ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
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激アツ お仕事ムービー
原作を読んでいますが、それでも十分に楽しめる作品。映画は原作とは違う設定や背景、エピソードを色々入れて、映画ならではの表現もあって楽しかったです。
アニメを作る現場の大変さや監督の苦悩、関係者の思惑など、こんなにも沢山の人が一作の作品に関わっているのだと思いました。
アニメが大好きな人たちの思いもしっかりと伝えようとしているのがわかり、嬉しくなりました。
アニメが好きな人にぜひ見て欲しい作品だと思います。
挿入アニメがとても良い
アニメ業界に身を置いているものです。
挿入アニメの質がとても高く、それを見るだけでも鑑賞する価値があります。
120分越えの長尺だったため鑑賞前は最後まで飽きずに観られるか不安でしたがキャスティング・俳優さんの演技も良く、全体的にリアリティがあり無理なく最後まで楽しく鑑賞できました。
吉岡里帆さんと柄本佑さんがとても良かった。
とはいえああいう感じのプロデューサーは稀かな(笑)
アニメを題材にしているだけあり、やはりエンドロール後のCパートがありますので最後まで席をお立ちにならないようご注意くださいませ。
なかなか面白かった
☆が良すぎてちょっと期待しすぎたかな…
でもアニメ製作の裏側が見えて面白かったです。
どんな場所でも人との関係性って大事なんだなぁとか思いました。
裏側でも見えない場所で頑張っている人達…納得のいく作品を作りたい監督、それを支える周りの人達、かっこ良かったです(*^^*)
クスッと笑ってしまう所もありました。
でも見ているうちに、製作しているアニメの方が見たくなってうずうずしてきたので、それは映画の思惑通りって事??(´-`).。oO
あと、自分的にああなってれば良かったなぁとか思ってしまった所もありました。
映画を見た誰かに刺さったのかな?そのためにはまず届かないと・・・
映画を見た誰かに刺さったのかな(もとは吉岡里穂演じる新人監督の言葉)
そのためにはまず届かないと(もとは柄本佑演じるプロデューサーの言葉)
アニメ業界を舞台にした実写作品です。
新人女性アニメ監督と彼女が憧れる伝説の監督との対決を描いた作品です。
うんまあ、悪くはないんですけどね・・
・土曜夕方5時のからのアニメ対決って、実際はアニメドラえもんが金曜夜から移って惨憺たる数字の枠でしょ。その時間帯のアニメに世間が熱中するとは思えない。
・前週の視聴率結果が出る月曜から今週放映の土曜日までの間に作品一から作り直す時間があるんですかねえ?
・そもそも、良い作品作りにこだわる監督が望む製作環境ではないですし、労働基準法無視した超ブラックな世界ですよね。
とまあ、ケチつければつけられるんですけど、出演者は吉岡をはじめいいですね。特に柄本。
公開初日に見ましたが残念ながらお客さんは少なかったです。
アニメだけしか見ないアニオタさんからは実写作品として選択の対象外だったのでしょう。
アニメを見ないお客さんからはアニメ作品として同じく選択の対象外だったのでしょう。
プロデューサーの言葉を借りれば、届いていないようです。
映画を見た(数少ない)誰かに刺さってはいるようですが。
クリエイターにおすすめの映画!
自分は特にアニメ好きとかではないけど、楽しめました!クリエイターの苦悩とかっこよさがうまく表現されていたと思います。
監督だけでなくアニメ制作に携わるさまざまなポジションの人にもフォーカスしていたのが良かったです。
創作に対するエネルギーをもらえるのでクリエイターにはおすすめの映画です!
誰かに「刺さる」仕事は尊い。
『派遣』アニメではなく『覇権』アニメですね。
前者だと思って危うくスルーしそうになりましたが、ストーリーを読んで(刺さるな、これ)と思ったので、観に行きました。
無事、刺さりました。
アニメの作り手側に焦点を当てた、働く人ムービーの一つですが、全ての仕事人に刺さる映画だと思います。
才能や発言力や人脈を持っている人達を、どう束ねるか。
意見の相違がある人と、どううまくやっていくか。
時には綺麗ごとばかりではなく、それってやる意味あるの?と思うようなことでも、率先してやっていく。
精魂込めた商品を手に取ってもらうために。まずは人の目に触れることが必要なので。
非常に勉強になりました。
なお、キャストさんについては、今年公開の邦画の中でもベストの部類だと思います。
個人的に吉岡里帆さんの演技が非常に好ましかったです。役所上がりの頑固なアニメ監督。燃料のエクレアを求めてコージーコー◯ーに激突する場面。求めてた味と違うと泣く場面。彼女のおかげですごくキャラが活き活きしていたと思います。
対して、何考えているんだか分からない万年スーツ男のPに、柄本佑氏。
真夜中乙女戦争の時も感じましたが、演技は完全に親父さんを超えたと思ってます。引き出しいくつ持ってんだ、この人。
柄本佑さんに、美味しいところ全部持っていかれました
私は仕事が好きです。
もちろん、ただの会社員なので、プロのスポーツ選手や棋士であるとか、弁護士やその他の◯◯士などのような専門的知識や資格があるわけではないので、NHKの『プロフェッショナルの流儀』からのオファーはありません(当たり前だ❗️)。
それでも、小さなプロジェクトを成功させたり、ルーティンの仕事における工夫によって、職場の仲間が少し楽になって喜んだりしてるのを見るのが好きだし、またお役に立ちたいと思って、他部署の仕事も意外と頑張ったりします。
この映画も〝お仕事〟の話として、とても楽しく勉強させていただきました。
映画やアニメ制作ほどクリエイティブではない(不特定多数への影響力という意味で)としても、ひとつの組織がひとつの目的に向かって何かしらを達成する過程には、似通ったものがあります。
①リーダー(監督)の熱量と動機に説得力がある
②ベテランや特殊技能を持つ曲者のやる気を引き出す
(仕方ねぇな、俺がやらなきゃうまくいくものもうまくいかなくなるんだろう?やるしかないよな)
③ 組織の決定に関わるキーマン(柄本佑さん❗️ハマり過ぎ‼️)の協力を取り付ける
私にとっては、覇権アニメではなく、最高の仕事アニメでした。
当て書きみたいなキャストに大興奮
辻村深月さんの小説を映画化した作品。試写会で観るつもりだったが残念ながら外れてしまい、取らぬたぬきのなんとやらで原作だけ先読みした(^_^;)。
原作を読みながら映画のキャストがチラチラ浮かんできて、思わず「当て書きですか?」って言うくらいピッタリだった(特に王子役の中村倫也さん)。今度は映画を観ながら原作のあのシーン、このシーンが蘇ってくる。
本作はテレビアニメ界を舞台にした“お仕事映画”で、“ハケン”とは覇権を指す。単に視聴率を競うものではなく、円盤や関連グッズも含めた売り上げでトップに立つことを目指す。そんな内容なので、実際の制作現場を垣間見ることができる。みんな熱い。
何よりの収穫は作中作であるアニメ『サウンドバック 奏の石』と、『運命戦線リデルライト』が観られたことだ。もうね、これだけで大満足。
※エンドロール終了後、おまけ映像あり。席を立つのはまだ早い。
吉岡里帆V字回復
めちゃくちゃ刺さった。王子監督の『リデルライト』の最終話で感動し、斎藤監督の『サウンドバック』の最終話でも体が熱くなり、本編のラストでは、完全に泣いてしまった。明日からどんどん人に勧めないと。
コミカル業界物だと思っていて、完全にノーマークだった。最初の5分で、お気楽鑑賞から座り直しての真剣鑑賞にギアチェンジ。アニメ制作現場をリアルな臨場感で見れて、ワクワク感が止まらない。絵コンテから始まり、下書き、作画、ラフな映像でのアフレコ。細部まで見落としてなるものかと、目をかっ開いて海馬に刷り込んだ。
とにかくエモい。作中アニメもそうだし、セリフがバンバン刺さる。王子監督がアニメから受けた影響を観客に叩きつけるように吐露するシーンがあるんだけど、これがすごいの。「童貞」という言葉を使って、自分の内面を素っ裸にさらけ出して訴えかけるから、この監督の作品を見てみたい衝動に駆られる。
監督をバックアップするプロデューサー役の柄本佑と尾野真千子がよかったよね。新人監督をサポートする行城は、とにかくクールで感情をあらわにしない。対して、有料は熱量と圧がすごい。王子監督へのパンチは助走付きのフルスイングでお見事。
吉岡里帆は、黒歴史となる作品に出演してしまう不運を持っているが、今回はお色気を封印して見事なV字回復。よかったね。
追記
原作も読みたくなり、早速購入。100ページあたりで王子監督の熱い独白を目にしてたまらず、予約をして2度目の鑑賞へGo
「最後のセリフはお任せします」斎藤監督が群野葵にクライマックスの演技を委ねたところでMAX感動。目をウルウルさせながら2作品の最終話を細部まで見ることができた。やはり届くラストだよな。
公開された瞬間、作品は受け手のものになる。この『ハケンアニメ!』を自分の宝物にします。
さあ‼️心に刺され‼️そして、どんなに苦しくても‼️生き抜け‼️
作品に恵まれてこなかつた吉岡里帆さんですが、とうとう、映画界の覇権をとる礎になる作品に出逢えたようです。
原作をリスペクトして、さらに超えてくる、最高の映画です。
原作者が彼女しか考えられないと断言するのもわかる凄い演技です。
声優陣もオールスターズ、驚愕レベルです。
アニメ界にはパワハラもセクハラも皆無だそうですが、さすが、悪い人は出てきません、希望と情熱に埋め尽くされていて、感動に🥲🥺心地良い😭涙が溢れてます。
あー😮💨たまらん、爽やかでいて、深く、繊細な演出と大胆な演技、中村倫也は朝ドラ以来の存在感です。
さあ、最高の映画に是非、死んでる暇は有りません、希望と勇気に満たされるために、是非是非。
思ってたよりしんどい
2022年劇場鑑賞117本目。
アニメ製作を描いた作品といえばアニメでアニメ製作を描いたSHIROBAKOが有名で、そちらもTV版劇場版ともに鑑賞済み。あちらは完成できるかどうかというところを描いていたのでしんどさもありますが、喜びも感じる事ができました。それに比べるとこの作品は元公務員の新人美人監督と、10年前に伝説のアニメを作った監督がハケン、つまり今期視聴率1位アニメを作るというものなのでどちらかは負けるわけです。
それだって1クールに50作品新作が放送される中で2位でも十分すごいはずですが、それさえも残念な結果のように描かれる時点でこの作品のアニメ作りからは「気軽に見てネットでコメントしてるけど、作る方はこんな大変なんだよ」というメッセージしか伝わってこず、最近仕事でしんどい思いをしている自分からするとなおさら「しんどいなぁ・・・」という辛さしかありませんでした。
後劇中で作られているアニメ、片方は「面白そう」と思ったし、なんなら最終回ちょっと泣きそうになったくらいだったのですが、もう片方のアニメが全然面白そうじゃなくて、最終回のシーンでも「うーん」っていう感じだったのは自分だけでしょうか。
明日の活力になる傑作
ものづくりで大切なもの(熱意)
色んなしがらみくぐり抜けて届けたいもの、その大変さが、やりがいなんだと心に響く。
プレッシャーや葛藤が物凄い熱量で伝わってきました。こだわりを持って仕事に取り組む姿勢に感動すると同時に自分を見つめ直すきっかけになりました。
明日の活力になる傑作!!
久しぶりに最高の映画です!
1つ1つのセリフがささりました。夢中になって努力することを忘れていました。私的にはムネモリさんの夏のスタンプラリーイベントのシーンが好きなので、写真で終わったのは残念でしたが、その分、リデルライトやサウンドバックが見られたので大満足です。ラストも映画の方が好きです。最後の行城さんも
可愛かったし。仕事や演技、歌唱のレッスンも大変ですが、明日もがんばるゾーという気になりました。原作の世界観を上手に伝えていると思います。
仕事に対する熱量がガンガン伝わってくる胸熱作品
すごく楽しく鑑賞できた。
タイトル通り覇権を取るアニメを作るわけで、関係者は四苦八苦する。それでも監督のアニメ制作にかける想いは強く大きく、周りの人を引っ張っていく。ただ、最初からそうだったわけではなくて……
是非、最初のラッシュチェックに向かう製作陣と、最終話のラッシュチェックに向かう製作陣の顔つきと立ち位置をみてほしい。この対比は「かっこいい!」と感嘆する。
この最終話に至るまでのドラマがモゥ。サイコーでした。
知ってる俳優さんはもちろん、有名どころの声優さんもちょいちょい出てくる。
ウマ娘のサイレンススズカ役でお馴染みの高野麻里佳さんは作中アニメの主役を務めるので登場シーンは多く、他に梶裕貴さん、高橋李依さんも出演シーンがあった。舞台挨拶ではなく作中で声優さんを見るのは新鮮だった。
あとは作中アニメの聖地が秩父ということで「あの花」「空の青さを知る人よ」が好きな人には堪らないシーンもある。地底人Tシャツを着ている人がいるので見つけてみてほしい。
ちなみに、熱いアニメだからといってずっとインドアスポ根しているわけではない。気が抜けたように笑えるシーンや、実在アニメのセリフが登場したりと、細かく癒しポイントがあるのも良い点だ。
大満足の作品。
自分を越えていく力をくれる
物作りの根源の感情を熱く呼び起こされる映画だった
この映画自体がまさに、主人公がやりたかった"自分みたいな人間にも魔法みたいな力を与える作品"になっている
仕事をする上での理想と現実
売れるものを描くこと、0から1を生み出す苦しさ、描くことで生まれる壁は描くことでしか乗り越えられない…
すごくリアルな生み出す苦しさの中、それでも理想を追い求め、こんな未来が掴みとれたらいいって希望をしっかり描いてくれてる
多少のご都合はあったとしても、ちゃんと安易なハッピーエンドじゃない
序盤は少し退屈な展開だと思ってたけど、王子が出てから温度が変わった
対談での王子の言葉はクリエイターとして温度が高く厚みがあって一気に気持ちを惹き付けさせられる
かつ作中アニメがすごくいい!
「君を絶望させられるのは世界で一人、君だけだ」
このセリフ一言が聞けただけで本当によかったと思える
アニメのラストを主人公は、目標にしていた王子のような路線へ変更する
みんなが求める王道ハッピーエンドではなく、マイナーかもしれなくてもそこに主人公の本当にやりたい想いがあって
"安易なハッピーエンドは現実にはやってこないし失ってから新しく得るものもある"
そういう新しい希望を提示していく
一方王子はその先を行く
絶望させるんじゃなく、死をキャッチーなものとして扱うんじゃなく、本当にすごいのは死に物狂いでボロボロになりながら生きることだ、そして「そんな私も愛してよ」とヒロインに言わせる
これはきっと王子の心からの声だ
天才でいなければ、キャッチーで意外性のある結果を出さなければ、自分の評価に自分が雁字搦めになる中で、もがいてたって天才的な意外性じゃなくたってがむしゃらに作品を作っていく強さを得たように見えた
どちらも結局どうありたいか、どんな人にどう届けたいかだ
売れ線を狙うのも一つの戦略だ
でも作り手は本当は理想を追いかけたい
端っこの人間でもいいから誰かの心に強烈に刺さりたい
そう思って渾身のものを絞りださなきゃ、結局誰の心にも刺さらないんだ
こんな熱い作品を作ってもらえてうれしい
理想をこんな風に胸に届く形で届けてくれてうれしい
これを見た中にきっと触発された作り手がまた誰かの心を震わす作品を作るんだろう
そうして物語は生まれていくんだ
やはり上手いな。。
キャストがはまってますね。
アニメ、あまり馴染みがなくどうかな?と思ったけど。
まさかの劇中アニメで、感動するという。。
素直に面白かった。
エンディング後のシーン、私もヨッシャ!と思った次第。。
直木賞作家・辻村深月がアニメ業界で奮闘する人々の姿を描いた小説「ハ...
直木賞作家・辻村深月がアニメ業界で奮闘する人々の姿を描いた小説「ハケンアニメ!」を映画化。新人監督・瞳を吉岡里帆、天才監督・王子を中村倫也が演じ、柄本佑、☆尾野真千子☆が共演。おもしろかったです。
ちょっと期待しすぎたかも…
ものづくり系のお話は大好物。
吉岡里帆さんも中村倫也さんも大好きなので、かなり期待して観賞。
だけど本作、終始観ていてイライラする…
主人公は7年もアニメ制作に携わっているのに宣伝活動の重要性を分かっていないし、せっかくアピールできる王子監督との対談で炎上するような発言を平気でしてしまう…
人前で発言するのだからもっと慎重に発言するだろー!っと。若いのだったら分かるけど、主人公は30歳くらいのいい大人で元公務員なのに一般的な感覚とズレすぎていてなんかイライラする…
本作はSNSのコメントを空中に吹き出しで可視化するという演出が多様されているが、その発言も薄っぺらいというか、イベントに集まる人たちを見下していたりと視聴者下げな印象。映画の観客である私自身もなんかテンションが下がる…
そして全体的に中途半端。
登場人物は多くはないが、掘り下げが少なすぎてどこまでが主要人物かと聞かれると困るくらいに印象がない。主人公と行城の信頼関係も唐突に構築される。
作中アニメも終盤に割と尺を使って流されるが、『バクマン。』のように作中作品の内容や力を入れたところ、悩んだところについての説明がなくあやふやで観客にとって思い入れのない状態で観させられるので正直退屈…
キャストの皆さんも頑張っていたし、作中アニメのクオリティも良かったけど、それを活かしきれず中途半端な結果で終わってしまった印象。
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