「姉妹が健気」渇水 kame-pukupukuさんの映画レビュー(感想・評価)
姉妹が健気
映画館にて鑑賞しました。
特に無理のある展開でもなく自分としては見やすかったです。ただ若干平坦さは感じました。
だからか、クライマックス部分である岩切が小出姉妹と一緒に水を撒くということが自分にはよく分かりませんでした。「水を撒く」ということが行動を変容する第一歩というか、現実に対しての意見表明であることは分かるのですが、その行動が気持ちに呼応しての行動なのでしょうか。でも、時折こういうちょっと現実から離れた行動をしてみたい、と思う気持ちになることはありますよね。
小出姉妹からすると、こんなことをしてくれる大人がいる、という事実は心の中に残り続けるだろうな(というか残ってほしい)と思いました。金魚鉢と絵が岩切に渡されたことは、なぜか自分がちょっと救われた気分になりました。
小出姉妹の二人の演技がとても良かったです。
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