渇水のレビュー・感想・評価
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やるせなさMAX
生田斗真の好演
Amazonプライムで視聴。
水、太陽、空気に感謝
貧困に生きる姉妹
生活の厳しさをリアルに描いていた。
健気な姉妹を見ていて胸が痛くなる。
主人公、生田斗真の夫婦関係もリアル
結婚して、子育てして、ちゃんと仕事して、生活していくって当たり前のことだけど、当たり前じゃないんだな。
『日常』って、本当に感謝しないといけない。
足ることを知る。って本当に大切なんだな。
与えられた環境に感謝して精一杯、生きる。
映画最高!
目が死んでる
水道料金をわざわざ滞納する人達ってなんなのでしょう?
金銭的に貧しくて滞納してしまう以外に水なんだからタダが当たり前だろ?という考えの人が存在するのが驚き。
斗真もお姉ちゃんも途中から目に光が無くなったのが良かった。
柴田理恵のおせっかいおばさん役も良かった。
磯村勇斗は可愛かった。
渇水というタイトルから得られるメッセージは私には感じとれなかったけどおもしろかった。
原作モノ映画の方向性の難しさ
公開時見ようと思っていて見逃した作品ですが、早速配信されていましたので鑑賞しました。
原作は未読ですが、他のレビューで原作とは結末がまるで違うとの書き込みがあり、本作はあくまでも映画作品としての感想となりますが、個人的にもちょっと変わった作品という印象があり、見るべきポイントが多過ぎて焦点が定まり難い作品の様に思えました。
この映画版は希望を残したラストになっていました。
でも、この物語の設定を考えると甘さが残ります。物語って時に残酷で厳しい結末で終わるからこそ問題が明確化され、ずっしりと重くそしてずっと心に残ることもあります。
この点については見る者の好き嫌いもあるでしょうし、本作が作品的にダメだとも思っていませんが、個人的にこの結末(作品の方向性)では恐らく一ヵ月後には殆ど忘れて記憶の彼方に追いやられていることと思います。
ショボいテロに感動
2人の姉妹が素晴らしい。そして水道局の職員・岩切さんの心の変化(ショボいテロ?)に感動。最初に水道を止めることになって、姉妹が有り金すべてを出して、妹がその横にさらに「へびいちご」2個を出して置いたシーン。あれをやられたら誰でもね・・・。
親の苦しみ、子供の苦しみ、職員の苦しみ。渇いた世界もある。
いろいろあるけど、それでもみんな生きていく。そして明日は訪れる。
ずっと見たいと思っていた作品
思っていたよりも行政の業務と未払いの理由、社会問題提起のポイントなどにしっくり来なかった。
水道代を支払わない生活というのはどういうものなのか。
電気 水道 ガス 電話 市民税 国民健康保険
そういったものは 払うべきものとして当初の給与から先に支払って残りで暮らす人。
(これはどういうわけだかもらう金額にあまり関係がないように思う)
定職が長く続かずに収入が小刻みに途絶えてしまう事が原因でそれらを支払う仕組みが根本から崩れてしまい 挙句にその日暮らしの給与の中からは 月払いの公共料金に回す事ができづらくなる。
そういった支払わない側の理由があまり描かれず、ネグレクトで残された姉妹のみのストーリーに重みが置かれて行き、
だからと言って 彼女たちの貧困は全然リアルじゃなくて
貧乏な割にオシャレな自転車で 妹の麦わら帽子もオシャレで 電気はとっくに切れてるだろうにクーラーのない暑さを全く感じない。
出だしの 空プールでエアー泳ぎする映像も ただの監督の自己満足かと思える退屈さ。
生田斗真も磯村勇人もすごくいいし
二人の姉妹特にお姉ちゃんは今後立派な女優さんになられる事でしょう。
滝藤賢一はストーリー上無駄遣い。
傘屋などは、ないわけじゃないのに払わない感は出てるな、と思ったが、
雨が降らない土地の渇水と水道料金の不払いの話が、私にはチグハグに感じられた。
雨が降れば水道代の滞納がチャラになるわけでもないし
不特定多数の誰かが水道代を滞納してるから節水しろとか雨がふらないとかな訳でもないので
雨降りました。
ちょっと解決。
みたいな雰囲気出されても 少しだけ首を捻ってしまった。
この二人は夏休みじゃなくて学校行ける日なら給食食べて学校の水飲むんだよね。
つまりこれはこの ひと夏の乾いた夏のお話というわけで全般的な滞納とは軸が違うように思うのだ。
脚本が 甘い。
そういう風に思えた。
いち公務員のささいな抵抗
なかなか、難しい題材だったなぁ。
個人的には、水はやっぱただではないと思う。飲める有りがたを感じなければど。でも公園とかお店では美味しくて安全なただたから、日本は素晴らしいです。
が、それを逆手に支払わない人たち。あの女の子たちの環境はどうしようもないけど、途中の若者(お金放るやつ)は、腹立つねぇ。
公務員の些細な抵抗。ほんと些細で子供っぽい。これもう少し他なかったかなぁって思ってしまった。物語の展開は良かったんだけどね。
子役たちが可愛くて、演技も頑張っている姿は癒されました。
水道局の仕事
お恥ずかしながら、水道局のお仕事も大変なんだなぁと。
今更ですが、この作品を観て思いました。
我々の生活で、無くてはならない水。
改めて大切に使わせて頂きます。
外から見たら、楽そうだなと思ってた仕事の1つ。
料金徴収は、精神的にやられますよね。
水道局にお勤めされてる方、お疲れ様です。
個性派俳優多く、見入りました。
いつも観に行く劇場で公開されなかったので、アマプラで視聴です。
30年前の設定を現代社会に持ってくるから…
2000年より『児童虐待防止法』が施行され、虐待を受けていると思われる児童を発見した場合は児童相談所に報告しなければなりません。
これは全国民の義務で、市の水道局で止水担当とあれば、その辺は徹底されているはずです。
つまり、姉妹を放置して親が蒸発したことに気付いた時点で児童相談所に報告して話は終わりなのです。
それをグタグタと…
登場人物全体が無知で空回りしていて、見ていて不快でした
そもそも、水がタダで良いなんて発言、水道局の職員とは思えない
大陽や空気は管理が要らないからタダだが、水道は馬鹿みたいな管理が必要なんですよ
子役の2人が凄すぎ!
水を通して溢れる人間関係。ストーリーは派手では無く子役、2人の演技が凄すぎ!生田さんも子供と奥さんに逃げられた冴えない役も珍しい。このストーリーで退屈せずに90分観せるのは生田斗真さんと子役2人特に山崎七海さんが素晴らしかったです。渇きって喉と心に響きます!素敵な女優さんになってください。
人とのつながりを考えさせられる
静かでどこか優しいあたたかさがさざ波のように広がっていく不思議な後味の映画でした。多くの問題があり、どこか壊れたというか空虚な人たちがささいなつながりから活きることを取り戻していく。さみしくて痛ましいけれど、どこかほっとしていとおしい。人とのつながりを考えさせられる映画でした。見れてよかったです。
2023年最高の邦画になるかも
公開直後から見たいと思ってましたが、タイミング合わずにようやく角川シネマ有楽町で見てきました。
山崎七海さんと柚帆さんの子役2人はもちろんのこと、生田斗真さんも磯村勇斗さんも過剰になりすぎない演技でとてもよかった。いつも苦手だった門脇麦さんも素晴らしい役作り。
演出も脚本も絶妙なバランス感覚で、子供達の追い込まれ方や停水係のやるせなさを見事に描き、それでいて悪い意味で引っかかるところがなく、短い時間に凝縮された忘れられない一作となりそうです。何より厳しい現実の中でも確かな希望が描かれていることに心を打たれました。
色々気に入らない点があっても今年の邦画No.1は「怪物」だと思ってましたが、いやいや私は本作を強く推したいです。
世相を表した秀作
封切り後、1ヶ月、ようやく観てきました。水道会社の仕事というのは、このような仕事もあるのだなと改めて認識しました。貧困にあえぐ水道料金未納者とそれを停止する職員。そうした人間模様がよく描かれていて、とても興味深い内容でした。貧困が生み出す環境の中、子供達が歪んでいく様、また、非情に停水する職員が人間性を取り戻し、ルールを破る場面で心の繋がりを取り戻すシーンが泣けました。
自己再生? 家族再生? ネグレクト? 社会福祉? ……いや、テーマは「水は無料でいい」だった。
映画の冒頭、姉妹が水のないプールで遊ぶ。幼い妹を楽しませようとする姉の健気さが伝わり、染みるシーンだ。
結局、このシーンが一番良かったように思う。
水道料金滞納者に督促をし、支払いに応じなければ給水を止めるのが業務の主人公・岩切(生田斗真)が、不幸な境遇にある姉妹と出会ったことで自身を見直す自己再生の物語…ではある。
であれば、岩切の気付きのポイントが重要な気がするのだが、そこが私には見えなかった。
母親が育児放棄状態の姉妹。幼い妹を抱えて追い詰められていく小学生の姉。その姉に助けの手を差し伸べ、拒否されたことで岩切の決心は固まったように見えた。
後輩の木田(磯村勇斗)に対しては業務への割り切りを指導していたが、自分の中では葛藤があったのだろうか。淡々と仕事をこなしながら不条理を感じていたのだろうか。
しかし、である。
ここまで岩切には妻子との間に問題があることは見えていた。自分の子供時代に親との確執があったことも匂わされていた。
たが、あの爆発した行動は社会の不条理への(あるいは納得のいかない業務への)反発ではあっても、自身の夫婦・親子関係の問題には直結しないように思えた。
息子や妻はあの行動を見てはいないのだから、何が彼ら家族の関係を雪解けさせたのか。
「メデタシ、メデタシ」に無理があるように感じた。
不良母(門脇麦)からの謎かけも単に思わせ振りなだけに感じた。
原作は未読だが、脚本段階での練りが足りないのではないだろうか。
そして致命的なのが、画面から暑さや渇きが伝わってこなかったこと。太陽の光を利用するなどして工夫された撮影ではあったが、私にはそれほど暑さが伝わらなかった。
特に、室内の描き方だ。電気も止められているのだから、もっと茹だるような暑さの演出をしても良かったのではないだろうか。
子役も含めて、演者たちはそれぞれ実力を発揮していて、場面場面は引き込むものがある。
が、全体感では不満が残る映画だった。
残念。
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