところで、『サウンドバック 奏の石』と『運命戦線リデルライト』、それぞれ単独でアニメシリーズとして作るなんてことは、ないのかな?
原作の辻村さんがちゃんと12話分のプロットを書いてるし、なんだかすごい人たち(無知でごめん)があそこまで作ったんだから、あれで終わりはもったいない気が…。いや、あれで終わりだからいいのかな。。
吉岡里帆ちゃん、良かったな〜。彼女の出演作を全部観てるわけじゃないけど、当たりはずれ(失礼)があったもんね。コレはホント良かった。
柄本お兄ちゃんは最近すごい頻繁に見るけど、なんかずるいくらいずっとかっこいい。
中村倫也くんと尾野真千子さんはもう、さすがの存在感と演技力で。
最後のふたりの、あの"間"がサイコーでした。
コージーコーナーのエクレア、買って帰ろう♪
リアル・感動・笑える三昧
アニメが好き嫌いではなく、アニメ嫌いでもリアルな世界に笑い、感動できます。アニメ好きならば、さらにスパイスがきいてます。吉岡里帆はリアルな演技が上手い。脇を固める役者さんもそれぞれが自分の世界を持っています。一度観て楽しみ、二度観て深みが増します。シネマは結構観に行きますが、今年1番の映画になりました。
ハラスメントと思わなければ時にウィンウィンをもたらす
【レビュータイトル候補その2】
2位じゃダメなんですか?
アニメ作りで視聴率を競う話。
ストーリーもギャグも良い、構成力も高く、普通に楽しめる作品である。
実写だが作中のアニメも良くできており、ある種、アニメと実写が見事融合している作品だとも言える。
観る価値高し。今年は大当たり作が多いか。
良い点
・演技水準が高い。皆。
・良いキャラの面々
・最近不適合役の多い中村倫也であったが、今作では結構マッチしている。
・信頼
・全容を見せていないのに作中アニメが感動的
悪い点
・梶裕貴がほぼほぼ本人役。こういう現実回帰要素は作品への没入感が落ちる。そのせいでまさに作中でも語られる人気要員になってしまっている。キャストとしては良いが。
・途中から見てと言うドケチ根性
・数値の意味合いが簡略化され体を成していない。分かりやすくはなるが。
・オチがやや読みやすい
その他点
・実際のところ放送開始後にあれこれ出来るものなのだろうか
良質な密度の濃い映画
ハケンアニメって、題名だけで見に行って
派遣アニメと勘違いしてました、、
派遣で働く人の話かと、、
最初、怒涛の様に登場人物が出てきて畳み込むように進むので、着いていけなかったが、徐々に見てる自分も巻き込まれていく感じ。最後はじわじわと感涙。
中村倫也は良いのだけど、どうも、どの作品でも、同じテンションで同じような台詞の話し方で、同じ様な人物を演じてる気がするんですが、、
それにしても二兆円規模のアニメ業界で働く人の賃金って安過ぎる。
一体誰が、その利益を貪っているのか。
仕事に前向きになれる
仕事がうまくいかなくて夜中に大声で奇声をあげたり、いろんな柵で思い通りのものが作れなかったり、モノ作り関連の仕事をしている人には刺さる映画だと思います。
鑑終わったあとに、俺はこういうことがしたくて今の仕事を選んだんだ!って昔の気分をおもいだして仕事に前向きになれました。(映画内の現場は一般向けにかなりマイルドになってますが、特徴はつかんでますね笑)
ハケンは覇権であって、派遣ではない
てっきり業界のブラックな内幕ものかと思ったら、マジで胸アツのお仕事ドラマでした。最初は、主人公の新人監督がイケてなく空回りな感じが、段々と周囲の人たちとの関わりから仕事の本質が分かっていくのは気持ちよく、観客も一緒に成長して行く感じです。凄まじい重圧と執念の狭間にのたうち回るクリエイターと、それを実現させようとするプロデューサーやスタッフの情熱と心意気に、分かっていてもジーンときます。劇中劇のアニメ作品もしっかり作風を分けて作ってあり、吉野監督のクオリティへのこだわり振りは、まさに劇中の二人の監督みたいでアッパレです。役者では、主人公の成長を眼力で表現した吉岡里帆にグッときました。中村倫也の緩急つけた演技もいい感じです。プロデューサー役の柄本佑は、場をさらってしまう美味しい役どころでしたね。
誰でも楽しめる!
これは確実なのですが、アニメが好きな方、アニメを見ない方でもものすごく楽しめる映画だと思います!
アニメ監督さんを描写している辺りがとても監督さんの気持ちが分かりました。所々ネタっぽい所もあり思わずクスッと笑ってしまうぐらいの楽しめる映画です!エクレア食べたいです。
クリエーターは観た方が良い
こんな魂が震えた作品が
埋もれてしまうのは本当にもったいなく
一人でも多くの人に観てもらいたいと思ったので、
レビュー書くことにしました。
ここ最近のお仕事映画の中では間違いなくダントツです!
2回ほど観に行きましたが
何度観ても胸の底から湧き上がってくる涙が止まらない。
やりたいことがある方、
好きを貫いてものづくりをされてる方には
間違いなく刺さる内容だと思います。
騙されたと思って観て何かを感じてもらいたい。
ただ...
・ブラックだのやりがい搾取だのすぐに口にする人
・お仕事映画はとにかくリアリティ重視!という業界かぶれの人
上記に当てはまる方には刺さらないので要注意です。
全316件中、121~140件目を表示