「嫌なやつがいても悪いやつは一人もいない」ハケンアニメ! 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
嫌なやつがいても悪いやつは一人もいない
原作が評判良いのは知ってましたが、予告見るまではアニメ会社の派遣社員の話だと思ってました。覇権ね。
アニメってこうやって作られてるんだ。興味津々。
何にしろ自分の知らない分野の仕事、特に物作りを真面目に描いている作品には魅せられてしまう。
俳優さんたちはプロフェッショナルな人を演じるとみんなさまになっててカッコいい。
嫌なやつは出てきても悪いやつは一人も出てこない。
嫌なやつが一番いいやつだった。なんとも見終わった後気持ちのいい作品。
第一回のラッシュのチェックの際には、スタッフの後から脱力したようについていった新人監督が、最終回のラッシュのチェックでは先頭に立ってみんなを率いている。新人監督が監督になるまでの成長物語。
吉岡里帆カッコいい。かわいい。頑張れって応援したくなる。
自分だけじゃない、みんなが作品をよくしようと努力している、それに気づいた主人公。いい話だなぁ。
ケーキ屋さん、閉店間際なのにケースの中いっぱいだったな。
帰りに久しぶりにエクレア買って食べました。
作品の内容とは全く関係ないですが、
お姉さんが隣に住んでる小学生の男の子を家に連れてきて世話をする。男女逆だったら流浪の月みたいに捕まるのかな。ツユクサで小林聡美が男の子抱きしめた時もそんなこと思ってしまった。
> 第一回のラッシュのチェックの際には、スタッフの後から脱力したようについていった新人監督が、最終回のラッシュのチェックでは先頭に立ってみんなを率いている
いいシーン、いい対比ですよね!
今晩は
何時も、本当にありがとうございます。
レビュータイトルが秀逸だなあ、と思いまして。
私はモノづくりをする会社で働いているので、”0から多くの人に受け入れられる製品(作品)を生み出す映画”って、その過程を含めて好きなんですよね。
今作品は、アニメーション業界のブラックな部分にも触れつつ、それをメインにするのではなく、必死に”世に刺さる作品”を生み出そうとする二人のアニメーション監督の姿と、それを支える二人のプロデューサーの姿(一人は必死に、一人は余裕を感じさせつつ新人監督を的確にフォローする姿。NHKのプロフェッショナル(私はTVは見ませんが秀逸な作品は録画して観ます。))を想起させる内容と、柄本さんのラストシーンにはヤラレタナア、と思った作品でもありました。では。
これからもよろしくお願いします。
(営業成績の上がらない営業マンみたい・・。)