「世界観に浸りきって遊べ!」ONE PIECE FILM RED pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
世界観に浸りきって遊べ!
ワンピースファン歴12年。比較的、新参ファンの自分であるが、イイ歳した大人が連載開始から13年間無視していた作品のファンとなるからには、それだけ作品の凄さ、素晴らしさを分析し、深く感じ入ったからであって、この12年はそれなりにワンピースとかなり深い付き合いをしてきたつもりだ。
さて、ワンピースファンならば巻百三を手にしているであろう。
そして「漫画とアニメは別物」という事もSBSやUGKで心得ているはずだ。
「ONE PIECE FILM」はオダッチの作品ではない。彼はあくまで「総合プロデューサー」
本作は谷口監督と黒岩脚本の映画なのだ。USJや東京タワーの芝居と同じ感覚で楽しめば良いのだ。
今回の低評価レビューは「ワンピース映画ではない。Adoのコンサートだ」とする評が主流と感じるが、その考え方は勿体ない。
AdoではなくUTAのコンサートなのだ。
25周年記念作品という事で、ルフィとシャンクスを活躍させる基軸は決まっていた。となれば、2人を繋ぐには「2人と過去を共有するキャラクター」を登場させるのが一番シンプルでわかりやすい。
そしてアニメED曲「family」の歌詞のように、血の繋がりはなくとも「家族」という関係を大切に思う気持ちはワンピースという作品の根底に流れる最重要要素の一つだ。
ルフィとシャンクスが力を合わせて救う「家族」。それがウタだ。
黒岩脚本であるから、FILM GOLDを思い出して貰えれば話が早い。
黒岩氏がワンピース創作にて重要視するは「ワクワクドキドキ」「感動」「笑い」だ。
GOLDでも観客は冒頭から麦わらの一味と共にエンターテイメントショーへ足を運んだ。今回はそれがミュージックライブだったわけだ。歌声に説得力のある人としてテゾーロにはミュージカルも演っている山路さんが選ばれた。
今回は「漫画には絶対に出来ない事」「映画ならではの表現」として「歌&音楽」が選択され、天才的歌姫のウタが生まれ、「さぁ、ウタの歌を演れる歌い手はいるのか?」と探した時にAdoにオファーしたら引き受けてくれた。そういう流れだったのだと理解したい。
「シャンクスとAdo出せば数字取れるだろ」という考えで動く奴は、ワンピース世界に関わる者にはいないと信じたいのだ。それが心意気ってものだろう。
それに「伝説のジジイ達」が続き過ぎたから、ここらで若い女の子くらい出さなきゃサンジきゅんが保たないしなw
103巻巻末を熟読しよう。
今回は、歌の一曲一曲が演出であり物語。フラッと立ち寄ったライブで名も知らん歌手の曲を聴くよりも、アルバムを聴き込んだ自分の好きなアーティストのコンサートに行く方がアガるもの。
だから、映画に行く前には映像でんでん虫によるUTAの動画配信とミュージックビデオを観てから行くべきだ。ルフィ達と同じ世界に浸りきるのだ。
(我々の現実世界ではYOU TUBEで観られる)
私もとりあえず「新時代」「私は最強」「逆光」「ウタカタララバイ」はサビを口ずさめる程度には聴いておいた。「世界のつづき」はウタが冒頭しか聴かせてくれないし「風のゆくえ」はタイトルしか教えてくれなかったので、この2曲はライブ当日を心待ちにするのに役立った。
そして謎の「Tot Musica」
この曲についてはウタからは一言も語られない。音楽七武海の担当は天才的BGMに定評のある澤野弘之。一体どんなシーンでどんな曲が流れるのか、もうワクワクじゃないですか。
6回限定の「ウタ日記」を見れば、ウタが海賊に対してどのような感情を抱いており、それを表現した曲が「逆光」だとわかる。映画本編ではもっと聴きたかったくらいだ。(「愛ある罰」のフレーズはガープの「愛ある拳は防ぐ術なし」も想起した)
映画の始まる前、幕間には「巻四十億」で一味の「ライブ服」と「バトル服」だけチェックしておくと、本編鑑賞時に新たな観点の楽しみが加わるだろう。
これだけ準備しておけば、「映画に行く事」がイコール「UTAのライブに行く事」になる。
これまで動画配信のみで、誰も会ったことがない「本物のウタ」にライブ会場で会えるのだ。
私達は、エレジアで麦わらの一味と待ち合わせて、彼らと一緒にミュージックライブを楽しむのだ。
そして、生じる出来事に一喜一憂し、久しぶりに会う懐かしい面々と久闊を叙せばいい。(ライブ映像配信シーンや映画エンディングは、原作扉絵に描かれるような描写が重なる)
麦わらの一味と赤髪海賊団の共闘は「カッコエエー‼︎」の一言!
シャンクス&ルフィはもちろんだが、ベン・ベックマン&ゾロもいいね。
ウソップに関しちゃ上映前から言わずもがな。
赤髪海賊団では、今回ホンゴウさんが割と良い味出してた気がします。今後に期待。
カタクリお兄ちゃんは言うまでもないが、オーブンお兄ちゃんも頑張ったね。
なんだかんだ言いつつ、もはや麦わらの一味にすっかり馴染んでいるロー(笑)
バルトロメオ も活躍多し。
そして「将来海軍大将になる男」が、その片鱗を見せて連合チームに見事な采配をしておりました。
いやぁ、面白かった!
この映画はねぇ、オダッチ達の仕掛けに乗っかって遊んだ者勝ちよ?マジで。
※8月13日・一部追記
賛否両論両極端に二極化する傾向がハッキリしてきて非常に面白く思う。
新しい試みには常に受け入れられない保守派が存在するのは世の常。
ただ、否定派の中には印象操作・数値操作の為に新規サブ垢を作って低評価を繰り返している同一人物と見受けられるものもあり、総合評価の星を鵜呑みにしない注意は必要だ。
賛成派の特徴は
・些細な描写からも物語の行間を読む事が出来る人。複雑な心の機微を汲み取れる人。
・優れた映画に多い「ギリギリの削ぎ落とし編集」から本作の深いストーリーや心理描写を把握出来る人。普段から多種多様な映画作品に触れている人。
・ガイモンさんの彼女、サーファンクルちゃんを知っているくらいコアな原作ファン。(コアかな?ファンを自認するなら扉絵くらい覚えている気もするんだがw)
などが挙げられると思った。そこまでではなくとも、何故コビーが仕切るのか、その理由程度は理解出来る原作ファンならば充分に楽しめるであろう。
議論の争点について幾つか。
・「シャンクスの出番が少ない?」
いやぁ、充分過ぎるほど多いだろう。原作のシャンクス登場シーンを考えてみれば、破格の大盤振る舞いかと。
・「歌が多い?」
ウタウタの実で闘う以上は必然かと。
「始めにAdoありき」で作ってはいないよ、絶対に。
あくまでも「始めにウタありき」からのスタートだという事が、8月15日を過ぎて解禁された各種情報からも判明してる。
本作はミュージカルではないけれど、ミュージカルを見慣れた鑑賞者ならば、別に歌が多いとも思わないし、適切なシーンで適切な楽曲が、適量使われていると感じることと思う。「Adoの」という色眼鏡を外して、作品そのものを味わって欲しい。
・「共闘」
共闘に見えるのは映画観客だけ。彼らの視点では共闘なんかしていないよ?
リア側はヤソップ、夢側はウソップの指示に従い言われた箇所を攻撃しただけ。
見聞色に優れた数名は、何かは感じ取っていて正確な共闘状況も把握は出来ているだろうけど、それは私達が「眼で見る感覚」とまったく同じわけではないだろう。
紫外線や赤外線を視る事の出来る昆虫が視ている世界は人間と同じではない。コウモリやイルカの超音波探知は人間の理解を超えているだろう。
「夢の中でひととき遭えた」という程度は「現実で再開する」のとはまるで違う。原作ファンが嘆く必要はない。
・「シャンクスが育児放棄?毒親?」
いやいやいや。平凡な一般的家庭感覚で考えるのはよそう。
シャンクスは世界的大犯罪者。
しかも、このあと「エレジア大虐殺」の極悪人となるのだ。
「極悪非道大犯罪者の子」「国王の養い子」という2つのレッテルを選ぶとしたら、愛する子にどちらを与えるか?
しかも、ウタは「自らの鋼の信念で、望んで海賊の道を選んだ」わけではない。ただ「子供が養い親と一緒にいたいだけ」という理由でしかない。
しかも、世界に通用する超一流の音楽的才能がある事がエレジアで判明した。(それまでは赤髪海賊団の面々も歌が上手いな、程度にしか思っていなかっただろう。)
「光の当たる表世界での大成功」
「一生、世間から後ろ指さされ、憎まれる裏街道」
まともな親ならば、どちらを与えたいと思うのか。
「ウタが望むなら海賊として一緒にいる」というのは視野狭窄で子供を溺愛するばかりに可能性の芽を潰す残念な親であろう。
千尋の谷に我が子を突き落とす愛の形もあるのだ。
・「ウタを見殺し?」
1年前、トーンダイアルによって真実を知ってしまった時から少しずつウタは壊れ始めた。知らずにシャンクスを恨んでいた自分。一気に蘇る押し込めていた思慕の念。自分のしでかした大量虐殺。
どうすれば許されるのか。自分に生きる資格はあるのか?
新時代計画が不適切なものだったと悟った今、彼女の繊細な魂は自分の罪の大きさに耐える事は出来なかったのだ。
ホンゴウの薬はラストチャンス。それを拒んだ時点で「もう手遅れ」になったと理解したい。
(元気なままで生きていると原作がややこしくなる立場である以上、消える事を運命付けられて誕生したキャラではあると思う。ただし生存の可能性を0にはしていない。)
・「海軍に引き渡し、罪を償わせるのが正しい親?」
待て、待て!「あの海軍」がまともな裁判をすると思うか?
そもそも「犯罪か?」という観点ならば、「9歳の少女が何も知らずに、渡された楽譜を歌っただけ」で犯罪にはならんでしょ。過失致死罪に問われるのは「子供の手の届くところに危険な楽譜を置いた大人」でしょ。
海軍の手に落ちたら「ウタウタの実研究」の実験材料にされるだけ。一生、人間らしい扱いはされず、死んだ方がマシって苦しみ続ける監禁生活だよ?
・「あのキャラやこのキャラいらない」
そりゃ余計なお世話。誰が出てきたっていいだろうが。差別はいかんよ(笑)
不要なキャラなんか誰一人いなかったよ?
・「ラストのルフィの台詞の軽重」
これは重いでしょう。ウタの「目的」はルフィと同じ。「手段」は間違えてしまったけれど。麦わら帽子と共に、ウタの夢も受け取った。「海賊王になること」は、ウタの夢を叶える事にもなるのだ。
「大量虐殺」の是非はルフィにだって問えない。生きていろというルフィー・一流の我儘も今回ばかりは口に出せない。
言葉に出来ない複雑な様々な思いを詰め込んで、前向きに放つ珠玉の名台詞だ。
ONE PIECEという作品は、人類が過去、そして現在も抱えている様々な社会問題について描かれている。
オダッチの凄いところはそれを微塵も説教臭くする事なしに子供達へさりげなく情報と問題意識を付与しているところだ。本作も、現代の重要な社会問題への問いかけが込められている。
映画からだけでは読み取れなかった人も、40億巻のchapter4からオダッチが創造した世界を汲み取って欲しい。
「原作」とは別物である事を大前提とした上だが、UTAもFILM REDも間違いなく「ONE PIECE」であり、ONE PIECE世界を構成する一部なのだ。
※IMAX鑑賞時の注意点
・音響は大変素晴らしいのだが、座席位置によっては画面が大き過ぎて、肝心のルフィのギア◯に気付けない危険がある。(鑑賞者の視点が他の箇所を見ていた場合。特に座席位置が前方だと危うい。)
初回鑑賞時にIMAXを選ぶなら、ベストポジションを取れなかった時には前方よりは後方位置のシートにする事をお勧めしたい。
酷評している方のレビューで誹謗中傷的なものが多いのも事実でしょう。しかしこのサイトの共感が多い方のレビューを見ると、あなたの記述していた内容が本文(酷評の要因)ではないことは確かです。
問題点は、テーマに一貫性がないこと。ストーリーに穴があり過ぎることです。少なくとも私はそこに怒っているのです。
キャラに対して個人の意見という「解釈違い」を無視しても、ウタはあまりに杜撰なキャラだと感じます。
ウタはファンのためにシャンクスの真実すら無視しましたが、すぐにファンを脅かしました。トットムジカという操作不能の怪物を選択肢に入れていたことが証拠。
そして家族に生きる、血は関係ないというなら、ゴードンの扱いがあまりに雑です。少なくとも寄り添い、支えて育ててくれた恩師なのですから家族をテーマとするなら蔑ろにしてはいけなかったキャラのはずです。
結局ウタは流されただけでしょう。誰のことも愛してないし、自分しかない。
そういう自己中なメンヘラキャラとして作中で描くならまだしも、「悲劇のヒロイン」「悲しき敵」としか描けていないので吐き気がするのです。
pipiさん、コメントありがとうございます。
今日はウタの歌をダウンロードして仕事中に聴く予定です!
Adoはやっぱり天才!
ちなみにカラオケスナックで「うっせぇわ」を歌ったら大ウケしました~♪
〉ONE PIECEという作品は、人類が過去、そして現在も抱えている様々な社会問題について描かれている。
オダッチの凄いところはそれを微塵も説教臭くする事なしに子供達へさりげなく情報と問題意識を付与しているところだ。本作も、現代の重要な社会問題への問いかけが込められている。
↑そうそう、これですよ、これ!
pipiさんコメントありがとうございます!
今回も鋭いレビューと、pipiさんの教養の深さ、知識量に脱帽です。
私もワンピース作品をずっと観ていたらきっとハマっていたのかもしれません。原作にしろアニメにしろ、作品に触れる機会を逃していて今に至ります。
・王道少年漫画として受動的に楽しむ。
・伏線、ギミック、フェイクを読み解き、予想と裏切りを能動的に楽しむ。
・次世代へのメッセージや、人間を深く理解し計算され尽くした作品だと理解し楽しむ。
など楽しみ方は無限大。
それを説明なしに、ただそこにあり続ける。
ホストもビックリ人たらしですw
黄猿の元ネターっ!www
次の単行本、伏線、ギミック、フェイクの山!
過去一盛り上がってきました🎵
5大将+四皇+ミホーク+ハンコック+スモーカー。なので龍はカイドウと考察。
ONE PEACEってネタバレ考察あるけど嘘バレが多いんですよね…あんまりネットにアップしないほうが良いのかも。皆ネタバレしないようにしてる気がしますね~。
>オダッチの凄いところは…。
人の上に立つ人達の特徴、覇気、干支、「3」、仲間になる人達のルール、etc…大人がニヤっとなる仕掛けが盛りだくさんなのに子供が楽しめる王道の少年漫画として長期連載。もう誰も真似できない偉業ですよね~。
トラファルガーローなんて理系の特徴が必殺技ですもんw オモロっ。
シャンクスの設定ページもニヤニヤでした。
コメント失礼します。私もよかったと思います。私はワンピースの知識量が少ないので何とも言えないのですが背景とかは鉄板でありますが感動しました。酷評を一方的に否定してると言ってる人もいますけど明らかに賛成派を見下したり否定する意見が多いように感じます。特に言ってる本人。いろんな楽しみ方があっていいと思いますけどね!
池田さんは、どうやってもシャアにしか聞こえずで、それはもう先入観っていうとこでして、ご自身の代表的なキャラがある事の弊害とでもいいましょうか、耳からシャア・アズナブルが離れてくれんのです。
それが本作を観た事で、池田さんを起用した理由ってのが、俺の中に出来上がった感じです。
俳優さんには稀にある感覚なのですが、声優さんに感じたのは初めての事で…さすがの貫禄でした。
コメントありがとうです。
本編以外の映像作品があった事を初めて知りました。いやあ、勿体ない事した!俺もそれを観れていたら、もっと作品を楽しめてたかもと思うと残念でなりません。
本作は下地を用意してくれてたのですね。
しっかり堪能してから2回目観に行こうかなと思います!
hihyou777さん
私がいつ「酷評の意見を一方的に否定」しましたか?
どこの文章をどう読んだらそういう解釈というか見解になるのですか?
また、他人にコメントなさるならば、御自身のコメント欄も書き込み可にしておくのがフェアだと思いますよ?
酷評の意見を一方的に否定すんのはさすがにどうかしてる。 賛成派は些細な描写からも物語の行間を読む事が出来る読解力を有する人?
そもそも批判されても仕方いようなところは間違いなくあるわけだし否定派にも些細な描写からも物語の行間を読む事が出来る読解力を有する人がいるからこそこれだけたくさん酷評されてるわけだろ
元のレビューは何も否定しません(ウタへ感情移入できるか、シャンクスへの親としての違和感や映画に何を期待していたかによって評価は分かれるので)
ただ※8月13日追記 の部分、これは凄いっすね。
自分をコアなファン、読解力がある人と思い込みたくて一生懸命なんですか?悔しい思いでもしたんですか?ちなみにあなたが酷評しているジョンウィック、映画好きは好評している方のほうが多いです。(あなたが付けた星1は1%)
マイナスな評価に腹立てすぎですよ笑
「自分は最高だと感じた」これでいい。
良かったです笑
レビュー文が長すぎて熟読できてませんが笑
良かった側に一票です!
(こんなこと書かかないといけないという世の中になって欲しくは無かったのですが。ONE PIECEファンとして悲しくて。)
おきたさん、コメントありがとうございます。
「ONE PIECE映画の定義」が人によって違うでしょうから、そこが同じでなければ個人的評価は千差万別でしょうね。
私個人の意見は「非常に優れたONE PIECE映画」だと思いました。(ネタバレせぬよう「生じた出来事に一喜一憂」とまとめましたが)
視点というより視野の違いかと感じます。
例えば源氏物語の「雲隠」のように、極限まで描写を削ぎ落とすからこそ深まる表現もある。(シャンクスはその代表格)
もちろん、評価するのはどなたでも自由であり、他者に押し付けるものではありませんよ。言論・表現の自由は日本国憲法21条で守られていますからね。
ウタのライブでONE PIECE映画では無いことを教えてくれたのですね?
ということはONE PIECE映画としては低評価で受け入れても仕方ないということですか?
こんにちは:-)
私の投稿にコメント頂いたので返信しようとしたけど、何故か自分の所では出来なかったので失礼いたします。いや、おじゃまいたします。
改めてこの投稿読んだら、予習という名の復習(電伝虫ライブ等々)をしてお代わりに行きたくなってきました。ありがとうございます。
小暮閣下も大好きです笑