「メアリー・スー的なヒロインにご都合主義の展開」ONE PIECE FILM RED sawanojiさんの映画レビュー(感想・評価)
メアリー・スー的なヒロインにご都合主義の展開
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公開当時、付き合いで観させられました。
ワンピースには何も愛着がないですが、メインキャラくらいはわかる程度の知識でした。
大昔に同じく付き合いで観た(もう昔すぎてどの作品か忘れましたが)ワンピ映画はまあまあ面白かった記憶があったので、ふんわりと期待して行ったら何だこれってなりました。
ワンピ知識がほぼ初期メインキャラのみの私ですら、シャンクスがルフィにとって大きな存在だということはわかっていたのですが、それを映画で突然降って湧いたシャンクスの娘に良いだけ振り回されて、しかも肝心の主人公のルフィにあまり見せ場はなく…シャンクスの出番もパッとしなく…(というか、島のあの状況で何の説明もなくウタを置いて行ったの、シンプルにダメな大人過ぎでかっこ悪いイメージがついたまである)
始終、典型的メアリー・スー的な最強ヒロインが、自分勝手に荒れまくり最後の最後で助けの手も振り解いて…感情移入しどころがない。
ウタの最後も、「ここまであからさまに重要キャラに関連付けましたが、映画オリジナル展開なのでなので原作には関連しませんよ」的なご都合主義を押し付けられて退場してしまった感じがある。
Adoの歌は上手いと思うけど(楽曲も悪くはないと思うけど)、Adoの歌ありきになってて肝心の主人公がかすむかすむ。
ワンピースってこんなんでしたっけ?もっと少年漫画らしい情熱と冒険と信念の物語じゃなかったの?原作知らないからかえって違和感あるのかな。
いや、何でこの映画ここまで売れたんだろう。作劇が雑過ぎる。
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