ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
全321件中、201~220件目を表示
アニメ業界ってこんなのかー
と、前半は思わされこの人間関係がこれから絡まって展開していくのか…と期待したのだがどちらかと言うと新人監督の成長物語。絡む人達も皆良い人ばかりでちょっと拍子抜けしてしまった。まあ、ひたすら明るい展開で面白かったけどね。
情熱を持って挑む姿は美しい!
アニメ制作の裏側という、全く馴染みのない世界が舞台というのに惹かれて鑑賞しました。
アニメ監督の仕事は、(面白い)絵コンテを作る、やりたい事を正確に伝える、様々な会社や工程のプロと調整を図る、多数のPR活動もこなすetc.と激務な上、コケたら後がない。それは新人も実績のある天才も同じ。と、かなり過酷なんですね。。
その激務と重圧に耐え、「自分が良いと信じるものを妥協せず作りたい。誰かの心に刺さるもの、世界を変えるものを届けたい!」という真っ直ぐな想いが感動的でした。そしてその想いは、どの工程を担当する人も持っていて、どんなに技術が発達しても、人の心を震わせるものは人が作るんだなと思いました。
漫画や小説、音楽等々、何かを創作・表現する人、自分の限界を超えて頑張ったことがある人等にはとても共感できる作品かと思います。
また、好きなことを大事にしたい、打ち込める何かが欲しいと思わせてくれる素敵な作品だと思います。
原作があるのも知らないくらい、前情報なく観ましたが、滅茶苦茶面白かったです。演者の方々のお芝居も良くて話に集中出来ました。特に後半は何度も感動で泣きそうになりました。
社会人になってからアニメを観る機会はほとんどないですが、十分楽しめました。
是非観て欲しいです!!
やべえ、めちゃくちゃ面白い!!!!!
すげえ、いい。ラストに向けての盛り上がりはものすごい勢い。ぜひ、みんなに観てほしい。
絶対、原作買って読む。さすが、辻村さん!!
吉岡さん(里帆)、おめでとう! ようやくまともな第一歩だと俺が勝手に思っている「見えない目撃者」を実はまだ観られてない俺だけれど、これで名実ともに名女優への第一歩を踏み出した吉岡さんを嬉しく思います!
新人監督に吉岡さん、すでに天才的実績がある監督に尾上さんという配役。加えて、彼らを支えるプロデューサーに、柄本さんと尾野さんって、俳優界において、本作と全く重なる構図じゃん。そして、この布陣がまた見事にジャストミート!!
肝心の、両監督のアニメ作品がこれまた真面目に作り込んであることも、この作品を支えているよね。もちろん、声優人含め。あ〜、「リデルライト」も「サウンドバック」もフルで観たいぞ。
作り込んでいるとは言え、両アニメとも、もちろん一部分的だけの描写。なのに「サバク」のエンディングでは、すでに不覚にも涙しました。お恥ずかしい…
この映画.com のインタビューで中村さんが言っている言葉「放送した時点で俺のものじゃない。観たその人だけのものでいいよ」は本作を貫く、いい言葉だなあ。
追伸1
コージーコーナーのエクレア、人気商品になって、並ばないと買えなくなっちゃうかな? ならんか。
なんと、原作ではミスドじゃん。Why?
追伸2
いま、原作読んでます。辻村さん、素晴らしい。王子監督と香屋子のセリフ、原作に忠実。脚本にそのまま使えるセリフを書く辻村さんも素晴らしいし、その雰囲気を絵にも描き出す監督も素晴らしい!!
対談は映画オリジナルだったのか…
追伸3
原作、読んでます。太陽くんのエピソード、映画の3倍、心に沁みます。ただ、2時間制限にも関わらずこのエピソードを拾おうと考えたスタッフに頭が下がります
追伸4
原作、読んでます。和奈が表紙を描くエピソード、ぜひ原作でも堪能してほしい。映像とはまた違う、文字から伝わってくるメッセージはこれまた格別です!!
そして、和奈と宗森のエピソードは映画でも頑張って取り組んでいたけど、これは読まなきゃ! 映画をイントロとして、ぜひ原作でそのフルセンテンスをご堪能ください。
追伸ではなく、最後に…
読み終わった。
人生には、大事な何かを失っても、それでも何かを成し遂げたい時がある。やらなければならない時がある。
ああ。ひびいたよ、原作の辻村さん。届いたよ。ありがとう…
おまけ
チヨダ・コーキ原作の「V.T.R」… そうか、俺、まんま辻村ワールドの中にいたのか。迂闊にも、気づかなかった…
この作品だけは、辻村さん作品の中でどんでん返しがない作品なんだな、と思っていたが、なんかやられた感じ。快感。
映画観ただけの方にはわからないことを、最後に書いてごめんなさい。辻村さんファンでもあるもんで。
もはや無敵の吉岡里帆さん💕
ハケンは「覇権」の意
池袋グランドシネマサンシャインにて鑑賞。
観ている間ずっと、アチコチで「胸キュン」して感動の涙を流してしまう楽しい映画だった。
最近、これほど映画館で泣きまくった映画は無いが、自分が歳とったからかも知れない(笑)
最初は勝手に「アニメオタクの映画かな…」と思っていたが、原作が辻村深月氏なので「もしかしたら、面白いかも知れない」と思って、映画館に観に行った。
いやぁ~、これは見逃すべからず映画だった!
本作のタイトルの「ハケン」は「覇権」の意味で、アニメ業界で覇権争いをする物語。
大卒で役所勤務から転職したアニメ新人監督(吉岡里帆)が、アニメ界で「天才」と言われている若きカリスマ監督=王子監督(中村倫也)に、「王子監督に勝つようなアニメ作品を作る!」と宣言して覇権を目指す物語。
王子監督と新人の斎藤瞳監督のトークショーが面白かったり、新人監督のプロデューサー(柄本佑)が新作アニメの売り込み手回しの良さ、王子監督のプロデューサー(尾野真千子)の天才監督に振り回される姿など、喜怒哀楽に満ちたドラマが楽しい。
やはり、辻村深月氏の原作が面白いのだろうな…と思う。(これは未読)
新人監督が声優にダメ出しをする場面が印象的だったが、この声優役の女性は初めて見た。誰かと思って調べてみたら、ホントの声優女性だった。髙野 麻里佳さんという人。
「プロデューサーが【客寄せアイドル】として連れて来た声優」という設定だが、まさか本当の声優とは思わなかった。
この声優女性と新人監督の互いの気持ちを率直に話す場面は、やはり感動の涙。
新人監督が監督志望動機が「私のような子供に届く作品を作りたい」と少女時代から思っていたというセリフ、また「人には失った先にも何かがある」と新人監督が言うとスタッフが「監督の思いを作品に作り上げるんだ!」というヤリトリも感動。これまた涙…(笑)
観終わると、コージーコーナーのエクレアが食べたくなる映画(笑)
なかなか楽しくて感動できる映画であり、自身を持ってオススメできる娯楽作。
<映倫No.122818>
吉岡里帆あっての映画だ
「覇権をとるアニメ」というコンセプトそのものが現状にそぐわないのでは?
モノを作り出す苦しみと喜び、それを誰かに届けたいという情熱が画面から伝わってきて、思わず胸が熱くなった。劇中で製作されるアニメの完成度の高さにも目をみはらされる。
ただ、話を面白くするためには仕方ないのかもしれないが、深夜アニメが全盛の今、土曜夕方のアニメ対決という設定が、現状とマッチしていないところは気になる。そもそも、アニメの評価は、必ずしも視聴率やディスクの販売数で決まるものではなく、何年もの時間をかけて定着していくものだろう。
また、劇中でも描かれているように、アニメは監督が一人で作るわけではないのに、そのクオリティーが監督だけで決まるかのように描かれているところにも違和感がある。しかも、二人の監督は、いずれも、自分が納得のいくような形て作品を完成させることができたが、実際には、妥協したり、譲歩せざるを得ない場合が多いに違いない。
せっかくアニメの製作現場の実情を描くなら、ブラックな部分も含めて、そうした負の側面もきちんと描いてほしかったと思うのである。
いい映画観たなあ
アニメの熱い制作現場が!
エンドロール後がいい
吉岡里帆に”客寄せ”されて観たのだけど、映画として想像以上の出来でした。
何かを作り出すのはホントに大変で、さらに生み出した作品を通じてメッセージを伝えるのは至難の業。作るのは楽しいけど、趣味の域を超えて仕事にした瞬間に、苦しみが同居し始める。さらに、大人数でそれを成し遂げるには、大抵余計なトラブルも背負い込む事になる。
そうした苦難の道を歩むには、強い想いが大事で、それが無い限り良い結果は生まれない。本作はアニメ業界が題材だが、大抵の仕事もそうして出来ている。その点において、働いたことがある人には、本作は共感出来るだろう。
吉岡里帆が、かわいいとか美人を超えて、信念を持って突き進む若き監督役を熱演。ガツガツ周りと当たりながらも、自分の目指すものを信じて突き進む。それでもなかなか上手くいかず、折れそうになりながらもなんとか足を進める。
敵役の天才アニメ監督役の中村倫也も、プロデューサー役の尾野真知子としっかりポジションを守っていて、作品の芯を固めている。中村倫也の声は、なんか安心しますね。
柄本佑もクールなプロデューサー役で、キャラが立っていてハマっていた。
熱血根性モノでありながら、努力と成功ではなく、「世の中には魔法なんか無い」けど、「現実は厳しくて辛いけど、喜びがあるよ」という大人びたメッセージを伝える潔さも気持ち良い。ところどころにハッとするセリフがある。それがつながって、物語の輪郭がはっきりするところが、観ていて引き込まれる。読んでないけど、おそらく原作者の巧みな筆はこびが伺えた。
アニメ題材というと、オタク文化や過酷労働などが定番だけど、本作はそれらと違う視点で素晴らしいメッセージを残してくれた。エンドロールの終わりに、ソレが際立つので、最後まで席を立たずに観てほしい。
途中から泣きっぱなしに
アニメファンではないが楽しめた!
久々に私の心に刺さる邦画でした。
ストーリー的には、苦悩→努力→苦悩→厳しいコーチが実は…→遂に開眼という少年漫画のスポ根を大人社会に置き換えたようなお話。
でも、少年漫画の野球みたいにド派手な盛り上がりシーンがあるわけじゃない。
しかし、それでも全く飽きることなく映画に釘付けになりましたね。むしろエンディングが流れた時は「え?もう2時間以上経っちゃったの?」という感じでした。
一つには、役者さんが皆さんいい味を出していたこと。美貌の吉岡里帆さんが良い意味で地味で目立たず、美人に感じられなかったほど、重責に苦悩する監督を演じきってました。チームをまとめる若い新人監督の辛さがひしひしと伝わってきたんですよね。一見華やかな「監督」という肩書きですが、チームをまとめて率いるのって大変なんだよね…「これで良かったのかな?チームのみんなはどう思ってるのかな?」って悩むよね…って、リーダーを経験したことのある人ならその苦悩する姿に誰もが思わず同情したくなるだろうというほどの「自信を持てず悩む地味な人物」を、あの華やかな美人の吉岡里帆さんが演じきってました。それだけに、チームの最後尾をとぼとぼと自信なさげに歩いてた斉藤瞳が、先頭を歩いてチームを率いる姿を見た時は感動的でしたね。描脇を固める中村倫也、柄本祐、尾野真千子はもちろん小野花梨や古舘寛治なども素晴らしかった。
さらに劇中アニメの質の高さ。アニメファンではない私が、何だかよくわからないアニメを見て引き込まれるような気持ちにさせられました。
また、2つのライバルアニメの視聴率競争を見事にビジュアル化した製作陣の腕もお見事でした。
終わり方も、素敵でしたね。
地味な吉岡里帆さんの姿を見てたら、「自分も仕事、頑張ろう!」って、思えました。
どこに出しても恥ずかしくない吉岡里帆の代表作
吉岡里帆が出ているA-Studioを観た。幼なじみや大学時代の友達がたくさん出てメッセージを伝えていた。吉岡里帆が嫌なヤツだったらあんなには集まらなかったんじゃないかと思ってしまう。応援したくなる。元々応援してるんだけど。そしてまんまとミニギターアンプこの映画。A-Studio観ていなくても観ていたと思うけど。
吉岡里帆は好きなんだけど、主演作に恵まれていない気がする。数年前にやっと(個人的に)代表作と思える「見えない目撃者」にたどり着いたと思っていたが、とても地味な映画で目にした人も少なかった気がする。
さて、本作はアニメ制作会社側舞台。アニメ業界の話なのでアニメが好きな人が観ると面白いし驚きもあったはず。出てくる声優(あまり知らないけど)や、小ネタのように挟まれる往年の名作アニメのセリフや、出崎演出まで出てきた。サバクのキャラデザは窪之内英策だし!でもあくまでお仕事ムービー。むしろ、中途半端なアニメネタはいらないんじゃないかと思えるくらい内容が充実していた。
好きなことを納得いくまでこだわり抜いていく。人はそれを情熱って呼ぶんだよな。そして、その熱い思いに周りが巻き込まれていく。なんて胸熱な展開。そうか、原作は辻村深月だもんな。そりゃ、面白いのも納得だ。
いや、そんな単純化できる話ではないかもしれたいし、実際の制作現場はそんなにキレイなものではないかもしれないけど。でも、それでもいい。十分その情熱に心を打たれてしまった。
この映画が吉岡里帆の真の代表作になった気がする。あえて言おう!傑作であると!
アニメ好きじゃないと無理かも😭刺さりません❗️
その業界のことを知らなくても、楽しめる映画は沢山ある。「バクマン」「HIBIKI響」「舟を編む」などあげるとキリがないが。この作品はアニメ業界のことを知ってたほうが楽しめるかも。専門用語も多い。深掘りしすぎてついていけない。ただアニメの監督は実写の監督より相当大変な仕事だということは伝わってくる。がんじがらめの中でひとつの作品を作っているんだなぁ。この作品は結構予算が掛かったんじゃなかろうか。実写の中に、アニメも制作しているんだから。吉岡里帆さんは徐々に演技力を上げてると思う。柄本佑は終始クールでカッコいい。エンドロールの最後は笑えた。尾野真千子さんが中村倫也を殴るシーンは良かった。その中で、脇役だが光ってたのがイラストレーター役の小野花梨さん。ほんわかした雰囲気が良かった。なにかの作品で見たなと思って気になって、後で調べたら「SUNNY」の鰤谷役をやってた人じゃないか。いい役者さんです。最後に斎藤監督(吉岡里帆)の部屋はどんだけ壁が薄いんだよ。隣の男の子の部屋とベニヤ板一枚か❗️それに猫ほったらかしすぎ。可愛かったけど。
全321件中、201~220件目を表示